金融教育ってどういうことをお伝えするのがいいか?

金融教育ってどういうことをお伝えするのがいいか?

税理士の仕事のひとつで租税教育というものがあります。小学校から高校までの学生さんを対象に学校で授業をするというもの。

税金の仕組みや意義をお伝えする授業で、希望する税理士は講習を受けて所属支部管轄地域の学校に出向きます。(私は未経験です、別の支部からの業務を請けています)

租税教室も大切な仕事ですが税金だけじゃなくて金融教育も必要だなと考えています。(既にやっているのかもしれませんが)

金融教育としてどういうことをお伝えするのがよいか考えてみます。

目次

金利の仕組み クレジットカード、ローン

金利の仕組みをぼんやりとした理解の上でクレジットカードやローンを組んだり、ときにはリボ払いをしてしまう方が多いそうです。

お金を借りたら返す、利子をつけて、というシンプルな内容ですが知っているのと知っていないのとでは使い方に差が出てきます。

例えば100万円を借りたとして金利が年利12%、返済は元利合わせて月1万円の返済計画だとします。

何年で元本100万円を返済できるでしょうか。

こういった計算の流れがわからないといくら借りていくら返すのかわからなくなり、返済能力を超えて借りてしまうと生活が破綻します。

場合によっては自己破産をする、なんてことも。

ちなみに上記の例だといつまでたっても元本は返済できません。

単純な計算で、今月の返済のうち利息を計算してみますと、

100万円×12%=12万円(年間利息) ひと月換算で12万円÷12か月=1万円

返済が1万円ですからまるまるが利息を返していることになります。元本は減りませんのでこの返済計画だとずっと元本は減りません。

本当にこんなことがあるのかと思うかもしれませんが違法金利の利率でもないですのであり得るでしょう。

クレジットカードや各種ローン(貸付型の奨学金や車、住宅など)はお金を借りてそれを返す、という商品になっているだけですので仕組みとしては同じです。

リボ払いなどはものすごい金利で元本は毎月数千円も減らないみたいなことが出来てしまいます。

ただそれも自分がそういう情報を知らないことによる不利益とも言えますので、金利の話は特に実社会に出たときにはアタマの片隅に置いておきたい情報です。自衛のためでもあります。

投資の仕組み

NISAが拡充されることが発表されたところでタイムリーではありますが、投資をするかどうか、投資ってなんだ、ということも勉強しておきたいところです。

投資をしてお金を増やしたいと誰もが思うものですが、そこにはリスクがつきもの。いわば表裏一体です。

楽して儲けることができるものはなくリスクが多大になります。

リターンが大きければリスクも大きく、リターンが小さければリスクも小さい、そういう相関関係になっています。

投資に見えてもギャンブルに近い感覚のモノもあれば、定期預金だって見方によっては投資です。

私自身は投資を始めたのは独立してから、手元のお金にある程度余裕ができてからです。

iDeCoやNISAは勤務時代は手を付けていませんでした。

投資に関する教育が盛んではなく資産については保守的な考えの方がまだまだ多いですが、上手に付き合っていくこともいいのではないかなと。

投資で生活が破綻するようなことは避けたいですが、自分がどれくらいリスクを取っても大丈夫か、リスクを取りたいか、そういうことを考えるのは投資に限らず様々な場面で活きてきます。

例えば民間の生命保険もそうです。

どういうタイプの保険に加入するか、どういうリスクなら許容できるのか、人によってさまざま家族の状況などにもよるでしょうし。

まとめ

ローンやクレジットカードの仕組み、お金を借りているということ、投資にあたってリスクを考える基本的な部分として金融教育が活きてくるといいなと考えています。

そこから先に税金の話があるのかなと。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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