独立5年目に入りお客様も増えてきていますが最初から多かったわけではないです。お客様が増えたら営業しなくてよいかというとそうではなく。
むしろ出入りがつきものですので、営業活動は細々とでも続ける必要があります。お断りすることもありますが、断らなくてもいいように営業活動しています。
断るのは結構エネルギーがいる
合う合わないもありますがこの方はこの金額でも請けられないとか、請けると脱税の手伝いみたいになってしまって大変になる、みたいなケースはあります。
報酬の支払いもそうです。しょっちゅう遅れるとか待ってくれとか言われると仕事をしなくてもいいんじゃないかと思ってしまいますし、解約したくなるものです。いわばただ働きしている状態ですので。
私が初回無料相談を実施していないのは、こちらも知識の提供を行うという意味で時間がかかるから。
時間がかかるということは仕事として報酬が発生していることを意味します。
サッと答えられるなら時間がかからないだろうと思うかもしれませんが、サッと答えられるようになるまでにかかった時間もあります。
また初回無料相談を強く希望される方は報酬の支払いが困難になるケースも多い印象で、そのあとの継続取引、顧問になってもそれはそれで大変です。
なにより相談することで安心してもらうことを顧問やスポット相談で有料でご依頼をいただいている以上、無料で相談対応は基本的にできないです。
ちょっと聞きたいということであっても、そうではなくても断るのは結構エネルギーがいるものです。
断ることになれていない独立初期のころは特に自分の生活が報酬にかかっていますので、断ることはとても勇気が要ることです。
相手も断られることはないだろうと高をくくっているケースもありますし、このあたりの断ったほうが良い相手というのは経験を重ねると自然と見えてくるものもあるでしょう。
いずれにしても断ることがしんどい、と感じるのであれば断ることがないようにもっていく、というのもひとつの方法で私自身もそうしています。
自分のスタンスを出す、断ることがそもそもないようにする
断るというのはミスマッチな状態です。
向こうは依頼したいかもしれないですがこちらが断りたい、ということが大半でしょう。
この状態が起こりうるのは情報の行き違い、こちらはこういう方はお請けしていませんというのを明確にしていないことも要因の一つです。
ですので私は紹介であってもひとまず事務所ホームページをご覧いただくことを推奨しています。
というのも自分のスタンス、仕事のやり方などを事務所ホームページで説明をしているからです。
依頼をいただく前にそちらに目を通していただき、それでもOKという場合には面談して契約という流れです。
紹介ではなく事務所ホームページから直接ご依頼をいただくこともあります。
そういうかたは特に事務所ホームページをよく見ていただいてからご依頼をいただくのでミスマッチが起こりにくいです。
問い合わせも公式LINEで出来るように念のためしていて、電話番号も掲載していますがものすごく連絡があるわけではないです。むしろ少ないぐらいです。
問い合わせの前段階で気になるであろうことはホームページに記載していることが多いので、依頼前提で細かい部分の打ち合わせのような感じでご連絡をいただくことが多いです。
価格表を出したり顔写真を出していることもご依頼の決め手になると言われることがあります。
ご依頼をいただいた方に決め手は何だったかそれとなく確認するようにしていますが、いろんな要素があり興味深いです。
問い合わせが多いとどうしても失注することも多いですし、応対する時間などもかかります。
◯◯さんだから依頼をしたいと言っていただけるような営業活動を心がけるようにしています。
自然とお断りすることも減ってきたという感じです。
またこういうことはやらない、対応していない業務や業種などもホームページには記載しています。
苦手な方が多い業種などがあれば記載しておくと効果的です。そもそも依頼をしてきませんので。
それでも問い合わせや依頼があれば事務所ホームページをご覧いただくことをお願いしてそれでもということであれば面談することもあります。
ご依頼をいただけることはもちろんありがたいのです。
ただ全てを受けられるわけではないですし、断ることに罪悪感を感じる、うしろめたい、という場合には断ることへの慣れを持つよりも、ミスマッチを減らして断らなくてもよい状態を目指すというほうが現実的でしょう。
断ることに慣れると言われることもありますが、私の場合はいつまでたってもしんどかったので入り口を狭くしています。
最初のころは収入も少ないでしょうからある程度間口を広げておくことも必要ですが、タイミングを見て徐々に狭めてみるとよいかもしれません。
まとめ
断ることへの罪悪感を持つ必要はありませんが、せっかくご依頼いただいたのに、と思うことは自然なことです。
そういう感情が増えるとストレスになってしまいますので、そういうことがないように営業活動することも私は可能かなと考えて独立後は取り組んでいます。
どういうお客様にご依頼をいただきたいか、お客様のことを想像しつつ自分のスタンスを打ち出すようにしています。
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