税理士試験を通信講座で突破する!

壁登り

Barni1 / Pixabay

税理士試験の受験スタイルは大きく分けて2種類です。

学校に通う通学講座か、教材が家に届く通信講座か。

私は5科目すべてを通信で合格しました。(プロフィール参照

学校が近くにない受験生も多いと思いますので、通信講座でのコツをお伝えできればと思います。

 

合格のコツその① スケジューリング

通信講座では、音声であれDVDであれ、自宅に定期的に教材が届きます。

開けていただくと、自宅でこなす分量の教材が入っていますが、

このときに必ずスケジュール表を確認しましょう。

 

通信講座では、だれもこの日に勉強しなさいと言ってくれません。

通学講座であれば、授業のある日に学校に行けれさえすれば、

勉強する環境は半強制的に整います。やるかどうかは別ですが。

 

通信講座では、自分でその勉強する環境を整える必要があります。

特にスケジューリングは大事です。なるべく通学講座とあわせましょう。

 

相続税法も法人税法も、基本的に週に2回の講義をこなす必要があります。

例えば私の場合ですと、

一週間を日曜日から始めると考え、

日曜日→講義①

月曜日と火曜日→講義①の宿題・課題

水曜日→講義②

木曜日と金曜日→講義②の宿題・課題

土曜日は予備日

としていました。

 

予備日を設けることが重要です。

一週間のうちで、消化できなかった場合は予備日を使えばよいという

心理的な余裕が必要です。

一週間の予定をそつなくこなせれば、土曜日はその週以前の分の復習にあてます。

 

予習は一切していませんでした。復習あるのみです。

 

また、通信講座をためがちになる人もいると思います。

私も仕事が忙しいときは、溜めていたこともありますが、

忙しい時期が過ぎたときに、有給休暇をとるなどして必ず消化していました。

あとは年末年始やゴールデンウィークも集中して勉強に充てるように心がけていました。

 

特に、法人税法の受験生は受かるまでは、

勉強最優先を家族に宣言したほうが良いと思います。

なにせ分量が多いので、一回の講義がものすごく進みます。

 

合格のコツその② 添削問題は必ず出す

通信講座では、講師に質問をする機会は通学講座よりも圧倒的に少ないです。

添削問題の提出は、講師とコミュニケーションをとる数少ない機会ですので、

解ききれなくても、多少遅れても私は提出はしていました。

 

その際に、質問シートなるものを一緒に入れたりして、

講義で分かりにくかったことの質問をしていました。

 

現状把握のためと、講師に励ましてもらうことも大切です。

受験生は孤独なものですが、通信講座の受講生は特に、周りに受験生がいなければ

通学講座の受験生よりももっと孤独です。

私の場合は、「勉強は一人でするもんだ」という意識がありましたので

寂しくはなかったですが、そうでない人も多いと思います。

 

通信講座の講師はそのあたりのフォローも長年の経験で分かっておられますので、

思う存分励ましてもらいましょう!(笑)

それでもひとりがつらいときはこんな本もおすすめです。

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添削問題は提出前に、答案用紙をコピーしたりして自分で採点をしていました。

間違いノートを作るためには、添削がかえってきてからでは遅いです。

どこで間違えたか、すぐに忘れます。

情報は記憶に鮮明なうちに記録しましょう。

 

添削がかえってきたら、講師のコメントなどを読み、

解きなおしに取り組んでみてください。

添削問題は提出してから2週間~3週間ぐらいでかえってきますので、

程よく忘れた状態で解きなおすことで、記憶を呼び戻し、解きなおしでもミスが少なくなります。

解きなおしの前には、間違いノートをサッと見返しておくことを忘れずに。

 

私の場合は、法人税法については仕事の関係上、学校で模試を受けることも出来ませんでした。

臨場感に慣れるという意味では、学校での模試も必要かもしれませんが、

必ずしもそうではないということです。

どっちにしても、受験当日は緊張しますので。

まとめ

繰り返しますが受験生は孤独です。

でも孤独で良いと思います。

あまり周囲の受験生の話しに惑わされず、サポートしてくれる家族に感謝しつつ、

黙々と勉強をこなしていきましょう。

 

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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