顧問のご依頼があった際の初回面談で気を付けていることを整理してみます。
ご依頼をいただけるかの確認
この面談は契約を確約するものではなく、最終的にご依頼、お願いしますという意思表示をいただいてから契約書をお送りします、と伝えています。
できるだけ面談の冒頭にです。
そのあと話したときにあれなんか違うかもとなることもあるわけでその状態で契約をするとミスマッチのもとです。
顧問契約においてはこのミスマッチはなるべく防ぎたいと考えているのでそういうご案内の仕方になっています。
こちらの仕事の進め方であったり今の状況をお伺いしていきますが、この「違うかも」と思ったら言える状況というのはお互いに安心です。
それがない状態での顧問契約はお互いにストレスになってしまいますし、続かない原因にもなるでしょう。
期待してくれてかまわないこと、業務の範囲、顧問料そういったことも事前に事務所ホームページからのご依頼であれば掲示してありますので見てくださっている可能性は高いですがそれでもお伝えすべきことはお伝えしています。
あとで言うと言い訳で先に言うと説明、という営業のときの話がありますがこれも意識してのことです。
なるべく早くお伝えしておいたほうがよいでしょうし、こちらもこの内容で納得いただける方としか契約しませんというスタンスを出しています。
受けたい仕事を受ける、ということと同時に受けてはいけない案件を受けない、というのが事業、特に士業の仕事をするうえでは大事なポイントかなと私は考えていますのでこのような運用になっています。
もちろんガンガン取っていくのであればそこまで気にしなくてもよいかもしれませんが、こちらにとってはたくさんいるお客様のひとりでも、お客様からするとひとりの顧問税理士なわけですので。
自分自身のキャパシティとの兼ね合いもあってガンガンお客様からご依頼をいただくことよりも解約やミスマッチの少ない営業を心がけています。
冒頭でのお話のあとに以下のヒアリングをして最終的にご依頼をいただけるか、ゴーの返事かどうかをお客様からいただくようにしていて、そこから契約書締結(基本はオンライン)や会計ソフトの契約のなどの話を進めていきます。
ヒアリングの内容
ヒアリングとしては一般的な内容になっていると考えています。
まずは事業の中身から伺って、税務申告上必要なことを聞いていくという流れです。
このときにも話の流れはありますが例えば聞いておきたいことなどがあれば遠慮なくいっていただくようにお伝えしていて、やはり最初が肝心だからでもあります。
今困っていることや不安なこと、気になることがあれば聞いておいてもらうのが安心です。
顧問の仕事のひとつにお客様の税務会計などの不安をなるべく減らすということを入れていますのでそこにフォーカスしたヒアリングにしています。
この際には過去の申告書も可能であれば拝見して修正や更正の請求などが必要かどうかも併せて確認しています。
仮に修正や更正の請求が必要であればその旨を説明してやっておくかどうか、いくらになるか、税金の金額などと合わせてのご案内です。
私のところだと税理士の顧問で何をしてもらえるのかというのが具体的にイメージできない、税理士と契約するのが初めて、という方も中にはいらっしゃいます。
特に漫画家・同人作家などの個人事業主の方は自分で申告をしていたケースも多く、税理士依頼することの効果を測りかねている方も多いです。
そういうケースも想定しながら一つずつうかがってご契約をいただけるかどうかを改めて最後に確認しています。
まとめ
初回面談も対面のこともあればオンラインのこともあって様々ですがお伺いすることは基本的に同じです。
必ず契約してくださいという雰囲気は出さないようにしていますし、違うかなと思ったらそれはそれでよいです。相性はとても大事な問題ですしご依頼をいただくのはこちらですので。
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