税理士が求められるもの

cost

diwou / Pixabay

税理士がお仕事の依頼をうけて求められるものはなんでしょうか?

考えさせられることがありましたので、

自分自身の整理のためにアウトプットします。

 

コストなのか?

税理士に頼むと費用が掛かります。

もちろんのことですが、ほかのどんなサービスを受けても

それがボランティアでない限り、どこかで費用が発生します。

 

この税理士に頼むことのコストを税金と比較されることがよくあります。

税金が安くなるから、安くしてもらえるから税理士に頼むのだと。

 

これはサービスを提供する側とされる側の認識の違いがあると思います。

申告書を税理士が作ることで、結果的に税金が安くなることはありますが、

われわれ税理士は税金を安くするために申告書を作成しているわけではないです。

 

税理士が申告書を作っても、納税者が自分で申告書を作っても、

結果は同じ事が多々あります。

それは、難易度が高くない、適用できる特例がない、そんな場合です。

でも、申告納税額が大きければ大きいほど、ミスをしたときの損失は多大になります。

その責任を負うための税理士報酬でもあります。

 

税理士報酬以上に減税できるのなら、依頼しますとハッキリおっしゃる方もいます。

そうであればご自身で申告したほうが納得感は強いかと。

 

時間なのか?

税理士に申告を頼むと、頼んだひとの時間が節約できる。

これは一理あります。

 

税理士は申告書をつくることでメシを食っています。

もちろん、慣れの部分も大きいかとおもいますが、

それ以上にコツをつかんでいるかと。

 

コツをつかんでいるとは、つまり要領を得ていることにほかならず。

普段申告書を作ることがないひとと、要領を得ているひと。

両者が作成するのに必要な時間は当然違いが出ますし、出て当然かと。

 

申告書作成を税理士に依頼するのは自分の時間を節約するため。

そう思ってもらえるのであれば、税理士に依頼することのメリットは享受できるでしょう。

 

クオリティなのか?

税理士に頼むと適切な申告書を作成してもらえる。

これがわたしが考える税理士に頼むことの一番のメリットかと。

 

申告書を作成するためには

特例の適用を検討したり、基準やルールに則っているか確認するなど、

専門的な知識が必要な場面があります

 

適切な申告書を作ってもらえることの一番の作用は安心です。

自分で作成したら、ミスしてしまうのでは、適切なものが作成できるか、

そう思うお客様も多くいらっしゃいます。

 

日本の税制は複雑で、難しい特例も多くあります。

税務的な判断には、やはりトレーニングも必要です。

 

適用できる特例はキチンと適用し、

基準・ルールに則った適切な申告書を作ってもらうことの効果は

税理士報酬以上に安心を得られることかと。

 

まとめ

世の中にはイロイロな考え方のひとがいます。

組織に属して、仕事を与えられる立場だと、

ハッキリ言って仕事は選べません。

独立したときには、どのようなお客様にご依頼いただきたいか、

よくよく考えて、アウトプットしたいと強く感じる今日この頃です。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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