「ギグ・エコノミー」を読んでその③

タスク

geralt / Pixabay

本日は、昨日の続きから

ギグ・エコノミーの第2部:休みを増やすをレビューします。

お付き合いください。

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リスクを軽減して不安に立ち向かう

独立するにあたり、いろいろなことに不安を感じます。

お客さんからオファーをもらえるだろうか

自分自身が満足できる収入が得られるだろうか

休みが取れるだろうか

自由な時間がとれるだろうか

 

今まで独立したことがないので、もちろん不安に感じることもあるでしょうが

うまく付き合うことが必要です。

不安やリスクは真正面から向き合うと分析しやすくなる。

本書では最悪のケースから始めることを勧めています。

 

財産を失う

税理士資格を失う

ホームレスになる

 

これらを実際に書き出し、さらにこれらが実現する可能性を検討すると

意外と可能性としては非常に低いことに気づかされます。

 

また、これらの不安・リスクに対して軽減策を準備しておくと

不安な気持ちが和らぎます。

具体的には

複数の売り上げをつくる(収入の分散化)

保険に入る(税理士職業賠償責任保険への加入を検討する)

未収の売り上げをなくす(業務請負時の契約書の作成)

などリスクをコントロールできるようにします。

 

さらには、

退屈な人生というリスクを考えておく必要もあるでしょう。

no risk no return と言われるように

ある程度のリスクがなければ、その見返りは得られません。

 

不安やリスクを過度に恐れることなく

うまくコントロールし、リスクテイクできるように考えていきます。

 

仕事(ギグ)の合間に休みを取る

雇われている今の状態では、

休みは会社・組織から与えられるものと考えがちです。

今の私もそうです。休みを取るのに申請書を出して許可をもらっています。

 

以前は休みを取る理由まで書かされていましたが、

今は「私用」とだけ記載するようにしています。

しつこく内容を書くように言われたこともありましたが、

無視し続けたら通るようになりました。(笑)

 

ギグ・エコノミーでは、休みについての考え方を変える必要がある。

(中略)

また、働く場所・時間・分量に関する裁量が大きくなるので、

休みを増やす自由度と柔軟性が高まる。

考えるべき問題は、その時間を使って何がしたいか、なのだ。

休みを取っても、何をするか考えておく必要があります。

肉体的な休息も必要ですが、精神的な休息も必要です。

日々の業務で精神的なストレスにさらされ続けていますので。

 

また、私自身は独立後に休みを取ることについて、全く考えていませんでした。

このまま独立していたら、休みなど取らずに仕事に没頭していたでしょう。

 

仕事の分量も休みの取り方も、自分自身の裁量によるところが大きくなります。

休みを意図的にとる、計画化することは従業員思考においては

全く経験できないことです。

 

しっかりとオフの時間をとることで、

仕事のストレスから解放され、リフレッシュと活性化を図れるように

自分自身でコントロールする必要があります。

 

時間への意識を高める

休みの取り方と合わせて考えておくべきは、時間の使い方、時間の認識です。

ギグ・エコノミーでは、フルタイム従業員だったときには考えられないほど

自由に時間を計画・管理することができるようになる。

いつ・どこで・どれだけ仕事をするのかを決める自律性が、

業務請負人ほど高い働き方はない。

(中略)

コンサルタントや業務請負人が売るのは

具体的な成果を効率的かつ効果的に出す能力であって、

デスクに毎日8時間座る意思ではないのだ。

自分自身が時間に対する意識を変える必要がありそうです。

失われた時間は返ってこないとはよく言ったもので。

 

自分自身の時間を売って、お客様に具体的な成果を提供できるように

時間の使い方、生産性の上げ方を考えていきます。

 

時間の使い方については、雇われている今のときから認識すべきでしょう。

時間の無駄遣いを日々の業務にかかった時間をトレースすることで

変更すべき点を特定することが重要です。

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まとめ

フリーランスとしての働き方には

従業員思考でしみついた時間の使い方がそぐわない面が多くあることに気づけました。

 

とはいえ、休みの取り方などは雇われている今の状況では

改善することも難しい面もあります。

 

自分自身が独立した後に、どうしていきたいか考えていきます。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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