何事もやってみなければわからない。初のセミナー自主開催で得られたモノと課題と今後

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※セミナー開催時の写真

こんにちは、京都のひとり税理士ジンノです。

去る水曜日、初めてのセミナーを開催したのですが、自分にとっては自主開催のセミナーは初めての試み。

普段お客様と話をするのとはまた違った形での「伝える」仕事であり、得られたモノ多く、また課題も見つかりましたのでご報告させていただきます。

 

目次

得られたモノ

自主開催セミナーをして得られたモノを3つ挙げると

[list class=”li-check”]

  • PowerPointが楽しいと感じられた
  • 伝え方の棚卸ができた
  • 聴き手の立場を意識することができた

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こんな感じです。一つずつ解説します。

 

PowerPointが楽しいと感じられた

営業マンの方やビジネスパーソンの方だとプレゼンをしたり、社内で報告をしたり会議をしたりという機会があってPowerPointで資料を作成する機会も多いでしょう。

 

お恥ずかしい話ですが、これまで自分でPowerPointで資料を作ったことがなかったんですね。税理士さんだとそんな機会も少ないかなと思います。

今回もかなりの時間をかけて一から作成しました。スライドの数はちょうど60枚。

 

これを大体3日、時間でいうと15時間ぐらいかけて作成しました。多分時間かけすぎなんでしょうけど、アニメーションをつけるのかとか(結局はつけなかった)、文字の強調とか、ブログに通ずるところもありました。

 

プレゼン資料をPowerPointで作るというのは一つのアウトプットです。毎日ブログを書いてアウトプットしていますが、それとはまた違った形でのアウトプットであり「伝える」仕事です。

 

PowerPointで資料作成というと大変でかつ楽しくないイメージをお持ちの方も多いかなと思いますが、ぼく自身はとても楽しく取り組むことができました。

 

思い返してみると、初めてという高揚感と、自分で作るというクリエイティブなことという認識(ぼくにとってはクリエイティブという意味です)がそうさせていたのかもしれませんが、とにかく楽しく取り組めました。

 

仕事をしていてお久しぶりに感じたことかもしれません(オイ!)急ではあったのですが、セミナーをやるときめておしりに火が付いた感はありましたが(笑)

 

資料の構成を考えたり、どんなことをスライドに落とし込むか、というのは普段は体験できない考えないコトであり、ぼくにとってはゼロからイチを考えるクリエイティブなことと感じました。

ココだけのお話ですがぼくはクリエイターの方、モノづくりの方のお仕事を尊敬しています。自分にはとてもじゃないけどできないということと憧れがあるからです。

 

伝え方の棚卸ができた

税理士業は作業的な部分、いわゆる申告書を作ったり資料を作成したり、仕訳を入力したりハンコを押したり、という仕事が一つあります。

 

もう一つはお客さんに何かを伝えるというコミュニケーション的な部分もあります。

 

例えば法人の顧問先なら、月次決算の試算表で前月の数字、昨年同期との比較、予算との乖離原因、などお話することも多く税理士としてどう感じるか何が原因なのか、経営者や幹部に伝えるというのはとても大事です。

 

これは専門家として「難しいコトを分かりやすく伝える」ということにも通じます。

 

ぼく自身は相続の場面では特にコレを強く意識するようにはしています。なぜかというと中小企業の社長さんや個人事業主など普段から事業を運営していて税理士と付き合いがある場合は、ある程度の会計・税務的な知識や思考が備わっている場合もアリ、言わなくても伝わるコトが多少あります。

 

でも相続の場面ではコレは一切通用しません。特に民法と相続税法の取り扱いの違いだとか、なぜこういう風に計算をするのか、相続税を計算する為だけの価格であるとか、そういうこちらとしては当たり前のコトはお客さんにとっては分からないことだらけ、というのが常です。

 

中小企業の社長さんでも、こと相続の話になると全く分からないというのはよくある話です。

 

