税理士合格の決め手 間違いノートを作る

pyramid

※Photo by Stijn te Strake on Unsplash

おはようございます、所属税理士ブロガーのtakasago(@co_develop)です。

税理士試験の勉強はうまく進んでいますか?

ここからは、総合問題、応用問題のオンパレードです。

総合問題はどんどん解く必要がありますが、そこで質問。

間違いノート、ちゃんと作ってますか?

写真のピラミッドのように積み増しが重要です。

 

目次

間違いノートを作る理由

合格者と不合格者の差を分けるものは

イロイロな要素があります。

 

運もあるのかもしれませんが、

ぼくの周りで「間違いノート」を作ってないひとで

合格したひとは非常に少ないです。

 

逆に言うと

合格したひとは大抵、間違いノートを作っています。

 

間違いノートの何が良いかというと

自分の間違いをフィードバックできることです。

 

ここから本試験までは、

多いときは一週間に3~4本の総合問題を解き続ける必要があります。

 

ハッキリ言って

今キッチリと点が取れている問題は、この後もキッチリとれるハズです。

 

点が取れている部分はもう気にしなくてもいいぐらい。

むしろ今気を付けなければいけないのは、

[say img=”https://i2.wp.com/co-develop-ing.com/wp-content/uploads/2018/05/f_f_event_73_s512_f_event_73_1bg-1.png?w=512&ssl=1″ name=”takasago”]どこをどう間違えたのか?[/say]

ということ。

 

大事なコトなので、本ブログでも何度もお伝えしていますが、

税理士試験は点数が取れるところで取れないと、まず間違いなく落ちる

ということ。

 

税理士試験の攻略のコツは、

いかに間違えずに、みんなが取れているところでキチンと取れて、

なおかつ取りこぼしがなく、あといくつ積み増しができるか?

にかかっています。

 

今の時点で間違えている問題については、本番でも間違えます。

なのでこの「間違いをつぶす」作業が必要になります。

それで間違いノートを作れ、と専門学校でも教えるワケです。

 

間違い探しのような感じです。

ぼくも法人税法を受験しているときは、ちょっとズレてきてましたが、

[say img=”https://i2.wp.com/co-develop-ing.com/wp-content/uploads/2018/05/f_f_event_73_s512_f_event_73_1bg-1.png?w=512&ssl=1″ name=”takasago”]あ!!点数低い!ラッキー、ワクワクする[/say]

ってなってました。

もうここまでくれば末期状態です(笑)

 

ぼくは昔から、ウォーリーを探せが結構好きで、

何時間もじーっと見てられるほうなんですが、

このウォーリー=間違い、を探すということに共通項を見出していました。

 

とにかく、総合問題で点数が低いほうが

自分自身にとっては合格に一歩近づくんだというぐらいでちょうどいい。

 

でも、間違いノートってどうやって作るんだ、

という質問が来そうなので、次は良い間違いノートについて語ります。

 

良い間違いノート

良い間違いノートはどう作るのか?ということで

ここからはぼくが実際に間違いノートを作っていた時の

手順を大公開します(笑)

 

[timeline]

[tl label=’手順1′ ] 答え合わせした解答と問題を手元に置く [/tl]

[tl label=’手順2′ ] 間違えた部分の問題を、間違いノートに写す [/tl]

[tl label=’手順3′ ] 間違えた自分の解答を写す[/tl]

[tl label=’手順4′ ] 本来の解答を書く [/tl]

[tl label=’手順5′ ] なぜ間違えたのか、分析する [/tl]

[/timeline]

 

ここで重要なのが手順3と手順5です。

 

まず手順3「間違えた自分の解答を写す」ですが、

これはやってないひとが非常に多いです。

 

なぜこれが重要かというと、

だって、自分の間違いを記すのに、本来の答えだけ書いてどうするんですか?

