事務所ホームページを独立して開業して以来、作成しメンテナンスをしています。
ご依頼をいただくときには事務所ホームページからが多いのですが、こういったところが良かったとおっしゃっていただける点を少しお伝えしていきます。
出しておいて良かったなぁということで感じていただけるご依頼につながったという情報がいくつかあります。3つほどお伝えします。
顔写真
ひとつめが顔写真です。
街の税理士事務所に行っても誰が出てくるかどういう人が出てくるかというのがわからないというのが実際のところではないでしょうか。
私自身ももちろん知らない税理士さんの事務所に行って誰が出てくるかわからないというのはよくあることです。
お客様であればなおさらその可能性が高いわけで、どんな人が対応するのかということがわかればなおさらいいと思います。
最近では顔写真を出している事務所のホームページも見かけますが似顔絵だったり名前だけだったりということもありますので、できれば顔写真を出してどういう人が対応するかというのが見てわかるようにしておくと安心につながります。
ご依頼をいただくためには顔写真が必要かっていうと必ずそうではないんですが、どんな人が応対するか分からないというのは税理士事務所に依頼しよう、相談しようとする際のハードルになる可能性があります。
そうでなくても、敷居が高く感じられる可能性がありますので、その点は十分に考慮した上でどうするかを決めておく方が良いです。
価格表・メニュー
ふたつめは価格表です。
多くの事務所では見積もりをとっていることもあるでしょうし、私の事務所でも普段やらない業務や追加で業務がある場合には見積もりをするということもあるのですが、基本的には事務所ホームページの価格表とメニューに基づいて報酬が決まります。
事務所ホームページを見ていくらですかという問い合わせがない状態にしています。
これの何が良いかというと、やはり依頼をしようと思うと、価格が気になるというのは誰でもそうで、お寿司屋さんに行って時価のものが出てくると会計がいくらかというのはやはり気になるでしょう。
もちろん売上規模や業務の複雑さ記帳代行があるなしでも変わってくる部分もあると思うのですが、ある程度自分がこの価格でやるというふうに決めて出しておかないと事務所ホームページからのご依頼は少なくなると思います。
私がもし何かを依頼する時でも価格の目安というのはわかっていたほうがいいですし、見積もりを取るよりもいくらでこの仕事をしてもらえるのか、顧問をしてもらえるのかということがわかるかどうかで依頼しようかどうかというのがある程度決めていかれると思います。
このためメニューと価格表は特に事務所ホームページを作った時から用意していて、自分の事務所のホームページを価格ですから自信を持って出せるようにしておけばよいです。
価格に関する問い合わせがあると値下げしてでも取りたいと頭の片隅で考えてしまう自分がいますが、値下げすると提供するサービスの質も低下するものです。
なにより値下げしていない正規の価格でのご依頼をいただいているかたに申し訳が立ちません。
スケジュール
みっつめはスケジュールです。
ある程度スケジュールを入れてカレンダーに共有してます。
具体的なスケジュールやタスク、仕事の相手、取引先などはわからないようにしていますが、外から見たときにいつの時間に相談ができるのかということがわかるようにしてあるというだけでも、ご依頼のハードルは下がりやすくなります。
ハードルを下げたいか上げたいかっていうと、私の場合は初めて税理士に依頼する人も多いので特に税理士に初めて依頼する人向けに仕事をしたいということであれば、連絡が取りやすい時間帯などの共有はしておいた方が喜ばれることが多いです。
実際最近もお客様からお伺いしたいということで事務所に行きたいというお話があった時も、いつといつならどうですかという形でスケジュールを見て連絡をしてきていただいた方がたくさんいらっしゃいます。
こういったことを考えると、やはりスケジュールを合わせるというのは忙しい事業者にとってはストレスになることもあるので、ある程度こちらでこの時間は空いていますということ、オープンにしておくと連絡をしやすいというのはあるでしょう。
コミニケーションが取れないと。やはり税務申告や会計処理について不明な点が増えていきますので、経営者や経理の担当の方と連絡をつきやすい状況にしておくっていうのも大事です。
税理士変更の顧問先でよく見聞きするのが税理士と連絡できない、相談できない、担当者がコロコロと代わる、質問しても返事がない、というコミュニケーションに起因するものが多い印象です。
まとめ
業務量のコントロールができていないと質問や対応が後回しになってしまってお客様が不安に感じたり不満が蓄積していきます。
そういうことがないようにもしておきたいですし、ご依頼をいただくにあたってオープンにできることはオープンにして問い合わせではなく依頼がしやすい状況を作ることを心がけています。