今回はセミナーという普段の伝える仕事とはまた別で、学びに来ている人、分からないコトを知ろうとしている人に向けて伝えるというのが求められます。そういった意味で自分の伝え方を見直す非常に良い機会となりました。

 

聴き手の立場を意識することができた

コレは伝え方にも通ずることなのですが、普段の仕事での相談業務ではお客さんのお困りごとがダイレクトにこちらに伝わります。

 

当たり前と言えば当たり前ですが、相談業務の場合は相談に来ているので聞きたいことが既に明らかであり、こちらとしても解答に瞬発力は必要ですが、聞きたいことが明確でクリアというのは正直助かります。

 

相続のご相談で多いのは、どうしたらいいかわからない、というご相談です。コレが一番困るんですが人生相談のようになってしまいます(笑)

 

それはさておき、聞きたいことが明確な状態での税務相談と、聞きたいことがあらかじめわからない状態でのセミナー開催(大枠としての確定申告というテーマはありますが)とは対応が全然違うということです。

 

自分自身がセミナーに参加してみても感じますが、聴き手の対場を意識しているセミナーと、どこかの会の資料や条文を読むだけのセミナーとはやはり異なります。

 

聴き手の立場を意識して学びが多い、気づきが多い、実践したくなる、そういった内容にできるように心掛けました。まだまだの部分が多いかもしれませんが、その部分は実際のセミナーでは質問として受け付けてさらにそれをセミナー内容にフィードバックできたらと考えています。

 

セミナー内容自体もこちらが一方的にならず、聞きたいことが織り込まれている、そういう内容にブラッシュアップしていく必要があるでしょう。

課題と今後

初めての自主開催セミナーで見えてきたこともあります。

課題としては

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  • もっと価値のある内容にブラッシュアップする
  • ニッチなテーマでやってみたい

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という2つです。

 

もっと価値のある内容にブラッシュアップする

初めてのセミナーで参加者の方がお一人という若干寂しい結果となりましたが、ぼくは全然めげていません(笑)

 

むしろもっと価値のある内容にブラッシュアップしてやるぜい、という気合に満ち満ちています。

 

今回はお一人だったのでフィードバックという意味ではまだ積み重ねが少ないです。それでも参加者の方のご意見やもっとこうして欲しいというのを可能な限りセミナーに盛り込みたいです。

 

また自分自身がセミナーにもっと参加してみるというのを意識したいと思います。

話し方、伝え方、立ち回りなど自分がセミナーに参加して上手いなぁ、真似したいなぁと思えるのはとても大事なコトです。自分自身がセミナーに参加して、自分自身のセミナーを客観視できる機会にもなるのかなと。

 

今年はたくさん自分自身も税理士や税に関するコトだけではなく、いろいろな興味があるセミナーに参加したいと思います。

 

ニッチなテーマでやってみたい

これは書籍にも書いてあったのですが、幅の広いテーマではなく、もう少し絞ったテーマでもやってみたいなと。

 

というのもぼくが得意なのは相続やブログに関するコトで、もっと自分が伝えたいこと、好きなことをテーマにしてみたいなと改めて考えています。

確定申告が嫌いとかそういうことではなく、少人数にしてイイ意味でもっと訴求力のある内容も考えてみたいというのが趣旨です。

 

例えば

法人顧問先の相続対策立ち回り術(税理士向け)

もめてる相続のさばき方、書面添付を添えて(税理士向け)

ブログセミナー(士業向け)

ブロガー・ライター向け確定申告セミナー(業種絞り)

THEギリギリ 確定申告何とかします会(来てもらってサポート、確定申告を終わらせる)

というのを今考えています。

 

日程が決まったらアップしていきますので乞うご期待!(書いちゃいましたね、これでやるしかなくなりました(笑))

 

まとめ

自主開催セミナーをやると得られるものをまとめてみました。

普段の税理士業とはまた違った体験がてんこ盛りで、ぼく自身はすごくイイ勉強になりました。

今後も続けていこうかと思います。リクエストもお待ちしております(笑)

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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