独立後、記帳業務をやるかどうか 自分なりのスタンス

独立後、記帳業務をやるかどうか 自分なりのスタンス

独立した後の自分の業務にどういう仕事を想定するか想定しないか、というのは売上や雇用、営業活動に大きな影響があります。

わたし自身は相続業務と顧問業務を柱にしていますが、入力仕事、記帳業務をやるかやらないかは結構悩みました。

結果的に今のスタイルになっていますが、いまのところこのスタイルが自分に合っていると感じていますのでいま悩んでいる方も自分なりのスタイルやスタンスを決めてみましょう。

目次

入力仕事そのものへの考えとスタンス

わたし自身は入力仕事がとても苦手ということもなく、やりたくないというわけではありません。

ただ、いまもってもひとりで仕事をしていることからこなせる分量が自然と決まってきます。

なのでお客様のご要望や規模に応じてお請けすることにしていて、またお請けするにあたっても条件を付けています。

資料の共有のしかたとしては紙ベースでのお預かりはしておらず基本はDropboxなどによるデータでの共有をしてもらいます。

通帳やクレジットカードなども連携できるものについてはクラウド会計を利用してもらうことでお願いしています。

昔ながらの記帳業務はやっておらず、紙資料を預かるにしてもスキャンして取り込むようにしており工夫ができます。

自分がやりたいかどうか、合っているかどうか。やるにしてもやりようはありますので工夫するのがよいでしょう。

やる選択を取るときには仕事の効率化と報酬はよく考えておいた方がよいです。安く請けるとそのうちしんどくなるときがきます。

報酬が低いと依頼の件数は増えやすいですが、業務量も倍々で増えてしまいますので請けきれるかどうかも注意が必要です。

やらない選択肢ももちろんあります。

どちらかというと記帳業務を請けるほうが営業活動としてはやりやすい印象です。その分営業活動のやり方であったりアプローチのしかた、記帳業務は請けないというPRも大切です。

税理士の仕事はAIに奪われるという話はここ数年でもよく見聞きするようになりました。

記帳業務もそのひとつとよく言われるものですが、記帳業務をせずにチェックをメインにする、という場合でもそれは同じように私は考えています。

むしろチェックするということだけであればAIも得意分野ですからなにかしらプラスアルファも考えたいところです。

顧問の件数はセーブする

わたし自身のはなしではありますが相続業務も仕事の柱として据えています。

顧問業務だけならまだまだ請けられる余地はあると自分自身では考えていますが、やりたい仕事=相続の仕事なのでその分の余力を持っていたいと独立当初から考えています。

顧問業務をやらないという選択肢もありですが、もし顧問業務も相続業務もやりたいということであればある程度顧問件数はセーブしたほうがよいです。

前段で触れたように、顧問業務は間口を広げると結構すぐに埋まってくることがあり、顧問先の状況によっては仕事量も増えてきます。

相続の仕事は特に営業という面では難しいです。顧問業務よりもより時間を要したりタイミングが読めない部分が大きいです。

そのための普段の顧問業務のセーブというのは特に意識しておき、顧問のご依頼もがんがん増やすというよりはマッチする人をより選ぶ、選ばれるという状態にしています。

まとめ

相続業務をやるやらない、記帳業務をやるやらないは独立すると自由ですし誰にも縛られません。

営業活動をしつつどういう方向性、スタンスでやっていくか走りながら考えています。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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