仕事のご紹介があったときの対応を決めておく

仕事の紹介があったときの対応を決めておく

独立後の仕事の課題として営業活動がありました。いまでもバンバン仕事がくる、みたいな状況ではなく不安はありますが、和らいではいます。

ある程度仕事が増えてきたのと同時に対応をある程度決めているからです。

紹介があったときの対応をざっくりとでもいいので決めておきましょう。

目次

既存のお客様からの紹介

お客様からの紹介は頻度としては多くはないですが一定数あります。

またこのご紹介は嬉しいもので、こちらの対応や仕事を評価していただいている証拠でもあります。

お客様からのご紹介はお引き受けする方向ではありますが、いったん事務所のホームページなどを見ていただいてからご連絡をいただくようにお願いしています。

というのもやはりお客様との相性がよくても紹介される方との相性がいいとは限らないからです。

友達の友達は友達、みたいな小学生のときのような感覚では後で「やめておいたほうがよかった」とお互いに思うかもしれません。

ただの友人関係ならいいですが、おカネのやり取りが伴うビジネスですのである程度の距離感というか、相性の良しあしは確認しておきたいところです。

ただ基本的には相性がいいことが多いので、事務所ホームページをご覧いただいたうえで公式LINEなどからご連絡をいただき、ご成約ということも多いです。

ものすごくお客様が多いわけではないのでお客様からのご紹介が多い、という訳ではないですが成約率は高く、お互いに安心できる関係の構築は時間があまりかからない印象かなと。

支部や同業者からの紹介

支部からの紹介というのもあります。

仕事の紹介という意味では相談会場の従事などがメインになりますが、独立後はこういうところからお客様が来たり、ということもあります。

支部からの仕事という意味では記帳指導もそうです。

いろんな相談会がありますのでもし相談会に積極的に参加したいということであれば、支部の税務支援対策委員長に声をかけてみましょう。(いわゆる税対と呼ばれる委員会)

なんて声を掛けたらいいか?というのはシンプルに「開業したてなので相談業務に従事したい」と言えばいいです。

5年目ぐらいまでは全然通用すると思います(笑)

支部の委員長をしている先生ですから税理士の先輩であることが多く、若手に仕事をしてほしいと、委員会活動もしてほしいと感じているかもしれません。

印象としては面倒見のいい先生が多い印象です。

税対委員長は支部の相談業務を取り仕切っていて、税務署や税理士協同組合、納税協会(近畿圏以外では青色申告会)からの従事依頼、税理士派遣依頼があったときに、誰にその仕事を充てるか、行ってもらうか決めます。

イヤイヤ行ってもらうよりかは「自分やりたいです」と言ってくれる人に行ってもらいたいのは本音でしょう。

そういう意味では税対委員長も助かるわけですので、手を挙げておくに越したことはないです。

得意な業務があれば尚更です。

ちなみに私は、記帳指導担当が2年目、11月は相談業務が2件、来年1月にも相談業務が1件あります。(確定申告時期に従事業務以外で)

顔を覚えておいてもらったら優先的に回してもらえる可能性が高いので、営業活動したいなという状況であれば手を挙げてみるのもひとつでしょう。

また私の場合は相続業務にも力を入れているので同業者の税理士から相続業務のご相談や依頼があります。

強みになる業務に取り組んでいるならそれを受けた税理士向けのサポート業務をメニューとして設けておくのもひとつです。

紹介という意味では同業者からの紹介ですので心強いですし、相続業務以外でもご紹介があったりします。

この際も旧知のかたであれば事務所ホームページをご案内いただいていますので、アンマッチは少ないです。

事業関係者からの紹介

事業関係者からの紹介というのは例えば税理士紹介会社、不動産仲介会社、保険代理店などからの紹介です。

こういった先は利害関係が明らかですので私はお引き受けしていませんし、税理士紹介会社との取引はありません。

いわば紹介のやり取りに手数料などがかかるものはやっていないということです。

お客様に対して手数料を払って顧問料を購入しているみたいなことになりますので、誠実じゃないかなと考えているからです。

反対に、税理士紹介会社との取引を通じて税理士業を拡大することもあるでしょうし、それについては否定はしません。

独立後にどういう営業活動をしていくか、どのようなお客様とお付き合いしたいか、どういうルートで仕事が来るようにしたいか、というのは工夫のしどころです。

紹介は全く受けない、というのもスタンスとしてありでしょうし、私のように事務所ホームページでの営業活動と並行して紹介のお客様もお請けするというのもいいでしょう。

紹介のお客様しかお請けしない、というのも方法としてはありだとおもいます。

いろんな営業の仕方があるので工夫しつつ、これが自分に合う方法だというものを見つけていけばいいかなと考えて取り組んでいます。

まとめ

紹介について自分がどう対応しているか整理して書いてみました。

営業活動ひとつとっても全然やらないという人もいれば、混ざっているという方もいるでしょうし、千差万別です。

どういうお客様とどういう出会い方をしたいかによるので、試行錯誤してやっていきますし、独立後はそれが自由にやれるのがいいところです。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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