相続税申告の手持ちがなくなったら

相続税申告の手持ちがなくなったら

独立後は相続税申告の業務もやっていますが、独立前に所属していた部署が相続メインだったこともあります。

また、顧問だけではなく相続の仕事が自分に合っている、ということもやっている理由です。

ただ、相続税申告の仕事は営業活動が難しい面もあり、思うように受注しないこともあります。申告の手持ちがなくなったらどうしているか整理しておきます。

目次

基本は待ちの姿勢

わたし自身は営業活動の軸足を事務所ホームページにしていて、相続業務については他士業の先生からの紹介などとともにホームページからのご依頼が主です。

顧問やスポット相談もそうなのですが事務所ホームページがメインで営業活動をしていると基本は待ちの姿勢になります。

外回りをしてというのも仕事の取り方の一つだと思いますが相続に関しては営業をかけに行くというのが難しい面もあります。

わたしは顧問やスポット相談は特に紹介で仕事を受けておらず、事務所ホームページから自分に合いそうというかたからのご依頼を待つスタイルで、プロセス重視型の営業が合っています。

なので、いつどのタイミングでお客様からご依頼があるかが正直わかりません。

先日も相続業務ではなかったのですが2日間で3件のご依頼がありすべて事務所ホームページからのご相談でした。

そういうことが起きうるのが自分の営業スタイルなので波があることに対して気にしないようにしています。

こういうこともあるよなと。

案件が立て込むこともあれば今月は風が吹いていない、凪の状態だなということもあります。

それにまず慣れておくのがよいでしょう。

そのうえで自分が営業活動するうえでアプローチできるところがあるのであればやっておくに越したことはないです。

これは普段からやっておきたいことで手持ちがなくなったからといって営業かけてすぐに依頼があるかというとそううまくいかないのが実情です。

もっとうまくやれるという人もいるかもしれませんがわたし自身は地道にコツコツやることでここまで営業活動を拓いてきたので自分に合う方法でやるのがよいのかなと。

もちろん紹介で仕事を受けているのであれば手持ちがなくなったら司法書士や弁護士など他士業の先生にアプローチするのもよいでしょう。

自分が決めている、自分に合っていると思う営業ならどんどんやればいいですが、わたしは自分がされてイヤだなと思うような営業はしないと決めているのでその点は考慮に入れたほうがよいです。

仕事がなくなったらからアプローチしてきた、というのは敏感に感じ取られるものです。

年に何件やりたいか決めておく

わたしは税理士業の軸を顧問と相続に置いています。

おかげさまで顧問のほうはじわじわとお客様が増えてきていて今すぐ事業が立ち行かなくなるという状況からは少し離れることができました。

ただ相続の仕事は続けていきたいと思っているので営業活動は続けています。

そのうえで自分が今年、何件の相続の仕事をしたいかと何となくでも決めるようにしています。

もちろん規模などもあって報酬の多い少ないはあるのですが、報酬金額よりも案件の件数を目安にしています。

ちなみに私で言うと大体四半期に一件、3か月に一件というのが理想的な受注ペースです。

もっと相続やりたいということであれば2月に一件など設定してもよいですが、その分営業活動にかける時間やアプローチの仕方が変わってきます。

逆に言うと自分の営業の仕方だと3か月に一件ぐらいがMaxかもなという感覚でいます。

こう思っていても年に4件のうち3件が3月までで固まったりすることもあるのですが、もうそこは仕方がないですし相続の場合は人間の死が申告のスタートなのでコントロールが難しいです。

案件の時期の偏りについては仕方がないとあきらめています。

まとめ

相続税申告の手持ちがなくなったら、という話を書きましたが業務を受ける受けない、何件受けたいかでアプローチの仕方が変わってきます。

慌てず焦らずじっくり取り組んでいきましょう。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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