独立して7年目に入りますので、ある程度自分の事務所の型のようなものができつつあります。時折、税理士さんから事務所の内部体制のことについて相談をいただいたりする機会もあり、自分の事務所の体制を見直す良いタイミングにもなっています。自分の事務所の内部体制のターニングポイントについて少し書いてみます。
ターニングポイント アルバイト雇用
私の事務所ではいま大学生に週1回3時間でアルバイトに来てもらっています。
アルバイトに来てもらうことになったのは私にとってターニングポイントのひとつでした。
最初のターニングポイントは事務所を借りたとき、そのあとアルバイト雇用が私にとって思い返すとタイミングのひとつになっています。
アルバイト雇用まではどうしていたかというと完全に1人で仕事をする形でした。
私自身はお客様ゼロでスタートしましたので、営業のほうにむしろシフトを置いて活動してきました。
お客さんも増えたとは言え、自分ひとりで回せないほどというわけでもなくコツコツと積み上げていったそんなイメージです。
完全にソロでやっているときには、自宅事務所がメインでやっていて、入力なども全部自分という形をとっていたため、個人事業主のお客様の件数をどうしようかっていうのが悩みでもありました。
今でもその悩みは尽きないわけですが、アルバイトがいるということの心強さと同時にツールを使っての効率化もすすめています。
使っている会計ソフトや税務ソフトのOCR機能も活用しながら比較的、以前よりも量をこなせるようになってきました。
私自身は独立してから自分の事務所だけで仕事をしていてどこかの事務所でアルバイトをしておらず、また勤め先も税理士法人がひとつだけということになりますので、いろんな事務所の経験はありません。
事務所の運営そのもの、内部体制の構築は手探りな部分が大きかったですが、ひとり税理士についてまわる事務所を借りるか、雇用はどうするか、記帳代行をするのか、という部分について先入観があまりなかったのはよかったです。
というのもやはり事務所勤めが長くなるとその事務所の癖のようなものが結構ついているケースというのがあるからです。
勤めていた時にも、中途採用で他の事務所から転職してきた人というのを見かけたこともあるのですが、やはり以前のやり方に固執してしまってうまくなじめないというケースもありますし、よく見聞きします。
自分の事務所の運営方針や体制について自分で責任を取るわけですので、その辺は自由に考えていいと思いますし、アルバイト雇用を考えたいということであればそれも良いでしょう。
自宅事務所も今から3年ほど前に事務所を借りてから物理的な距離が離れていることで良い切り替えにもなりますし、場所を変えると集中できるというのもあるので、私自身は今のスタイルが気に入っています。
一方で、今のスタイルに執着するというわけではなく、変えれるべきところは変えていきたいなとも考えています。
今後考えていること
今後のことは遠い未来まで考えているわけではないのですが、いろんな形もあるよなというふうに思っています。
仕事の内容にしても記帳代行がいまはメインになっていますが、それをシフトしていくのかどうするのか。
記帳代行のないお客様を増やしたいと思う時がくるのかどうか、それはまだ私自身にはわかりません。自分のことなんですけど。
時代の流れみたいなものもあると思っていますしそれに乗るか乗らないか。
ひとりなのでそのあたりの意思決定は早く、また軽快にやれるような考え方の身のこなしの良さみたいなのは失いたくないと考えています。
アルバイトの方に来ていただいて、いまは仕事量のコントロールができていますが、お客様からのご依頼は変わらずいただいている状況です。簡単に言うとありがたいことに年々純増となっています。
でもこのままだとやはりいつかパンクする日がくるのでは、業務量がオーバーになる可能性もあるのではという危機感も正直言うとあります。
アルバイトの方を忙しい時期だけ増やすということだったりリモートでアルバイトの方に来てもらえる体制を作る、もっと効率よくできるようにツールの研究と導入を躊躇しないというのも大事です。
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まとめ
人員体制が変われば事務所も手狭に感じるタイミングが来るかもしれません。
うまくいっているように見えているだけでそうじゃないかもしれませんし、そこに満足することなく慢心することなく変えていける部分を柔軟に考えておきたいです。