私自身は、事務所ホームページやメルマガなどから、お客様のご依頼をいただくケースが多いです。時々SNSや知人の方からのご紹介などもありますが、メインはホームページからになっています。
そのため、自分の事務所ホームページにメニューと価格を独立した時から掲載しているのですが、頻繁に変更していることもあります。価格もそうですし、提供できるメニューもそうです。
以前にご相談をいただいた税理士さんから、メニューや価格を変えることに躊躇しているという話を聞きました。私はその必要はないかなと思っているので、今日はその点について書いてみます。
メニューを変えて驚かれたことがある
私も少し前にコロナの時や消費税が10%になった時にも変更したりしていますが、価格を変えていることもあります。メニューを増やしたということもあるのですが、価格を変えることをあまり負担に感じてはいません。
お客様からすると急に上がったと思うかもしれませんが、すべての方に事前承諾を得るわけではないということがまず1つです。もちろん価格で選んでいただいていた面があると思いますが、10,000円のものが100,000円になっているわけではなく、10,000円のものが15,000円や20,000円になっているというケースはあるかと思います。
そういう時に価格を変えたことをお客様から指摘されたときにどう反応するか。事前に断りを入れておくということも選択肢にはなるのですが、もしそういうことを言われたら、そのお客様は自分のサービスを値段だけで選んでいたのだと感じてしまいます。私は実際そう感じます。
安すぎても問題ですし、高すぎても問題かなという価格の設定問題というのは、独立して7年目になる今でも悩ましいところではあるのです。ただし先にお伝えしたように、すべての方に承諾を得られるわけではなく、また承諾がないからといって値上げしてはいけないというわけではないので、さっと変更してしまうのはいいのかなと思います。
値段だけで選ばれていたということであれば、今後依頼はないでしょうし、お互いにその仕事はなくて良かったと思えるかもしれません。
メニューを変えるきっかけはいくつかある
私自身は、WordPressを使って事務所ホームページやブログを運営しています。そこからお客様にご依頼いただくわけですので、いわば商品を陳列している棚のようなイメージがあります。
飲食店だとメニュー表が置いてあると思いますが、私のサービスは形がないものですので、いわば商品の棚のようなものがあるというふうなイメージでやっています。
なので売れない商品があれば入れ替えたほうが良いでしょうし、売れる商品があるのであればもっと提供できるようにしておくのも良いと思います。なので一定期間置いておいて申し込みがなければ、私はメニューから外すようにしています。
例えば単発決算という、あまり税理士さんがやりたがらない業務があるのですが、不思議なことに年に1件や2件はご依頼があるものです。いくつか条件があって受けるか受けないかを判断していますが、年に1〜2件でもあるだけでも私としては良いと思っていますし、事務所ホームページから仕事をいただくということは、実際のところ費用面でいうとほとんどかかっていないというのが現状です。
紹介だと何割かバックみたいなことがあるのですが、私の場合は事務所ホームページを作って維持するのに、年間30,000円もかかっていない計算になります。なので自分がメニューとして提供したいことがあるのであれば、積極的に掲載しておいてもいいのかなと思います。
あとメニューを変えるきっかけとしては、お客様から「こういうことやってますか」というふうに聞かれるタイミングです。そういうものはニーズがあると思ってもいいかなと思うので、さっと追加してみるのがおすすめです。
意外と見られているようで見られていないということはありますので、あまり気にしすぎずにメニューを変えたり、価格を変えてみても私は良いと思っているので参考にしてみてください。
気にしすぎると逆に何も変えられなくなってしまうので良くないかなという気もしています。筋が良ければ伸ばしていけるようにし、この商品は動かないなというものがあれば、積極的に変えてみるのも良いでしょう。
まとめ
まとめとしては以下のようになります。気にしすぎずにメニューや価格を変えてみましょう。自分の事業にも採算というものがあるでしょうし、商品やサービスの入れ替えは一般的なビジネスであればよくあることです。
メニュー・価格変更のメリット
- 売れないサービスを入れ替えることで効率的な運営ができる
- お客様のニーズに応じてサービスを柔軟に提供できる
- ホームページからの集客コストが低く、試行錯誤しやすい
変更時のポイント
- 全てのお客様の事前承諾は必要ない
- 価格だけで選ばれる関係は長続きしない
- 一定期間反応がないメニューは外す勇気も必要
- お客様からの問い合わせはニーズの証拠
心構え
- 完璧を求めすぎず、まずは試してみることが大切
- 気にしすぎると何も変えられなくなる
- 筋の良いサービスを見極めて伸ばしていく
メニューや価格の変更は、事業を成長させるための自然な過程です。お客様との良い関係を築きながら、柔軟にサービスを改善していくことが重要だと思います。