税理士試験のヤマ当ては信じるべきか問題

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おはようございます、京都の所属税理士takasagoです。

税理士試験まで1か月を切り、いよいよヤマ場ですね。

そう、ヤマ場。。。。。。ヤマ!?

この時期、ヤマ当てと称して、出題されそうな問題や論点が

非常に多く出回ります。受験生は信じるべきか、信じないべきか。

ぼくが気を付けていたことをお伝えします。

[alert title=”注意”]

今回の考え方はある程度勉強をしっかりこなせている方向けです。

勉強量が圧倒的に足りない場合は逆に絞る戦略も必要です。

あえて絞ってリスクを取りにいく方は、

TACの現役講師石田さんのブログを参照してください!

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目次

とにかく惑わしてくるから見ない

この時期、大原簿記であれば全国統一模擬試験などとして

範囲を限定しない模擬試験が何回か行われます。

 

この模擬試験でも、通常の授業やテストでも

とにかく、ココが出そう、という情報が付きまとってきます。

 

そして、全国統一模擬試験などでは各専門学校の

ココが出そう=ヤマ当て、出題予想が頻出します。

 

でも考えてみてほしい。

そもそも試験の傾向として、去年ココがでた、とか

10年ぐらい出てない、というものはあるにせよ、

詳細な範囲を限定してないのが本試験です。

 

本試験でどこが出るかは試験問題の表紙をめくるまで

受験生も専門学校の講師も知りようがないのです。

 

出題予想はあくまで参考程度で、受験生にはほかにやるべきことがあります。

それは苦手論点をひとつでも消す、ということです。

 

税理士試験、特に税法の試験は範囲がかなり広範囲です。

よって、得意、不得意、好き、嫌い、な論点がどうしても生まれます。

本試験では広大な範囲の一部しか出題されません。

ここには運の要素もあります、残念ですが。

 

では、その運を引き寄せるためにはどうするか?

今まで勉強してきて苦手、点数が取れない、

そんな問題を可能な限り少なくすることです。

 

応用問題への慣れも必要ですが、

苦手論点をひとつでも潰せば、それだけ得点可能性があがります。

それが基礎的論点であればなおさらです。

 

ぼく自身の体験談では

簿記論の受験の時、連結納税がとても苦手でした。

でも、連結納税を試験前になんとか一通り解けるようにしていて

本番では出題されて何とか解ききれました。

 

さらに、法人税法の試験では、

理論で外国関係の論点が非常に苦手でした。

でもラスト2週間でみっちりと苦手論点をつぶした結果、

やはりここでも出題されて、何とか解ききれました。

 

合格している方にハナシを聞くと、

苦手に思っているところ、自分自身が点が取りづらいと感じるところ

そういうところが本試験では出題されている、そんな印象を持っている方が多いです。

 

苦手なコトに手を付けるのは試験でなくてもイヤなものです。

でも、それを一つ潰せば、少しだけでも運を手繰り寄せられる、

そう信じて残り時間で積み重ねるコトを強くお勧めします。

どこまでやっても正解は試験の後

ここまで言っても、まだヤマ当て、予想を信じたい気持ちがあるのは

仕方がないコトですが、ここでも考えてみてほしい。

 

ヤマ当て、予想問題が外れた時、誰か責任取るの?

ということです。誰も取りません。

 

予想が当たれば、当たりましたと大々的にアピールされますが

外れたらなかったことにされます。

 

予想とはそういうものです。

競馬でも予想が外れて予想師が責任を取っていたら

だれも予想師などやりません。

 

なので、予想はあくまで予想。

講師と玉砕するつもりなら止はしませんが。

 

せっかくここまでおよそ1年間勉強してきて、

さらに言うと、何年も同じ科目を受験してきたら

藁をもすがる気持ちはわかりますが、

予想を信じたがために痛い目にあっては元も子もない。

 

なので、出題予想についてはあくまで参考程度に留めましょう。

しいて言うならその出題予想が自分の苦手分野なら

苦手が潰せるのでラッキーぐらいに考えましょう。

 

例えば、先ほどの例で連結納税がメチャクチャ得意だった場合。

問題を解く時間は早いでしょうが、1点は1点です。

苦手でも解答できれば1点です。

解答できなければ0点です。

 

つまりは得意論点が出ても1点に変わりはないけれど

苦手論点が出たら0点の可能性がある。

どちらのほうがリスクが高いですかね?

ここまで計画通り勉強できなかった方が一発逆転を狙うならば

ここからはあえて絞ってリスクを取る戦略が有効です。

 

得意論点が出題された時と

苦手論点が出題された時、どちらのほうがリスクが高いか。

 

何度もお伝えしていますが、

税理士試験ではみんなが合っているところを間違えるとかなり不利です。

受験生みんながおさえているであろう部分はしっかりと得点できるように

なるべく苦手をなくしましょう。

 

おまけに出題予想は各講師に委ねられる部分も大きいので

講師の数だけ出題予想があります。

ハッキリ言って誰か当たるでしょ、ぐらいの数です(笑)

 

あくまで予想は予想、あっさりと受け止めて

粛々と本番まで積み重ねましょう。

まとめ

苦手をつぶす、苦手をなくすのはかなり負荷が高い作業になりますが

やっておいて損はありません。

今の時点で解けていれば、本試験でも解ける可能性は高いです。

であればなおさら苦手論点をつぶしましょう。

 

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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