6月1日(土) 独立5年経ってのぶっちゃけ振り返りセミナー

独立してから成長したスキル、成長しなかったスキル

独立してから成長したスキル、成長しなかったスキル

独立してからのほうが成長できる、というのは独立前後でよく見聞きする話ですが実際のところはどうか。独立して5年経ったわたしの話を少しまとめてみます。

目次

成長したスキル

成長したスキルで一番大きかったのは営業に関するスキルです。わたしの場合は独立前に営業を経験していなかったのと、のれん分けなしのゼロスタートでしたのでスキルでいうと0でした。

そこから試行錯誤しつつ、失敗もしつつですが5年経って仕事としては食べていけるに十分な状態になっています。

不安定さはもちろん残りますが、営業をするスキル、ご依頼をいただけるようになったというのは事業をしていくうえでかなり大きなポイントです。

むしろ事業を続けようと思うと営業できないといけないわけですからウェートとしてはかなり大きいです。

営業のスキルを値で示すのは定量的なはかり方がないので難しいものがありますが、あえて数値化してみるとすると0から7ぐらいには上がったといえるかなと。

レベルに置き換えてもらってもよいです、10段階ということにしておきます。

成長したスキルのもうひとつ大きなものとしては仕事につながる発信ができるようになったということ。

スキルの値で言うと独立前にはわたしはこのブログを1年2カ月ほど続けていたので助走期間は長めでなおかつ慣れはありました。

そう考えると0ではないですが、仕事につながる発信とはまた別なので1→6ぐらいでしょうか。

ブログ、事務所ホームページ、メルマガ、YouTube動画とやってきていまは少しYouTube動画に自分自身の飽きを感じています。

私が感じているんだから視聴者の方も感じている可能性は高いのでテイストを変えてみようかなと先日受けたセミナーでヒントをいただきました。

時間の使い方についてのスキルも上がりました。

勤めていると平日9時17時、もっというと拘束時間はそれ以上ですし通勤時間を入れると場合によっては10時間超えてくるでしょう。

独立する前は毎日それを平日やっていたわけですから改めて考えるとようやってたなと。

いまは独立して日常と仕事の時間が混ざることが増えて、仕事の合間に家事をして、プライベートの合間に仕事をして、ということが日常になっています。

そうしたことでわたし自身は仕事のメリハリがよくつくようになってきましたし、勤務時代と比べると明らかに仕事の時間は集中している分減っています。無駄な時間を過ごさなくなったというか。

これに関してはタスク管理などもうまく取り入れながらやっていて、スキル値で考えると0→8ぐらいとセルフジャッジしています。

時間の使い方は本当に独立前、独立してすぐ、2年目終わりぐらいまで、そこからいままでと変わってきていますね。

この辺りもまたブログで書いてみます。

逆に経験できないこと、成長しないスキル

逆に経験できないことによる成長しないスキルもあると考えていて、独立して個人事業主として仕事をするというのは勤務のときのスキルと裏表の部分もあるので。

例えば難しい案件に対応するスキルは減っています。

勤めているとチームで仕事をすることが多いですし、所長や上司がいて判断を仰ぐこともできますし相談もできます。

いまはわたし自身は資格者がひとりの事務所なので、ひとりで難しい案件に対応するというスキルは減少しているでしょう。

そのぶん自分自身のリスク管理、手当てとして相談できる税理士さんが何人かいる状態にはしています。

難しい案件をやりたい、ということであればそれなりの規模の事務所、税理士法人に勤めているほうが経験値は上がるというのが私の考えです。

なので大きな税理士法人から独立しようかどうしようか考えている、という若手の税理士さんから相談があった時には今やっている難しい案件、規模の大きな案件は独立後はないと思っておいたほうがいい、という話をすることが多いです。

実際のところわたし自身もそうだろうなと思って独立しましたが、規模で言うと一人でやり切れないところはやはりあるので実感として伴っています。仕事がガラッと変わるみたいな印象を持つ人もいるでしょう。

それを良しとするかどうかは独立する本人次第です。

部下と一緒にチームで仕事をする、組織を運営するみたいなスキルはわたしの場合は減少というか成長してないと考えています。

勤めているときにはサポートしてくれるスタッフがいましたし成長してもらえるように対応する、指示する、仕事のやり方を教える、ということがありました。

いまはアルバイトさんが来てくれているとはいえ、入力やスキャンがメインなので部下という感じではなくサポートしてくれているスタッフで申告書等はもちろん私が全部作成するので組織という感じはあまりないのが正直なところです。

そういう経験をしている税理士さんもいるとは思いますが拡大や組織対応したくて独立したわけではわたしの場合はないので、そういったスキルは全然成長はしていないです。

そうかと思うとアルバイトさんを雇うというのはそういうスキルがあるともいえる、向いてる部分があるかも、といわれることもあります。この辺りはとらえ方の違いかもしれませんね。

まとめ

独立したら成長が3倍、ガンダムで言うところのニュータイプみたいなもの、と聞いたことがあります。そこまでではないにせよ経験できることは全然違うというのは言えるでしょう。

特に所属税理士の立場だと税理士として申告書に署名することもほぼないでしょうし(直接受任は別ですが)、申告書をひたすら作るみたいな仕事のケースも多いと考えられます。

そういう状態からの独立であれば申告書を作るスキルよりも営業や発信のスキルのほうが事業を続けていくには必要です。そういう部分を今後もスキルアップしていきたいところです。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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