顧問もSIMも、契約期間の縛りがないほうが自分にとってもメリットがある

選択できる状態を作りたい

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おはようございます、京都の若ハゲ税理士ジンノです。

何かの契約をするとき、契約期間の縛り(〇年間解約できません、とか解約手数料がものすごく高額になる、とか)を気にしていますでしょうか?

ぼくはひとりで仕事をするようになってお客様と顧問契約を結ぶ際には、契約期間の縛りは設定していません。

また先日、とある事情で家族のためにSIMを契約したのですが、そちらも契約期間の縛りがないモノをチョイスしました。

自分にとって顧問料もSIMも、契約期間の設定や制限がないほうがメリットがあると感じているからです。

 

目次

顧問の契約期間の縛りはアリか

多くの税理士さんにとって顧問のお仕事というのは柱になっているかと思います。

どういうお仕事・サービスを提供するかは税理士さんそれぞれですし、訪問頻度や仕事の内容として記帳代行をするorしない、というのも千差万別です。

 

独立してからいろんな税理士さんのお仕事の仕方を見たり聞いたりしている中で、自分が提供できることでどこに差別化を持ってくるか、お客様に貢献できること、価値を見出せることがあるか、というのは本当に人それぞれだと感じます。

 

ぼくの場合は相続がメインのお仕事という位置づけではありますが、法人や個人のお仕事もお引き受けしているので雑多な内容になりつつあります。現状では法人顧問は新設の法人か事業承継対策が必要なケースが割合として多い状態です。

 

新設の法人の場合には代表のかたが比較的お若いかた、もっというとぼくと年齢層が近い30~40歳代の方が多く、相談相手としての税理士に世代が近いほうが価値を感じてもらえているようです。

 

またぼく自身は相続、事業承継、資産税絡みのお仕事を前職で多く経験させてもらったこともあり、代表者個人の相続対策から株式の移転などの事業承継対策についての提案を業務として提供できる状況です。

事業承継対策については税理士さんのなかではほとんど取り組んでいない方もいらっしゃいますので、違いとして出していきたいなと考えています。

 

今月は新しく法人の顧問契約をいただく先があるのですが、契約書を作成する際には顧問の契約期間を設定しておりません。

 

それはひとりでやっているがゆえの部分もあって、お互いに合わないなと思う瞬間であったり、求められることと提供できることのギャップがある際には契約解除になることもあるでしょう。(いまのところはないですが)

 

そうなったときに契約期間の縛り=いわゆる少なくとも1年とかそういう期間設定はお互いにとって、関係を続けていく際の壁になる可能性が高いです。

 

去年の今頃、Twitterなんかを眺めていましたら契約から2年間は顧問料なしでサービスを提供します、という税理士事務所さんをお見掛けすることがありました。

3年目以降に事業が発展したら回収していくのでしょうが、中途で解約したら働き損になるのかなとか、高額な契約解除料をもらうのかなとか、他人事ながら考えてしまいました。

 

お互いに解除できる、というのがポイントになっているのかなとぼくは感じますがいかがでしょうか。

 

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顧問もSIMも契約期間がないことのメリット・デメリット

冒頭で家族のためにSIMを契約したとお伝えしましたが、契約解除について制限がないというのがとてもイイなと感じました。

 

必要に応じて必要な分だけ、というのはSIMにおいてぼくはポイントにしていたのでメリットを感じたわけです。

また固定費として考えた際に、手放したいときに手放せるというのは意外と大きなポイントです。

 

仮に2年縛りの契約期間においては利用料を抑えて利用できる可能性はありますが、途中で解約するときに解約料がかかるのであればデメリットになるでしょう。

 

何かの契約をするときに「継続することで得られること」と「継続しない場合に得られること」の天秤をかける必要があります。

 

固定費を減らせとはよくお伝えすることでもあるのですが、税理士の顧問料だって売上や利益がかかっていなくてもかかる固定費ですから、じゃあジンノさんの顧問を解除しますと言われる可能性だってあるわけです。

 

こちらとしてもこれ以上はお役に立てないかなと感じて、相手はそうは感じていない場合、顧問の解除を申し出なければ顧問料が入り続けるという大きなメリットがあります。メリットはありますが不義理かなと感じますが。

 

お役に立てない以上は解除すべきでしょうし、相手に悪いなと感じながら仕事をすることの辛さは顧問料がいくらであってもシンドイと思います。

 

メリット・デメリットで考えるときにどちらが自分にとって上回るだろうかと考えることはとても大事で、特に一人でやっている以上は誰からアドバイスをもらえるわけでもないので自律し自立し自戒しければいけません。

 

得てして自分がやりたくないなと感じていることは伝わるものですし、そうなると後腐れなくというのが難しくなるでしょうから、そういう意味でぼく自身は契約期間がないものを選びますし、提供したいと考えています。

 

自動更新するにしても、確認をすることを忘れないようにしたいですね。

 

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まとめ

独立すると自分で決めること、決められること、決めなければいけないこと、たくさんあります。

自分が何をもって決めるかの判断の尺度があると迷わなくて済みます。自分が提供しているものについても改めて考えるキッカケにもなればいいかなと思います。

 

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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