独立当初のほうが悩みは少なかった、しんどかったけれども

独立当初のほうが悩みは少なかった、しんどかったけれども

いまから独立する、独立して間もないかたと話す機会があるといつが一番しんどかったか、という話題になることがあります。

しんどさで言うと独立当初ですが悩みは少なかったですね。シンプルでした。

目次

しんどさ>悩みの独立当初

独立当初、1~2年目終わりぐらいまではしんどさのほうが勝っていました。どういうしんどさかというと仕事が少ないのでお金がどんどん減っていくしんどさです。

これは独立してから実感することかもしれませんがお客様ゼロでスタートするととにかくお金の減りが早いです。

生活費も事業用資金も借入していたとしてもみるみる預金残高が減っていきます。

フハハハハとときどき笑いたくなるぐらいのときもありました。2回ほどそんな状態になり、来月仕事のご依頼がある程度なければアルバイトだなということも。

そういう意味でのしんどさがありましたが悩みは少なかったです。

やるべきことは決まっています、営業と資金繰りのチェックだけですのでシンプルです。

税理士業と行っても申告実務はお客様がいないと何もすることがありませんし、支部などの税務相談も件数はしれてます。

自分にご依頼をいただける方を増やすべく営業するしかむしろ仕事がないわけですからやるべきことは決まっていますし。

不慣れな営業活動や減っていく預金残高というしんどさはありますが悩みは少なかったですね。

むしろある程度落ち着いてきた今のほうが悩みとしては多いかもしれません。

しんどさ<悩みの独立後のいま

ある程度お客様からご依頼をいただけるようになるとしんどさは軽減します。

営業活動もやめようと思えばいつでもやめられるわけですし、預金残高もキープから徐々に増えるみたいな状況だと安心はします。

ただいつまでもこの状況が続くわけではないでしょうし、今度はもう少し先のことを考え始めます。

お客様はどこまで増えるのか、ひとりでやっているのであれば増やしても大丈夫なのか。

またパートさんなど雇用を考えるのか、ひとりでやれる範囲でやるのか。雇うなら事務所を借りるのか借りないのか。

こういったことが悩みとしては増えてきました。

自分自身がどういう方向性でやっていこうかどうしようかという部分ですね。ある程度軸は持っているつもりですがまだまだ先は長いです。

ブログを書いているひとり税理士のかただと多くがセンパイで50代前後の方も多いです。

そのかたから見た将来的なスタイルやそこからの税理士業を終えるまでの期間と、自分自身が30代後半の今からの期間とはまた違うものでしょう。

55歳からの10年後の65歳と、38歳からの27年後の65歳では中身が全然違う気がしています。

そういう点ではしんどさよりもやはり悩みのほうが大きいというか、どうやっていこうかなと考えることが増えました。

ある意味ぜいたくと言えるかもしれませんね。

正解がないことを考える時間ができたと言えばそうですし、ある程度お客様からのご依頼があってこそですので。

まとめ

ひとりでやる分にはキャパシティさえ見誤らなければ悩みは減ると思いますが、この先のことを考えたりするとそれでよいのだろうか、という気持ちもわいてきます。

いまのところはすぐに人手が欲しいとかそういうことはないのですが、事務所運営として考えておきたい部分です。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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