独立して2年ほどは健康に気を使うことがあまりなかったのですが、コロナ禍にもなり減量に取り組み身体の健康維持を意識しています。
それと同時に心の健康、いわゆるメンタルヘルスをどういい状態をキープするか、ということを最近は気にかけるようにしています。
メンタルヘルスのやっかいなところ 目に見えない
メンタルヘルスの不調のやっかいなところは目に見えづらいところです。
私はよくランニングやジョギングをするのですが、夏場は「のどが渇く前に水分補給をする」「のどが渇いたと感じたときにはすでに遅い」みたいなことはよく言われます。
走っているとやはり体から水分が汗として出ていきますのでこまめに水分補給をするのが夏場は熱中症予防のためにも必要です。
メンタルヘルスはどうでしょうか。
体に不調が出たときにはすでに遅いかもしれません。
入院することになったりしたら体の怪我や病気と異なり、いつどういう状態になったら元気になって退院できるかの見通しが立ちづらいです。
私の家族もメンタルヘルスの状態が良くないときには入院をしたことがあります。
その場ではいつまでというのははっきり言いづらいもので、体の病気やケガだといつまで、どういう状態になったら退院と言われましたが、その時にはゴールというものは明示されませんでした。
やることはシンプルで、お薬の調整とよく寝れるようにすること。
あとはストレスのないように散歩に行ったり、趣味のことをしてもいいということでしたので見舞いに行ったときにはよくそういうことを一緒にやっていました。
次第に薬が効いてきたのか夜も眠れるようになり、継続的にいまも診療を受けていますが退院して一時よりかはずいぶんとよくなっています。
メンタルヘルスの健康状態は本人が思っているよりもよくないこともままあるそうです。
自覚症状が出始めたときにはすでに病気が進行していることもあり、そうならないための普段からの予防的な活動が効果が高いと言われました。
これは私の家族の話ではありますが、ひとりで仕事をする以上は健康な状態を維持して仕事を継続していくことがお客様への貢献にもなり得ます。
予防的な活動をいかに取り入れていくかを意識しています。
仕事のしすぎと寝不足
体を動かしてやる仕事ではなく頭を使ってする仕事なのが税理士業です。
脳を使っているというと大げさに聞こえますが専門サービス業ですのでその性質はあるでしょう。
体を動かしてする仕事の場合には体を休めること、仕事のし過ぎがケガや事故につながります。
では主に頭を使ってする仕事の場合も同じで脳を休めることが必要です。
独立後は仕事のやり方やかけられる時間などが比較的自由です。
そうなると仕事が減ることへの不安や、仕事を休むことでの収入への影響を必要以上に気にしてしまいます。
つまり仕事をしすぎる状況に、意識していないとすぐなるということ。
またそれによって仕事を一日の中でもずっとやってしまい、気が休まらず夜中まで仕事をして、寝不足になる。
その寝不足の状態でまた次の仕事をするのですから脳の疲れは取れるはずもありません。
ずっとパフォーマンスが低い状態でする仕事ほど危険なものはないです。
税額への影響が税理士の仕事は直結しますから気を張る状態が常に続くとも言えます。
気持ちとしてはすごくわかるのですが仕事をしすぎると寝不足に陥り、パフォーマンスが落ちて結局のところはお客様の信頼を損なうことに繋がってしまいます。
どこでこの流れを断つか。
仕事のし過ぎがすべての根本になりますので、そこを見直しするべきです。
睡眠不足を気合で補えるのは若いうち、学生時代の試験前ではないのですから、仕事のパフォーマンスを上げるためにも仕事の時間を制限するぐらいのほうがちょうどいいのです。
私の好きな言葉に「心身一如」があります。
健全な身体と精神は一体である、というざっくりとした意味にはなりますが、体の状態が悪ければ精神状態も悪くなりがちです。
体が元気でも精神が良い状態かというと私の場合はその傾向が強いです。
自分の体と心の傾向を把握しておくのはとてもいいことです。
睡眠や運動、食事を通じて体の状態を良くし、趣味や仕事以外の時間で心の状態を良くすることが長く仕事を続けるためにも必要なことだと考えています
まとめ
このブログでも何度かお伝えしてきた「心身一如」について改めて書いてみました。
最近、少し遠い関係ではあるのですがフリーランスのかたが心の健康状態がよくなくなって仕事を続けられなくなったと耳にしました。
長く仕事を続けるためには営業活動を継続することとともに、心身の健康をいかに保つか維持向上していくか、これに尽きると考えています。