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価値観やスタンスをオープンにすると得られるもの

価値観やスタンスをオープンにすると得られるもの

先日参加したセミナーで価値観をオープンにしようという話がありました。わたし自身は発信を通じて営業しているのですが、そこの部分を強く意識していなかったこともあり、とても新鮮に話を聞けて印象に残っています。価値観オープンにして得られるものについて整理してみます。

目次

知らずにオープンにしていた価値観

わたしは独立して以後、ブログ、YouTube、メルマガなどで発信をして営業活動しています。

その中で調べればわかることについて、あまり強く書いたりを書いたりはしていないのですが、価値観に関することも書いています。

その1つが漫画家・同人作家の方の法人成りの話です。

社会保険対策ができるのであれば、事務手続きなど面倒なことが増えてしまう法人成りを漫画家・同人作家の方にはお勧めしていません。

売り上げの上下動も大きいですし、こちらの報酬としては増えるのですが、そこだけがメリットになってしまってはいけないなと思うからです。

また文芸美術国保であれば社会保険対策できるのに、法人成りすると文芸美術国保は外れていわゆる協会けんぽと厚生年金に加入します。

社会保険料は法人からも負担する(労使折半)ので倍額計算といえます。

所得税もある程度までは平均課税で抑えることができるので、法人成りはおすすめしないというのが私のスタンスです。

この私のスタンスというのが大事です。

価値観はスタンスや考えといってもよいでしょう。明確にしておくことで得られることもあります。

価値観をオープンにして得られるもの

法人成りは必ずやらないといけないものでは今やなくなっています。勧める税理士もいれば勧めない税理士もいる状態です。

お客様はどちらがよいか考えるわけですがどちらが正解というわけでないので悩ましいところです。

それでも判断材料としてシミュレーションなどを提示して(ファクトで示すと私は表現することが多いです)判断していただくしかないです。

勧めない税理士と法人成りしたい顧客とでは完全にミスマッチですから、そういう意味でスタンスを明確にしてオープンにしておくことはお互いのためです。

例えばYouTubeなんかでこの法人成りを勧めていない話をすると結構な割合でバッド評価がつきます。

実際、去年も「法人成りをしたけど、辞めたい」というご相談があり、いま顧問してくださっている税理士先生によく相談してくださいねというお話をしたことがあります。

やはり売り上げの見込みというのが立ちづらく、漫画家・同人作家の方はご本人の仕事が売り上げの源泉でありなおかつボトルネックになっていることも多いので、法人成りしたとして売り上げが増えるわけではありません。

法人成りをして失敗してしまったという話を聞くとやめておけばよかったのになというふうに思うこともあります。

わたし自身は法人成りを勧めていないこともあり、お客様もそれを望んでいない方が多く来てくださいます。

それは価値観をオープンにしているからです。

価値観オープンにしていることでより相性の良いお客様が来やすいと言えるでしょう。

法人成りひとつとっても税理士のスタンスはいろいろあります。

業種によってはあまりマッチしないなということもありますし、こちらとして勧めていないことをどうしてもやりたいというお客様が来てしまうと、その時点で相性としては良くなくなるでしょう。

まとめ

そういったこともあり、以前はYouTube動画でバッド評価がついたりしていると少し気にすることもあったのですが、自分と違う価値観の人なんだなと考えるようになりました。

こういったことをオープンにしておくとより軸がぶれにくくなっていきます。

もちろん状況に合わせていろんなことを変えたりすることも必要ではあるのですが、自分がこう考えているということをオープンにしておく、スタンスを明確にしておくというのは、ご依頼をする方にとっても好ましい状況です。

これからも自分の考えやスタンスをオープンにしていくことを発信の中で続けていきます。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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