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税理士の仕事、なくなるってよ?

ビジネス

Goumbik / Pixabay

昨年くらいから、私の周囲では

経理の仕事がなくなる、税理士という職業がなくなる

といろいろなところで聞くようになりました。

ちょっと待ってよ、ホントに?

ITのインパクトはすごい

雑誌や新聞紙上でもフィンテックということばを見ない日はないくらい

フィンテック(=ファイナンス×テクノロジー)の勢いは凄いものがあります。

税理士事務所でもフリーやマネーフォワードなどクラウド会計の影響を

危惧している人、楽しみにしている人(少数派かも)それぞれです。

確かにクラウド会計を上手に取り込めれば、経理の業務は少なくなるでしょう。

私もデモ画面などを見たことがありますが、会計仕訳が自動で入力されるのを見て

腰が抜けそうになりました。(笑)

 

私の仕事は相続関連業務がメインですが、事務所に入ったころは私もいわゆる月次作業、

決算作業をそれなりのウェートで行っていました。

法人の月次の仕訳入力で400件とか500件とか。

それこそ慣れている人であれば、早く終わるのでしょうが、私はその手入力作業が苦手でした。

今でも苦手です。(ほとんどやってない今では勘定科目コードすらパッとでてきません)

 

さらに、今では入力後の仕訳や税務的な内容を監査(=チェック)までしてくれる

ソフトウェアがあります。人間の出る幕はどんどん減っています。

 

経理業務がどんどん効率化していけば、時間ができます。

他の業務ができてラッキーと思えるかどうか。そこがポイントです。

 

ITが進んでも残る仕事

経理や仕訳入力作業だけが税理士・税理士事務所の仕事ではもちろんありません。

残っていく業務として

経営コンサルティング業務(MAS監査業務を含みます)

相続関連業務

がよく挙げられます。

相続関連業務をメインにする私の実感としてもこの両者は残ると思います。

相続の仕事はオーダーメードが基本

相続の仕事は税金のみならず、家(=血縁関係を基礎にする集団)に大きくかかわります。

「税金は高くてもよいから、こう分けたい・相続したい」というお客様の声もよく聞きます。

要はお金じゃないんだよ、と。

そうなると、前述の「家」つまりは人間関係に踏みこむ必要がありますし、

簡単に言うと巻き込まれます。(笑)

 

 

私も数多くの相続業務に携わってきましたが、

一度として同じ親族関係や人間関係を見かけたことはもちろんありません。

そういった意味でもオーダーメード的な対応が求められていると考えています。

 

それは会社の経営に携わるコンサルティング業務も同じですね。

 

相続の仕事は楽しいのかって?楽しいですよ。

相続業務のお客様は、相続を経験するのが初めての方が大半です。

特に、大幅な税制改正で基礎控除が下がった平成27年1月1日以降は、

「お父さんの時は税金が掛からなかったのに、、、」というお声もいただきます。

 

法人業務は毎月の月次の積み重ねの結果、毎期決算がありますので、

会社の経理をしている方、社長さんは税理士と関わることに慣れておられます。

相続業務のお客様は税理士慣れしていない方ばかりです。

 

そうなると何が起きるか?

相続が無事におわると、お客様から非常に感謝され、それを表現してくださいます。

ラブレター、もといお手紙をいただくこともままあります。

(※法人のお客様が感謝しないということではありません。)

また、とても頼りにされます。

先日も遠方のお客様に、申告の状況や気になることはないか電話で伺った際にも

お会いしたことがない私に対して

「不慣れなもんで先生を頼りにしてます」と言っていただきました。

それだけ、税理士という職業に信頼性があることだと日々感じています。

 

やっぱり、税理士とて人間ですから

必要とされる、感謝される経験は定期的に必要かなと私は思いますが、

それはどんな職業でも同じですね。

 

お客様の不安を解消し、うまく相続をしてもらえるよう努めます。