報酬が高いと言われることがあるかないかですが、私はあまりないです。というかほとんどないかも。
言われたときの対処法も考えておきましょう。完全に無視するというわけにもいきませんから。
報酬が高いと言われない理由
基本的に面と向かって報酬が高いといわれることはないです。少なくともここ2~3年は思い返してみてもないです。
というのも営業のルートがネットがメインになりつつあり、事務所ホームページに価格表を掲示しているからです。
少なくともこれぐらいはかかるかもなというのは想像してもらいやすい状態にしています。
そのため、いざ問い合わせがあって、ということも少ないですから価格交渉をする機会がかなり少ないです。
そもそも問い合わせが10件あってもご依頼が0件では何の意味もないと考えています。問い合わせが0件でもご依頼が1件あればよいです。
その積み重ねでしかないのかなと。
無料相談から有料につなげるという営業が得意な方もいらっしゃると思いますが、自分自身は無料相談に時間をかけるということは選択していません。
この問い合わせが多い方がいいか少ないほうが良いか、確実なご依頼があればいいと考えるか、無料相談するかしないか、こういったことは営業スタンスですから独立後は自由です。
試行錯誤しながら決めていくのがいいでしょう。特に独立当初は食べず嫌いせずに営業に取り組んでみて自分との相性を推し量ってみるのがおすすめです。
それはさておき。
価格を提示していることでそもそも「高いから安くしてください」とか「相見積もりしてください」ということがずいぶんと減りました。
ご紹介であっても事務所ホームページをご案内することが基本となっていますので、お客様自身が気になる点は事務所ホームページに記載していますからその部分の疑問は事前にクリアにしてもらいやすいです。
そのうえで公式LINEなどで細かい部分の事前確認は受け付けていますのでフォロー出来る状態にしています。
高いと言われたときの対処法
それでも税務相談従事など事務所ホームページを見ていないかたと報酬の話になることがあります。
仮にお願いしたらいくらぐらいかかるのか、と。
個人事業主のかたが大半ですがそういうときでも事務所ホームページの価格を参考に金額をお伝えします。
そもそも個人事業主のかたの多くが自分で入力して自分で申告まで終わらせている方が多いです。
税務上のリスクがある処理などは全く検討されていないケースもあるでしょうし、そもそも間違っているという可能性もあります。
正しく申告ができているかというと何かしら間違っていることがある、というのが正直なところです。
そういう場合には税理士に頼むと税金が自分でやっていたときよりも高く計算されるということはあり得ます。内容としては適切になっているはずですが。
そこをご理解いただけない場合には特に個人事業主の場合にはお願いして税金は高くなり、税理士報酬もかかるということになりますので、自分でやっていただく方がいいでしょう。
ときどき税金と税理士報酬の比較をしたがる方がいます。
税理士に頼むと税金が安くなることももちろんあるのですが(各種特例適用など)あくまで適切な内容になっているかどうかがポイントで、税金が安くなるなら税理士に頼みます、というスタンスだと基本的に受けない税理士のほうが多い印象です。
なので高いと言われたらこれでお願いしていただいているお客様もいらっしゃいますし、無理して請けなくていいのです。
その時点でマッチングしていませんし、報酬のことでアレコレ言われるかたはそのあとも何かしらで報酬を下げようとしたがりますからこちらが疲弊して解約したくなるだけです。
報酬の部分はミスマッチがあると解消するのがどちらかが受け入れるしかなく、その受け入れたほうに不満が必ず残ります。
なのである程度入り口は絞りつつ営業手法はいくつか試しながらというのがおすすめです。
面と向かって高いと言われたらご自身で時間をかけてやれば出来ると思いますし一番リーズナブルですよと言って差し上げましょう。
まとめ
そもそもそんなに高く設定しているつもりはなく、税理士変更案件などで話を聞いていてももっと高いところはあります。
その分、しっかりサポートしてくれているならいいんでしょうけれど、税理士変更案件にはお互いに不満があることが多いのでバイアスがかかった税理士評価がされていることは頭の片隅においておきたいところかなと
少しだけ周囲の価格を気にしつつ報酬としていただいたときにしっかり仕事したいと思える金額にするのがよいです。
報酬を低く抑えてしまうとどこかで手を抜かないといけなくなる時がきっときますから。