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税理士業プラスアルファをどこまでやるか、やらないか

税理士業プラスアルファをどこまでやるか、やらないか

少し前から税理士以外が行う記帳代行について話題になっていました。税理士として何をプラスアルファで行うのかまた何をしないのかを考えてみたいと思います。

目次

税理士プラスアルファのトレンド

税理士業のプラスアルファもいろいろなトレンドがあります。私が業界に入ったときにはMAS監査を行っている事務所だったのでMAS監査に結構力を入れて営業していたように思います。

また税理士法人に転職してからは、相続税の改正により基礎控除が下がったことで、相続税に関する提案や業務も含めて税理士業の幅として広がったかなと。

最近だと事業承継やM&Aなど中小企業のサポートをしている税理士にとっては、顧問先の社長の高齢化、後継者不足は悩ましい部分ではあるのですが、そういったことを税理士業プラスアルファとしてサポートしている税理士も増えているようです。

さらに最近のトレンドで言うと、経理代行に力を入れている税理士が増えてきているように見えます。

特に地方の中小企業だと経理の人材を採用するのは難しい状況になっていて(採用募集しても人が来ないというのはよく見聞きます)、ある程度人材が揃っている税理士事務所や税理士法人は、お客様の所の経理を代行する業務を担っているようです。

これにより税務顧問もそうですし、経理代行をすることで会社側の経理をワンストップで確認できることがメリットとして大きいです。

会社側からしても経理の担当者を一人雇うよりも税理士事務所に週1や2で経理に来てもらえる方がコスト面でも有利になるケースもあるでしょう。

そのため、今の業界のトレンドとしては経理代行が拡大思考の税理士事務所ではよく耳にする税理士行プラスアルファの業務です。

ほかにも融資支援や資金繰りサポートなども中小企業の社長には税理士事務所が行うサポートとしてニーズがある印象です。

プラスアルファをやるかどうか

そういった業務やりたいかどうかはその時の状況にもよりますし、自分のスタンスにも大きく関わります。

税理士は税務相談、代理申告、税務申告書の作成が無償独占業務になっていますが、これら以外の業務としてそういった派生業務があるわけです。

相続関連でいうと、相続税申告そのものは税理士業務ですが、相続対策についてはいろんな業種や民間の資格を持っている方などがサポートしていることもあります。

経理代行にしても必ずお客様の所の経理代行を税理士しかしてはいけないというわけではないでしょうし、自身がどういうサービス提供をしたいかによってスタンスが大きく変わってきます。

求められることを業務として提供するというのも作戦のひとつです。

私の事務所ではお客様で漫画家・同人作家のお客様が多いため、記帳代行を個人のお客様についてはメインでやっています。

一方で、法人のお客様だと自社で経理をして入力をしているところはチェック業務が主になりますし、相談業務がメインになります。

お客様によって対応が異なるということもありますが、ご自身がどこまで幅を広げたいかっていうのはリソースに大きくかかりますので、考えておいた方が良いです。

まとめ

税理士以外に話す仕事や書く仕事をやっていますが、少し停滞気味で税理士行が忙しいというのが本音ではあります。

なのでこの後の展開としてどういう形を見つけていくか、試行錯誤しながら変わっていければなと。

いろんな税理士事務所や税理士さんの話を聞いているとでは自分の税理士業はどうか、プラスアルファも含めてサービス提供を考えておきたいです。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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