間違えた自分と向き合う必要があるといえばカッコいいですが。

 

間違いノートの目的はつくることにあらず。

[say img=”https://i2.wp.com/co-develop-ing.com/wp-content/uploads/2018/05/f_f_event_73_s512_f_event_73_1bg-1.png?w=512&ssl=1″ name=”takasago”]間違いノート作成の真の意義は後で見直すことやで[/say]

 

そう!後で見直してこその間違いノートなんです。

みなさん間違いノート作って満足したらそこで試合終了です。

 

そうではなくて後で見返したときに

自分がどう間違えたか?

は非常に重要な情報です。

 

心配しなくても、ぼくも含めて人間は都合よく忘れる生き物です。

間違えた問題も必ず忘れていきます。

それも間違えたことだけではなく、どう間違えたかを忘れます。

 

ここが抜け落ちると、間違いノートを作る意味がなくなります。

どこをどう間違えたのか、を振り返ることで、

自分自身に注意するようにアラートが設定できます。

 

間違えた問題を書き写して、正しい答えを書き写すだけだと

ただの参考書です。

 

そして手順5「なぜ間違えたのか分析する」も大事です。

それは「なぜ間違えたのか」にも何種類かあるからです。

 

たとえば、ある問題を「ケアレスミス」で間違ったとします。

ケアレスミスにもたくさん種類があります。

 

問題用紙から解答用紙に転記ミス

問題用紙で補正率などを転記ミス

時間が足りず電卓ミス

ただの注意力散漫ミス

など、考えてみればケアレスミスにもたくさん種類があります。

 

ほかにミスの種類としては

問題の意図を読み違えるミス

そもそも自分自身の認識が間違えていたミス

ただ単に知識が足りないミス

初めて見た問題で対応できなかったミス

です。

 

自分自身がなぜミスをしたのかを、

この時は苦々しいですが、必ず振り返りましょう。

そして向き合いましょう。

 

ここで臭いものにはフタの精神で

向き合うことをしないと、また間違えます。

だってミスしたことを受け入れてないんだもの。

 

よくあるのがノートだからわかりやすく

色分けしたりをする方がいますが、時間の無駄です。

必要な情報を粛々と書き写し、向き合うだけで充分です。

これが後々、税理士試験合格のための大きな財産となります。

 

積み増し

間違いノートを作ったらどのように活用するか?

最初のうちはもちろん嫌な気分になりますが、

そのうち気が付きます。

 

何度も同じ問題を解いていると

間違えるところが同じだ

ということに。

 

[say img=”https://i2.wp.com/co-develop-ing.com/wp-content/uploads/2018/05/f_f_event_73_s512_f_event_73_1bg-1.png?w=512&ssl=1″ name=”takasago”]そこが君の弱点やで。はよ潰さんかい。[/say]

 

つまりはそういうことです。

よく間違える=弱点です。

 

しっかり、この5月と6月で総合問題を何回も何回も解きなおしていけば

自分自身が間違うポイントに気が付けます。

 

また、総合問題を解く前に、さらっと間違いノートを見ておくと効果的です。

だって問題を解くときに気を付けるから。

 

それでも間違えるならば、

基本問題に戻って、例題を解き、個別問題をノーミスで解けるようになるまで

復習するだけです。

それで弱点が一つずつ潰せます。

 

間違いノートは、どんどん情報を積み増していくことで

その価値が生まれてきます。

 

弱点がない、穴が少ない受験生のほうが

圧倒的に合格の可能性が上がります。

 

間違いノートは弱点に気づき、弱点をつぶすために

コツコツと作っていくことで大きな財産になることを意識しておきましょう。

 

まとめ

間違いノートを作る作業は最初のうちは結構イヤな気持ちになります。

そりゃそうです、だって間違えた自分を受け入れなきゃいけないから。

 

でも続けていけば、自分の弱点に必ず気づけます。

弱点が潰せたその先に合格が見えてきますので、

コツコツと情報を積み増していきましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

目次