私は発信で営業しているので、ある程度コツコツと発信を積み重ねることに慣れてきている部分があります。ただ最初のうちは確かにしんどかったですし、続けて良いものかということを考えることもよくありました。
そういったことで悩んでいる方からご相談いただく機会もあるのですが、聞いていると結構自己嫌悪になっている人も多いようですので、そこは少し切り離して考えてもいいんじゃないかという話を今日はしてみます。
発信で営業をするときのあるある
発信営業というと、やはり継続できること、積み重ねられることが求められるのは確かにそうなのですが、頻度については、それぞれが続けやすいペースで良いと私は思っています。週に2日でも1日でも、時々休んでも良いぐらいに思っています。私自身も書き溜めることも多いですし、そういうバランスの取り方もあって良いかなというのが私の考えです。
一方でご相談をいただくと結構多いのが、自己嫌悪になってしまうというご相談です。どういうことかと言うと、やはりうまく書けていないんじゃないかということに対する不安があったり、またアクセスが少なすぎて「この話は面白くなかったんじゃないか」と考えたり、そういうことを考え始めて自己嫌悪になる人が意外と多いようです。
私はもちろん発信をして反省することはあっても良いと思うのですが、それで自己嫌悪になって発信を止めてしまうぐらいなら、自己嫌悪になるような考えを一回横に置いておくぐらいの感覚でやっています。
税理士は真面目な人が多いので、発信したものがお客さんに受け入れられているか、見た人に賛同をいただいているかどうか、もっと言うと、ご依頼がいただけていないならやる価値がないと思う人もいます。
ただ発信を見た人がどういうアクションをするかというのは、こちらではわからない部分が結構多いです。後でご依頼いただくケースというのも意外と多いものです。またこちらが意図せずにアクセスが増える発信も多いですし、すべてのことをコントロールできるかというと、発信についてはそういう面は意外と少ないように感じています。
なのであまり自己嫌悪にならない方がいいんじゃないですかということはお伝えしているのですが、どうしても気になってしまうという方は、ある程度時間を決めたり、アクセスを気にしない方が良いということはアドバイスとして伝えておきたいと思います。
発信のネタはどこから?続けるための工夫
発信を続けるためにはネタがあった方がもちろん良いです。その場その場で考えて発信をするよりかは、続けやすさという点ではその方が続くでしょう。私も以前は朝起きて、例えば何を書こうかと考えたりすることも多かったのですが、その時間は結構しんどいものです。すると後回しにしてしまって結局夜に更新をして自己嫌悪に陥るみたいなことも時々ありました。
そういうことを減らそうと思うと、ネタを集めるということも私は大事だと思っています。ネタ帳というものを準備していて、気がついたことや「これは気になるな」「発信のネタになる」と思ったことはメモするようにしています。
お客様との会話だったり相談だったり、自分が調べてみたものやお客様から聞かれたことなど、色々と拾えるものはあるはずです。意識しておかないと、そういうことがやはり自然と湧いてくるわけではないので、自分で情報を取っていくというのが大事かなと思います。
もしあなたが発信で営業したいと思っていて、その発信を続けたいと思っているのなら、続けるための工夫をしておくのがオススメです。ときにはしんどいこともあるかもしれませんが、その工夫が後々効いてくるみたいなことはよくあります。
今このブログについても、私はとあるところで音声認識入力で入力しています。この入力したものを生成AIに誤字脱字を含めてチェックをしてもらって、読みやすいように整えてまとめを作るみたいなことを私は普通にやっていますし、それで良いと思っています。
これは続けられるように、続けたいからということで、いろんな形があると思いますが、ご自身のスタイルをいかに早く見つけて続けられる工夫を作っていくのがおすすめです。そうすることで、続けるという点において効率化を目指せるとも思います。
工夫のしどころが結果的にほかの発信との違いにもなり得るでしょう。
そういうところは逆に税理士業務とはまた違って、工夫の仕方が割と多いのかなという気もしていますし、それが楽しめるようになると、発信を続けることのしんどさも軽減してくると思います。
もちろん負荷をかけた方が良い場面もあるかもしれませんが、負荷をかけすぎて続かなくなるぐらいなら、その負荷をいかに軽減できるかということも考える余地があると思います。
まとめ
発信は継続が何より重要です。完璧を求めすぎずに、まずは続けられる環境を整えることから始めてみてください。発信で営業を成功させるためのポイントは以下の通りです:
1. 自己嫌悪と距離を置く
- アクセス数や反応に一喜一憂しない
- お客様の行動は完全にはコントロールできないと理解する
- 後からご依頼をいただくケースも多いことを忘れない
2. 継続しやすいペースを見つける
- 無理のない頻度で続ける(週1〜2回でも十分)
- 書き溜めなどのバランス調整も活用する
3. ネタ収集の仕組みを作る
- ネタ帳を準備して気づいたことをメモする
- お客様との会話や相談から拾える情報を意識的に収集する
4. 効率化の工夫を取り入れる
- 音声入力やAI校正などを活用する
- 自分なりの発信スタイルを早く確立する
- 続けることを最優先に、負荷を適切に調整する