所属税理士のささやき 昇給はしょせんは年功序列

階段

※Photo by davide ragusa on Unsplash

おはようございます、今日も休日出勤の所属税理士ブロガーのtakasagoです。

休日出勤については先週書きましたのでこれ以上は書きません(笑)

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本日は、昇給について、思うところを書きます。

 

目次

昇給はサラリーマンの特権

昇給とは、すなわち給料があがること。

これはつまり、基本給のハナシです。

ベースアップ=ベア、と言ったりもしますが。

 

資格を取れば資格手当

子供が生まれたら扶養手当

家を購入したら住宅手当

などなど、手当は基本給に加算されるモノです。

 

サラリーマン、勤め人であれば昇給は年に何回と

雇用契約で定められる場合が多いです。

ちなみにぼくは年一回の昇給を検討することになっています。

 

これがフリーランスであれば

給料はありませんから、昇給という概念がありません。

 

安定して固定の金額が定められるのは

サラリーマンとしての大きなメリットです。

(まあそれでもぼくは、独立したいんですが。。。)

 

昇給するコトの根拠はなんでしょうか?

 

自分の成長と組織の成長と長く組織にいること

昇給を期待するのであれば

何をすれば、どうなれば昇給できるのか。

 

自分の成長

ひとつは、自分が成長したことによるもの。

なぜ自分が成長すれば昇給するのか。

 

自分が成長する

できることが増える

効率が良くなる

より企業の成果に貢献できる

企業の成績があがる=利益が増える

昇給しよう

という良い流れが構築できれば、

自分が成長したら、会社の利益もあがる。

という風にポジティブに捉えられるでしょう。

 

これには客観的に成長したという指標が必要です。

ある程度の客観性を備えた人事評価制度。

これの構築は結構難しいところがあります。

 

人事コンサルタントなんかは

人事制度や人事戦略をこねくり回す構築したりするのがお仕事ですが、

人事評価制度も公平でかつ客観性が求められるので

これだけで本が一冊かけたりするようです。

 

各人の仕事や役割が異なる中で

はたして公平かつ客観的に、人間の成長度合いを測ることができるのか

ぼく自身は分からない部分も多いです。

 

いままでイロイロなところで働き

イロイロな顧問先で人事評価制度を見てきましたが、

実際には中小企業では主観的・感覚的に昇給を決めているところも多いかと。

 

組織の成長

一方、逆の流れもあります。

企業の成績がよかった

従業員に辞めてほしくはない

従業員に還元してモチベーションをあげよう

昇給しよう

というこれまた良い流れもあります。

 

税理士の立場でよく相談されるのは

企業の成績が良かった時には、決算賞与という形で

分かりやすく従業員に賞与を支給するというのが多いです。

 

決算賞与であれば、前期との比較で成績が良かったから支給する

という分かりやすく、かつ支給の明確化が図れます。

さらに決算賞与であれば、昇給の必要はありませんし

決算対策にもなりますので、実務的には検討される頻度が高いです。

 

長く組織にいること

一番最後がぼくにとって最も理解が難しい年功序列です。

年功序列とはつまり、長く組織に属することで

昇給がなされるシステムです。

 

勤続年数や年齢に応じて昇給されるこのシステム。

一般的には個人の能力や実績にかかわらず

給料があがる仕組みを指します。

 

簡単に言うと

長く組織に所属すれば給料が段階的に上がる

ということ。

 

このシステムは、企業が永続的に成長し続けて

はじめて維持されるシステムです。

 

さらに経済状況も成長局面でなければなりません。

 

企業が長く経営し続ければ、し続けるほど

従業員に支払う給与は複利のように増えていきます。

 

今の経済状況を見ても

また働き方の柔軟性を見ても

さらに企業の成長度合いをみても

さらにさらに労働人口の減少をみても

年功序列システムの維持は難しい状況になりつつあります。

 

でも働く側からすると

長く勤めれば勤めるだけ、基本給はあがるので

単純なハナシ、うれしいですよね。

 

でも嬉しいだけでは済まなくなっているのが

今の働き方であり、転職市場の流動性であり

経済状況でもあるのです。

 

嬉しい気持ちは横に置いておいて

今後、自分自身がどうしていくのが良いかを考えてみると。

階段を上った先に何を見るか

昇給と出世は、セットで考えられることも多いです。

 

税理士事務所で出世するコトというのは

よほど大きい税理士法人でもなければ

出世するという考え方はあまりありません。

 

自分自身のキャリアという階段を上った先に

何を見るのか、何を見たいのか。

考え始めると、ぼく自身はその階段を上らずに

横にそれていくことになりそうです。

 

横にそれた先に何が待っているのか

冒頭の写真のようにかすんで今は見えません。

 

不安と期待がまじりあった

不思議な感覚です。

 

その不安と期待を明確にし

進むべき道を自分で選べるように

あるセミナーに参加してきたいと思います。

まとめ

自分自身のキャリアを考えるときは

真面目に仕事をしていれば必ず訪れます。

 

キャリアアップなのか

人間関係なのか様々ですが、立ち止まって考えることも必要です。

ぼく自身も今は立ち止まって考えています。

 

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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