どこを軸にして営業活動するか

どこを軸にして営業活動するか

税理士にとっては繁忙期であり稼ぎ時であり活発に仕事をしている方も多いです。自分も含めてですが。

そんななかでクライアント等に対する怨嗟のことばもSNS中心に見聞きすることが特に多いのも今の時期ですね。

どこを軸にして営業活動するかは独立後の私にとってテーマのひとつです。

目次

業務を主軸にしない

所得税の確定申告だと年一関与、つまり年明け以後にドサッと資料をお預かりして決算書・確定申告書を作っていく、という仕事があります。

その業務自体を受けるか受けないかは独立すると自分次第です。

勤務の時はイヤな思い出があって受けないというのも選択肢です。ただ私のところは年一関与のお客様もいらっしゃいます。

業務で受ける受けないを決めていないのでそれを主軸にしていないということです。

例えばAさんというスポット、年一関与の事業所得の人がいるとします。

年一確定申告の仕事を受けないということであれば受けないのでしょうけれど、資料もきちんとそろえてくれて報告打ち合わせでも困るようなことは言わない、という場合だとどうでしょうか。

ご依頼を継続してもいいのではないかと感じるのでは。

やれなんでこんなに税額が増えているのかとか経費が少ないから計上漏れしているのではとこちらにいろいろと押し付けてくるようなかただと同じ仕事量、年一業務でも受けたくないというのが正直なところです。

確定申告に限らず相続税申告などもそうです。

自分で出来ますか?とか土地の評価だけお願いしますとかを相続人のかたに言われると困ったなと思うことはあります。

ただそれが今までの関係がきちんと構築できているかただったり顧問先からだとどうでしょうか。

業務で受ける受けないを決めてしまうと依頼がものすごく偏る可能性もあり独立当初のひとにはリスクが高くなります。

結局人をみて受けるかどうかを決めており業務で決めないというのが今の私のスタンスです。

人を見て受けるかどうか決める 依頼してもらえるようにする

記帳代行でも資料が遅い、早い、揃っている、揃っていない、いろんな要素があって受ける受けないはあります。

でも業務で絞ることはしていないのでそのひとがどういう人かで決めています。

こういう部分のことを相性といえるのかなと。

何でもかんでも受けてしまうと「受けるべきではない仕事を受けてしまった」と感じることになります。

そうなると他の仕事への影響も含めてストレスが溜まり、モチベーションも下がるのです。

お客様もそのひとだけではないですし、いい対応をしてくださる自分に取ってのいいお客様がたくさんいるはずです。

仕事を続けていくためにもそういう相性の良いお客様をいかに増やしていけるか。

そのための営業活動であり依頼をしてもらえるようにするために考えるべきことです。

特に自分がこういう仕事をしたい、スタンスなどは事務所ホームページやブログサイトなどで発信しておいたほうがよいです。

書いておくとことで防げることはたくさんあります。

自分が意図しない電話問い合わせを減らしたり、そういう対策をしておくことで自分が望むお客様が来るようにコントロールしやすいです。

こういった自分と相性の良いお客様にきていただけるようにフィルターをかけておくというのは自己防衛のためにも必要なことなので意識しています。

営業活動をしていると思わぬことを言われたりされたりするものです。相手に悪気があってもなくても、それに至った原因を探ってつぶしていくほかないです。

私自信は電話での問い合わせが苦手ですが一定数電話での連絡しかできないという相続業務の方もいらっしゃるので電話番号はオープンにしていますが、最初の対応は電話代行にお願いしています。

これもある意味でフィルターをかけていると言えるでしょう。

まとめ

自分の望むお客様、仕事の依頼がくるように出来ることはやっておいたほうがよいです。

結局お客様対応にストレスを強く感じることがふえると事業を続けるのも大変になりますので。

あとは望まないお客様、受けたくないなと思ったらお断りするというマインドがあったほうがよいですね。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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