自分が書いた申告書もどこかで誰かが見ている、と思って仕事をする

自分が書いた申告書もどこかで誰かが見ている、と思って仕事をする

税理士変更の案件というのは一定程度あるものです。

そんな時には過去の申告書を確認することが多いですが、自分の書いた申告書も同様に見られているんだろうな、という意識で仕事をするようにしています。

目次

過去の処理を確認することは貴重

過去の申告書を確認することはやはり大事です。新設法人とか新たに独立起業した個人事業主のかただとここはない部分ですので、変更案件のときはことさら気を遣います。

過去の処理をそのまま踏襲することもありますが、参考程度にみておくということもあり、お客さまの業種や規模などによりその深度が変わります。

お客さまが自分で決算や申告をしているケースは法人だとそれほど多くはないですがあります。

そういった場合だと、結構間違っていることもあり「この申告書の記載や決算書で税務調査がよくこなかったな」と思うことも正直に言うとあります。

個人事業主だとそれなりに自前で申告決算は件数としてはあるのでしょうけれど、税務調査の頻度がそもそも少ないので問題はあるけど通ってしまっている、ということはあり得るのかなと。

いずれにしても過去の処理というのは今後の処理をするためにも必要ですし確認しています。

過去の処理が明らかに間違っているという場合には修正申告もやむなしですが、その際には丁寧に説明をすることが大事です。

またものすごくリスキーな税務処理をしているということも時には起こり得ます。こういった場合は非常に悩ましいです。

税務調査があるかどうかはわかりませんし、指摘されるかどうかもわかりません。

ただ税務調査がきたらここは見られるだろうなという部分はある程度はわかるものですし、この税務処理だと指摘されるかも、というのは正直にお伝えしています。

こういった場合には税理士変更案件の場合には対応が分かれてきます。

それを見越したうえで税理士変更をするのか、その内容を今の税理士に確認して大丈夫だというのであればとりあえず税務調査がくるまではその税理士に頼むみたいなことも対応としてはあります。

得てして今までは定期的に税務調査に来ていてすこし間が空いたりとか、規模が大きくなっていたり、税務処理でリスキーなことをしていると目をつけられて税務調査がくるものです。

税理士が変更になるとそれがキッカケになってしまったかも、ということも時には想像されます。

そうはいっても日々の税務申告や決算は進めていく必要がありますので、気にかけつつやっていくほかありません。

自分の申告書も見られている

自分が誰かの作った申告書を見ているということは反対に、自分が作った申告書も誰かが見ている可能性はあります。

そう思って仕事をするかどうか。

わたし自身は勤めているときに、作成した申告書等は税理士が必ず2人以上でレビューしてもらっていました。

そういうことが可能な組織でしたが今はひとりです。複数人レビューは今の状態ではできないわけですが、外部に相談できるようにはしています。

いわゆるその道のプロと、勤めていた時の先輩税理士で独立しているかたですが、それだけでもやはり安心ではあります。

頻繁に相談に行くわけではないですが困ったなというときに先生ならどうしますか?という形で聞けるような状態です。

法人もそうですがわたしの場合は相続税申告書も作成していて、一時よりも減りましたが相続税申告の更正の請求についてもよく見聞きしました。

解約になった顧問契約の場合なども同様に、そのあとの税理士が申告書や決算書、税務処理を見ているわけです。

そういうことに少なくとも耐えられるようにはしておきたいですし、丁寧にやるに越したことはないです。

外からみて何故この処理をしたのか、というのが何となくでもわからないとやはり粗い処理になっていると自分では考えています。

まとめ

申告書を見ているのは税務署も同じですがそれと同じくらい見られている可能性はあります。

自分の仕事が評価されていると思うと変な気持ちですがそれは税理士として仕事をするうえでは避けられないです。うまく付き合っていくほかないですが後でなんでこの処理をしたのか、というのを聞かれて応えられるようにはしておきたいですね。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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