個人の確定申告業務を平準化するためにやっていること

個人の確定申告業務を平準化するためにやっていること

繁忙期と呼ばれる12月から3月までは仕事が集中しがちです。特に個人の確定申告業務がある場合にはその期間に業務量が増えます。

わたし自身も個人の確定申告業務を請け負っていますがものすごく忙しくて夕方以降も仕事をするみたいなことは少なくとも独立後はほぼありません。

平準化しているのと請けられる仕事を限定しているからです。

目次

業務の平準化

独立していきなり法人顧問契約をバンバン取れるひともいるかもしれませんが、仕事の取りやすさで言うと個人の確定申告のほうが取りやすいです。

独立当初だからということで独立のタイミングによっては時間もあるでしょうし、安く多く請けることが法人よりも個人のほうがやりやすいです。

ただそういう営業のしかたをするとどこかでしんどくなる可能性が高いので、わたし自身はものすごく積極的に個人の確定申告業務の営業はしていません。

ご依頼があればお請けするというスタンスです。

それでもありがたいことにご依頼があることでそれなりの業務量にはなっています。

順番としては個人の確定申告のご依頼が増えてきて、法人の顧問が増えてきて、合間に相続税関連業務のご依頼がある、というのが独立後3回目の確定申告時期(2021年年明け)ぐらいまでの傾向でした。

法人顧問のご依頼も増えてきていましたし相続がこの時期に重なると業務量がかなり多くなりますので、個人の確定申告業務を平準化しようとそこからいくつか工夫をしています。

ひとつが、一年分をまとめてお預かりするという形での関与はやめたということです。

2019年の1月に独立をして最初の確定申告時期はドサッとまとめて預かることがありました。

というのもその前の年は勤務していましたしお互いに準備も何もない状態でしたので致し方ない部分が大きかったからです。

ただ来年もその状態だとしんどそうだなと2019年の確定申告時期が終わって感じていたので、そこから平準化に向けて取り組み始めます。

具体的にはドサッと預かるのをやめるため、年内に一度資料と状況確認のためにコンタクトを取るということをはじめました。

だいたい10月から11月ぐらいにはご連絡をして、9月まで、10月までの資料の預りと事業の変更具合などを確認します。

事前に資料を預かっておけると、年内にでも着手して途中までは仕上げることができます。

またお客様にも準備をしていただけるように意識づけができるのかなと。

年末年始で手があいたときにデータ成形なども含めて取り組んでいて、レシートをまとめて預かることもいまはほぼありません。

年明けに他の確定申告に必要な書類を送っていただいて仕上げて申告まで、という流れです。

平準化のために取引量が多いかたについてはデータでお預かりすることをしています。イチから入力するというのはマンパワー的にも時間が取れなくなりつつあり、それをご希望の方は一定量以上のかたは報酬が上がる仕組みです。

今後はインボイスの開始もあるのでデータの中身のほうもお伝えしつつ、やっていくことになるでしょう。

請けられる仕事の限定と条件

確定申告のご相談はインボイス制度が始まると今後も増えてくるかもしれません。

そうでなくても独立当初は特にガンガン仕事を請けたくなるものですし、食べていくのに仕事は必要です。

その状況でも請けられる仕事はある程度限定して自分の中でだけでも条件を付けています。

前段で触れたようにドサッと一年分のレシートを預かって、という仕事はわたし自身は得意ではなくツールを使ったとしてもかなり時間がかかります。

そのため、一年分ドサッとの仕事で仮に月の仕訳が100を超えてくるような場合にはデータでもらえるもしくは今後は顧問契約じゃないとお請けできないという話をしています。

売上ベースでの線引きもいいでしょう。

消費税の課税事業者になるぐらいの売上、インボイス登録をしているのであれば消費税の申告納税が必要になりますから単発でやるにしてもそれなりの報酬にしておかないと、手間に比べて安請けしてしまう可能性が高くなります。

不動産賃貸で資料がかなりしっかり揃っているということであればOKなどいろんな条件が設定できます。

仕事を請ける請けないは独立すると自分次第です。

雑所得の内容であればデータ預りもしくは一緒に申告書を作成するコンサルティングにしてもよいです。

事業所得での申告と不動産所得しか請けないという税理士もいますし、雑所得しか請けない、個人の確定申告はまったく請けないというケースもあるようですから、どのようにやっていきたいかを含めて検討しておくのがおすすめです。

まとめ

個人の確定申告のほうが業務としてご依頼を受けやすいというのはありますが、法人顧問よりも報酬が抑えめになりがちです。

請ける請けないの判断基準、請けるとしたらどういうかただけ、請けないかたはどういう内容というのはあらかじめ決めておくと仕事をしやすくなります。

断るというのはエネルギーがかかりますしストレスになることもありますので、自分のスタンスは事務所ホームページなどにおいて置いて見えるようにしておくのもおすすめです。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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