私自身は、営業活動は事務所ホームページからのお問い合わせがメインです。業務によってはご紹介で仕事を受けているパターンもあります。どういった形で分けているのか整理してお伝えします。
独立当初から徐々に変更
独立当初はご紹介で仕事を受けることがありました。異業種交流会にも参加していましたし、他士業の先生や保険会社の営業担当者、不動産屋さんなどいろんなルートがあったほうがいいと思っていたからです。
ただ紹介で仕事を受けていると、自分が望まない形で契約を結ばないといけないということも徐々に増えてきました。
それは私に断る力がなかったということもそうなのですが、相手が自分のことをどう紹介してるか、よくわからない状態というのが増えてきたためです。
自分のことを紹介してくれるのはもちろん良いのですが、お客さんは紹介された通りのことを期待してご契約をしようとします。
もちろんそれ自体は問題なく、自分がそれはできないと言えば良いのですが、例えば経費についてプライベートのものを入れてくれるなどと紹介されていると、仕事のやりやすさ、やりにくさでいうととてもやりにくいと感じます。
税理士の仕事としてこれはダメとかやってはいけないということをお伝えする、注意喚起するというのもひとつありますので、そういったことをお伝えする事は別に問題は無いのですが、お客様がそれを期待してきている状態とこれはやめといたほうがいいですよねということを確認されるのでは大きく違います。
このため独立してから10ヵ月ほどして事務所ホームページからご依頼をいただける機会も増えてきたので、紹介を受けることを徐々に減らしていきました。
異業種交流会的なものはこのタイミングでスパッとやめていまは人と会うことを目的に会に参加したり、ということはないです。
紹介で仕事を受けるパターン
今では一定のパターンでしか仕事の紹介を受けていません。紹介を受けるといってもわたしのなかでルールがあって、基本的には私の事務所ホームページを見てからご連絡をいただくことにしています。
よくあるのが相続に関するご相談や法人顧問に関するものが他士業の先生からのご依頼では多いです。
同業の税理士でも個人の顧問はやらない、相続税はやらないという税理士はいますので、そういう方からの紹介になれば基本的にはお受けしています。
それでも事務所ホームページを見ていただくことにしているのは、私のスタンスを知ってもらうためです。
また料金表についても掲示しているので、それを見ていただいた方が目安をしれて良いのかなと考えています。
ご紹介があって面談をしていくらですとお伝えしてやっぱりやめときます。というのは相手も言いづらかったりしますので、金額の目安であったり、報酬の見積もりを取るというその前の段階で金額の大枠をつかんでおいていただけるほうがよいです。
実際に事務所ホームページからご依頼をいただいた顧問のかたは報酬の目安が知れたこと、スタンスや顔写真が出ていて安心できたことが最終的な依頼の後押しになっているとアンケートなどからご回答いただいています。
司法書士や弁護士の先生からのご相談で多いのは相続税の申告の依頼です。
手続きや調停、裁判等に移行する前の段階で、相続税の申告がどうやら必要そうだという段階でのご相談です。
成約に至らないことももちろんあるのですが、よくよくお話を伺うと申告不要ということもあります。
お互いの仕事がわかっている状態での紹介というのは、やはり仕事のやりやすさは違ってきます。
以前は顧問先からのご紹介もときどきあったのですが、最近は無理して紹介しなくてもいいですということをお伝えしています。
既存の先生がいて良好な関係が築けているのであればそれを維持していただくのが最もその方にとっても良いというのがわたしの考えです。
紹介をしようと思って無理していただくとご紹介をされた人と紹介する人との間に変な空気を流れることがあるので、そういったことも含めて無理しなくていいですよというのは伝えしています。
まとめ
営業の仕方はいろいろありますが、私自身は紹介で受ける仕事よりも現場は事務所ホームページから直接ご依頼いただくケースが圧倒的に多いです。
ここに至るまでは時間も費用もかかったのですが、それでも私をご指名でご依頼いただけるというのは仕事をしていて、やはりわたしにとっては1番良い状態です。
そういったことを維持できるように今後も事務所ホームページでも発信活動を継続していきます。
紹介で仕事を受けてはいけないというわけでは無いのですが、事務所ホームページからのご依頼もそれはそれで良いものなので、もし興味があればトライしてみてください。