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単純接触効果をあえて狙わない

単純接触効果をあえて狙わない

発信で営業していると、メルマガやブログ、動画などを見てご依頼をいただく機会というのは、やはり必然的に多くあります。

少しマーケティングに詳しい方とそういうお話をしていると、「単純接触効果を狙っているんですね」と言われることがありますが、あくまで結果的にそうなっているだけだと私は考えています。

単純接触効果をあえて狙わない意図について整理してみます。

目次

単純接触効果とは

単純接触効果とは、ある物事について普段から接触していると親近感などが湧き、身近に感じる効果とされています。

例えば、大きな会社のテレビコマーシャルやウェブ広告などで、商品の紹介をしていないものがあります。そういったものも、普段目にしているモノを買い物などでは選ぶことが多いということを期待しているわけです。

ビール会社がビールの宣伝ではなく会社の名前を広告しているのは、そういう買い物をする場面で社名をある意味で刷り込まれていることによる、手に取ってもらう可能性の上昇も期待していると考えられています。

普段から目に触れたり情報に触れる機会があると、それを選びたくなるというのは確かによく分かります。人間は誰しも自分の選択を失敗したくないものですので、確からしいことについては選ぶことが多いとされていることも影響としてはあるでしょう。保守的な選択と言えばそうかもしれません。

私で言うと、事務所ホームページの記事やYouTube動画を見てくださっている方からご依頼をいただくときに「以前から見ていたので」というのは言われることがあります。これも単純接触効果と言えるでしょう。

ほかに税理士で発信している人はいますし、発信を継続していて普段から目にしてもらっていたということが、たくさんいる税理士の中から選んでもらう際のきっかけになっていることが想定できます。

SNSで普段からやり取りをしているけれど会うのは初めての際にも、「なんか初めてに思えないですね」という感覚も似た内容です。

結果的に単純接触効果が効果を発揮したと言えると思いますが、あえてそれを狙って発信しているわけではない、というのが私のスタンスです。

狙っているわけではない理由

というのも、私は発信をする前から単純接触効果を狙っているわけではなかった、というのがまず初めにあります。

ブログを始めたのも割と「なんとなく」でしたし、税理士試験が終わって自分の考えなどをまとめるため、もっと言うと試験勉強の時間がなくなってその時間を持て余したから、とも言えます。

単純接触効果を狙うのであれば、頻度は毎日じゃなくても良いと思っています。毎日だとお腹一杯みたいなことも世の中にはあるわけで、私が好きなから揚げも毎日だと飽きます。

単純接触効果を狙うのであれば、もっと簡略な内容でブログを書いたり動画を発信したりすると思います。

私は発信での営業が好きで自分に合っているから、この頻度になっているわけで、何かしらを毎日するというのも自分が飽きないためでもあります。

単純接触効果の威力というのはもちろん侮れないものですが、狙って取れるものでもないかなというのが、私の発信による営業の効果としての戦略のスタンスでもあります。

好きだから続けられるというのはやはり大きいですし、単純接触効果を狙ってということであれば、もっと「依頼してください」という雰囲気が発信の内容から出てきてしまいそうです。

いろんな媒体で発信をしているのは、自分が飽きないようにするためと、それに触れる方が何に良さやどの媒体を選択するかこちらで分からない部分が大きいから、というのがかなりのウェートを占めています。

もちろん単純接触効果を狙って発信をする、継続するというのも良いかもしれませんが、私の場合はそれを狙えるほど器用ではないというのも実際のところはあります。

まとめ

結果的に単純接触効果が生じているが、それを戦略的に狙うのではなく、自分らしい発信を継続することで自然と効果が現れているのがわたしのスタンスです。

単純接触効果とは:普段から接触している物事に対して親近感が湧き、選ばれやすくなる心理効果。大企業の広告戦略などでも活用されている。

わたしが狙わない理由

  • 発信を始めた動機が「なんとなく」だった
  • 税理士試験終了後の時間活用が目的
  • 自分が発信活動を好きで続けているから
  • 単純接触効果を意図すると「依頼してください」という雰囲気が出てしまう可能性
  • 複数媒体での発信は自分が飽きないため、かつ読者の好みが分からないため
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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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