経理はコツコツがいいですよ、溜めちゃダメ。

経理

rawpixel / Pixabay

この時期、個人事業主さんの悲鳴が聞こえてくることがあります(笑)

確定申告終わらない、経理やってないって。

コツコツ、ルール決めてやりましょ。

 

最悪のパターン

経理がイヤでため込んでしまった。

やらなきゃやらなきゃと思いながら、

ずるずると年が明けて。

 

領収書の整理から、つまりイチから始める必要もあり、

それでも3月15までに申告書を提出しなければ。

 

義務感と焦燥感でどんどん追い詰められていきます。

 

年明けに去年の1月や2月の交通費など

領収書がない費用を思い出せるはずもなく、

覚えていない経費はすべて事業主勘定で処理。または処理できない。

 

経費が計上できないので、利益は増えます。

しかも事業主勘定=プライベート処理で、いわゆる持ち出しの状態。

本来であれば経費のモノを経費に出来ないことほどモッタイナイことはありません。

 

何とか思い出そうとするも、思い出すのにも時間はかかります。

確認ですが、3月15日という期限があり、期限は待ってくれません。

時間は有限です。

 

通常業務も待ってはくれませんので

経理するのに徹夜を繰り返す可能性も。

 

最悪のパターンは、3月15日に間に合わないことです。

間に合わないとどうなるか。

青色申告特別控除、10万円または65万円は適用できません。

これはメッチャ痛いです(笑)

 

年間しっかり経理していれば65万円控除できるのに。。。

ということはその分余計に利益を計上し、税金を払っていることと同じです。

これが最悪のパターン。ゾッとします(笑)

最良のパターン

経理はそんなに得意じゃないけど、

去年のような最悪のパターンの二の舞は踏まない。

 

そう決めたわたしは

年明け以降、経理をコツコツやってきました。

 

最初は月に一度、経理をする日を設けていたものの、

思い出すのに時間がかかることで、頻度を修正。

この時は経理に一日を要していました。およそ7時間。

 

毎週決めた曜日の午前中にやることを決めました。

月に4回、午前中に1.5時間ずつ。

この時は経理に月6時間を要していたのですが。

 

それでも思い出すのに時間がかかる。

普段の仕事の時間を圧迫するので、

苦手だけれども毎日することに軌道修正を。

 

毎朝10分ずつ、これなら思い出す時間は削れます。

月に30日だとすると、30日×10分=300分で5時間。

 

毎日なので時間をかけているという負い目もなく。

毎月始めには前月の経理がまとまっている状態です。

それが分かればその月に修正すべきポイント、力をいれるべきポイントがわかり、

毎月軌道修正しながら、目標到達も可能に。

 

確定申告が始まる2月15日を待たずして、

数字はまとまり、納税計画もバッチリ。

去年までが嘘のようです。

大事なのは習慣化

ここまで読めばわかりますね。

経理することは基本的に毎日発生します。

 

売上の計上

仕入れの計上

販売費および一般管理費の計上

売上の入金確認

経費の振込処理

などなど。

 

イロイロと確認すべき事項はあります。

これを溜めてしまうと、ドンドンイヤになります。

わたしでもイヤです(笑)

 

毎日10分から始めると

習慣化していくと、文字通り慣れていきます。

 

慣れてしまえばこちらの(どちらだ(笑))モノ。

毎日のブログと同じく、習慣化してしまいましょう。

 

経理の習慣化をお手伝いできるように、

独立後のメニューを組んでみたいと考えています。

まとめ

溜めちゃダメ。

壇蜜さんに言ってもらうと、随分とイヤらしく聞こえそうです(笑)

経理が苦手な人は、溜めるよりもコツコツと。

確定申告期限まであと今日を入れて11日。

あきらめず一緒に踏ん張りましょう。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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