年末も直前で、12月は税理士業、顧問業の繁忙期と言われています。今年はわたし自身は決算が一件増えたので少し業務量が増えましたが昨日で年内の仕事のダンドリは付きました。
12月から来年以降のことを考える時間が増えたのですがアルバイト雇用をやってみようと動き始めています。
考えてみたことなどを少し整理します。
記帳代行も確定申告も増えてきた5年目
顧問先もおかげさまで少しずつ増えていて、記帳代行のところもそれなりにあります。
記帳代行と言っても通帳のコピーをお預かりしてというタイプのクラシックなものではなく、データ連携やExcel取り込みなどをフル活用しています。
あとはスキャンスナップを使ってレシートや請求書などを取り込むというのもやっていますので、全ての仕訳を手打ちする、という感じではありません。
それでもそれなりの件数になってきているなと感じるので、毎月の処理時間がじわじわと増えています。
まだ自分でやり切れる顧問先件数ではありますがそれもキャパシティの限界が近いように思っていて、年末調整事務なども増えてくるとやはり人手が欲しい、と思う瞬間がでてきました。
また確定申告も事業所得のかたは基本的に顧問契約なので月次の処理は比較的順調に進行期でやれていますが、確定申告の時だけのご依頼でライトな内容のもの、不動産所得などがメインのかたがこちらもじわじわと増えています。
資産税絡みで相続税対策や相続税申告をしたお客様からの継続依頼というケースが多いですね。
お願いされるとお断りするわけにもいかないという状況があります。規定の報酬で全然かまいませんのでぜひお願いしますとおっしゃっていただけますし。
受けない理由があるとすれば自分のキャパシティの問題だけです。
お引き立ていただいてご依頼をいただけるうちは合う方でしたら仕事の依頼は受けたいという気持ちもあります。
そのため、確定申告時期は特に業務量が増えるのでサポートスタッフに入ってもらおうという事を考え、アルバイト募集を始めました。
2か月ほどの期間でひとまず募集して、そのあとももし合いそうなら続けてもらうのもイイかなと思っています。
ストレスは減ったけれど
ひとりで税理士業をしてきて5年。勤めているときよりも格段にストレスは減っています。
やはり人間関係というのは勤めているときにはその職場での快適さに大きなウェートを締めているものです。
ひとりでやっていると人間関係その他もろもろのネガティブなストレスは本当に霧散していきました。
そこまでしんどさを感じていたほうではないですが、それでも感じるぐらいですから。
お金の心配も独立した2年目の終わりぐらいからはあまり切迫感がない感じにはなってきており、心配事も減ってきたように思います。
それでも営業活動は続けていますし、そういう面でのストレスは適度にありますがこれはある意味でポジティブなストレスです。
私の場合は、割とサボりたくなるたちなので、ブログなどの発信はなるべく続けられるものは続けています。一度辞めると復活するのが困難になりそうですので。
また、自分自身がひとりでやっていることから苦言を呈する人が周りにいなくなっています。
もちろん細心の注意を払いつつお客様の申告書を作ったり、応対をしているつもりですが事業の進め方そのものや自分の仕事に対する評価をもらえない状態とも言えます。
そうなると自分と考えの近い人しか周りにいないわけですから自分の考えと違うひとと接触する機会もなく、多様性どころか視野が狭くなりともすると独善的になりかねません。
そういう意味でのポジティブなストレスを自分に与えたほうがいいんじゃないかなと。
あと、自分自身のキャパシティが決まっているわけですからレバレッジを利かせないとどこかで行き詰ります。
自分資本ではなく他人資本を入れていかに事業をうまく運んでいけるか、という部分にも興味はありますので、そのための第一歩としてのアルバイト雇用という位置づけでもあります。
あとは個人的な感想ではあるのですがここ2年ぐらいは売上はじわじわと増えているのですが停滞気味な気がしています。
もう少し違う段階に進みたいと思っていてそういうときって負荷をかけないといけないと思ってマス。筋トレやランニングと同じでずっと同じ重さや速さでトレーニングしてももう一段階上にはいけないですよね。
それと同じで自分の事業にも負荷をかける段階がきたのではないかなと。
まとめ
5年目の後半は特に、このままで大丈夫か?と思うことが増えました。10月に39歳となり、来年は40歳です。もし70歳で仕事をやめる、税理士業を店じまいするにしてもあと30年あるわけです。
ここで一つ負荷をかけてみて違うことへの種まきをまたやって行ったほうがいいのではないかなと。快適ではあるのですが快適すぎることに怖さを感じています。