若さをアピールポイントとしていない理由

年齢をウリにする?

先日SNSを見ていると30代税理士はとても貴重だ、という話から若さをウリにするかしないかみたいな話になっていました。

私自身は独立後を振り返ってみると若さをアピールポイントにしてきませんでした。理由を書いてみます。

目次

いまが一番若いから

使い古された言葉かもしれませんが、いまから未来に向けての時間軸だといまが一番若い状態です。

何かを始めるときになんかによく使われる言葉ですね。

過去からいまに向けての時間軸だといまが一番年上でもあります。

大事なのは今後どうしていくか、どうしていきたいか、という点であっていまの年齢ではないと考えています。

平均年齢65歳以上と言われる税理士業界では30代だと確かに若手ですが、ある意味後発組です。

経験してきたこともそれぞれ違いますし、税理士になる過程も皆さん異なるでしょう。

SMAPの曲でもあるじゃないですか。「育ってきた環境が違うから~」って。

またこれから年を重ねるについて若さが武器にはならない可能性が高いです。いつまでも若手、というわけにもいかないでしょうし。

若さだけで勝負してないから

いろんな強みがあって違いがあってそれに対して評価してもらってご依頼をいただくことがあります。

いろんな違いがあっていいのですが、若いからという理由だけで仕事の依頼を受けていないつもりです。

要素の一つにはなるでしょうけれど若いからという理由だけで選ばれていると思うとなんだか少し寂しい気もします。

そこに至るまでにいろいろな部分を加味されていてたまたま若かったということならよいかなと。

例えば私でいうとお客様からアンケートをいただいたりご依頼をいただいた決め手を伺うと、年齢が近くて話しやすかった、というのは確かにあります。

年齢が近くなくても話しやすい人はいると思いますし、税理士に依頼をするというのはやはり最初はハードルが高いものです。

年が近いと感覚が近いというのはあるかと思います。

そこを評価してもらうのが大事で、私の事務所でいうと相性を重視しているのはそういう理由からです。

相性といってもいろいろあります。

話がしやすいというのもそうですし、連絡の頻度や仕事のスタンスなんかもあるでしょう。

年齢に縛られないようにしたいから

ご依頼をいただいた際にwebに詳しいから、ITツールを使いこなしているからということを

伺うことがあります。

連絡ツールを見てみますと電話での連絡は基本的に行っておらずその分ほかの連絡ツールは柔軟に対応しています。

メール、公式LINE、チャットツールとしてはChatwork、Slack、Disordなどが対応可能です。

オンライン会議システムもzoom、Googlemeetを使って対応しています。

書類ではなくデータのやり取りもしていてDropboxでのやり取りも推進しています。

改めてみるといろいろとやってはいますが、全てが最新のものではないです。

会計ソフトもクラウド会計ソフトも使えますがオーソドックスなものも使っていますが、この辺りも柔軟に取り込んでいます。

もし自分の年齢が上がってきたとしてもお客様にとっていいと思えるもの、有用かもしれないと思えるものは試して取り込んでいきたいなと。

やっていることは新しくしておきたいというのはあって、税制改正も毎年あちらこちらが変わります。

そういうものについていけなくなったらお客様対応にも支障がでてしまいます。

新しいツールや情報をしっかりキャッチアップしてアップデートしておきたいのは年齢に限らず同じではないでしょうか。

まとめ

たしかに税理士の若手は貴重ではあります。支部の研修会に行っても同世代は片手で数えるぐらいしかいません。

貴重ではあるかもしれませんが、それと相性の良しあしは別ですし、ご自身が求めるものを提供してくれるかも別です。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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