税理士試験合格おめでとうございます

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geralt / Pixabay

本日は税理士試験の合格発表です。

官報合格(=5科目そろえた合格)された方、おめでとうございます。

科目合格の方は、早ければ土曜日の夕方には結果がわかるでしょう。

合格した後の経過をお伝えします。

 

官報合格その後

税理士は国家資格です。

税理士試験に5科目合格すると、官報に合格者が掲載されます。

今では官報もインターネットで閲覧できます。

 

おおよそ朝の8時から8時半ぐらいには官報がインターネットで見れますので、

始業時間前にパソコンで確認します。

昨年の私も、事務所で同僚のみんなと確認しました。

 

やはり合格すれば嬉しいものですが、

まず最初に思ったことは「やっと試験勉強が終わった」という安堵感でした。

私の場合は税理士試験の勉強を始めてからちょうど10年で合格しましたので、

感慨深いものがありました。

 

官報合格すると、自宅に合格証書が送られてきます。

これで晴れて税理士有資格者です。

 

有資格者となれば、あとは税理士登録が待っています。

実務経験が2年以上の証明を、会計事務所にだしてもらい

必要書類をそろえて所属する税理士会に登録を申請します。

 

早ければ、来年の3月には税理士バッジと税理士証票をもらい

税理士を名乗ることが出来ます。

 

科目合格したら

科目合格すれば、来年に向けて動き始めます。

また、科目選択の必要性も出てきます。

 

科目選択は非常に悩ましい問題です。

実務面を考えるのであれば、消費税や相続税が実用的です。

一年でも早く合格したいというベクトルであれば、

いわゆるミニ税法といわれる国税徴収法などが考えられます。

 

科目選択のポイントは、ご自身がどの方向性で仕事をするかにもよります。

私の場合は、合格前から相続関連業務に従事しており

相続税法は実務上も必須でしたので迷いませんでした。

 

ミニ税法にはミニ税法の難しさがあります。

ミニ税法と呼ばれる科目は、合格ラインが高く非常にハイレベルの点数が求められます。

法人税法や所得税法とくらべてよりミスできない試験となります。

 

合格できなかったその後

残念ながら合格できなかった場合も、来年の試験を受ける決意があれば

すぐにでも勉強を始める必要があります。

 

ただし、ここでも科目選択の必要があります。

もしご自身の答案に自信があったにも関わらず合格できなかった場合は

試験科目との相性が良くない可能性もあります。

 

以前のブログでもお伝えしましたが、

合格できなかった場合、何が問題だったかはわかりません。

具体的な点数もわかりません。

個人的には5年挑戦してダメなら相性のせいにして科目を変更することも考慮すべきかと。

 

今まで受験してきた科目を変更することには勇気が必要ですが

こだわりすぎるとドツボにはまります。

いずれにせよ試験に合格しても税理士は勉強し続ける必要があります。

であればサッと合格できそうな科目にシフトチェンジも選択肢として考慮しましょう。

 

まとめ

専門学校のパンフレットなどには最短で2年で合格できますなどと書いていますが、

実際に2年とか3年で合格できる人はほんの一握りです。

 

諦めたらそこですべて終わりです。

合格できるまで頑張るというマインドを維持できるように、

モチベーションをあげる工夫をしましょう。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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