事務所ホームページの役割を考えておく

事務所ホームページの役割を考えておく

独立して以来事務所ホームページをこつこつと更新しています。更新するだけならだれでもできそうに思うかもしれませんがこれが意外と続かない人も多いものです。

同時期に始めた方で続いている方は随分前にいなくなりました。孤独な闘い、というほどでもなくひとりでやるものなのでその点はあまり気にしていません。

事務所ホームページがあったほうがいいかを独立間もない方などに聞かれることがありますが、事務所ホームページに自分がどういう役割を持たせるかで変わってきます。

事務所ホームページがなくても営業活動はできますし、ない人もたくさんいますから。

目次

ホームページがある「だけ」だと営業としての効果は低い

ホームページがあるという状態は良い面もあれば悪い面もありいます。

良い面としては自分のことを知ってもらう機会が増えること。なーんだそれだけかと思うかもしれませんが、税理士はいまや8万人超の登録者数です。

その中から見つけてもらえる一歩として考えるなら、それは良い面でしょう。

一方で、悪い面としては自分の意図していない仕事や連絡が増える可能性があるということ。

税理士をターゲットにした営業というのは実は結構多くて、事務所ホームページに電話番号を載せるとたいがいが営業電話がまずかかってくることになります。

問い合わせフォームでも協業のご相談と名を借りた営業の連絡だったり、ストレートに営業の連絡だったりします。

断りを入れていても一定程度それを読まずに連絡をしてくる人、というのはいるものです。

また、自分が望まない仕事の連絡がくることもまれにあります。

連絡が来ないようにしようと思うと事務所ホームページに連絡先を載せないか、ガードを上げる必要がでてきます。

事務所ホームページをただ作っただけだと見られることも少ないでしょうし、SEO対策をしていないと連絡や申し込みも少ないです。

作るだけではなく育てる、メンテナンスしていく、そういうことに時間をかけられるかどうかまずは考えてみましょう。

わたしも事務所ホームページで営業活動をし始めて5年超ですが、成果が出始めるまで時間がかかりましたし、いまでもメンテナンスや記事の更新など時間と手間をかけています。

そこまでしないと、自分の望む仕事の依頼は来ないと思っているからで実際そうだからです。

役割として何を考えるか

わたし自身は事務所ホームページからご依頼をいただけることが一番営業活動としてうれしいのでそこに至るように時間と手間をかけています。

そこまで求めていない、ということで名刺代わりのつもりであれば時間も手間もかけずにサクッと作ることは可能です。

どういった役割を持たせたいかによって、かける時間や手間、運用の仕方が大きく変わってきます。

この辺りを考えずにふわっと始めてしまうと途中でやめてしまってなにも成果がでない、ただそこに表示されるだけのホームページになってしまいます。

それはいかにももったいないかなと。

せっかく手を付けるのであれば何かしら成果が出たほうがやる気にもつながるでしょうし、独立した税理士にとっての営業活動はある意味で独立した状態を続けるためのいわば生命線です。

正直なところ、いまはご依頼をいただいているお客様が増えているのでものすごく営業活動に時間と手間をかけなくてもそれなりに食べていける状態(売上や収支)にはなっています。

それでも営業活動を続けるのはお客様の入れ替えが常にあると思っているからで、離れていく方もいれば新しくご依頼をいただけることもあります。

結局のところその繰り返しで増えていくなり維持したりということになるわけです。

大きな枠で自分の営業活動のなかで事務所ホームページにどういった役割を期待するのか、またそのためにどれくらい時間と手間をかけたいか、かけれるのか。

そういったことを考えたうえで事務所ホームページ作成と維持管理をしておくと自分自身が納得しやすいでしょう。

まとめ

自分の貴重な時間ですからどこにどれくらいかけるか、そういうことも考えながら営業活動で何をするかは考えておきたいところです。

少なくとも事務所ホームページに関してはわたしの場合はとても時間と手間がかかりましたが、その分成果としては大きくなっていますし営業の柱に成長してくれました。

今後も試行錯誤しながらということにはなりますが役割を明確にして続けていきます。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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