webサイトの制作者自身がコーディングせずとも、つまりノーコードでもwebサイトが作れる時代になってきています。Vibe Codingと呼ばれるもので、チャットなどで指示を出し、生成AIにコーディングをしてもらうと。
専門的な知識が少ない状態でもwebサイトが作れる時代になったということを意味していますが、私はそれでも変わらず発信を続けています。
その理由や考えていることなどを書いてみます。
webサイトが作れてうれしかった
私が独立する前の2017~2018年にかけてはブログを中心としたアフィリエイト全盛期といってもよかったでしょう。
商品やサービスを宣伝し、成約したら広告料をもらうという形がアフィリエイトです。
そういう稼ぎ方がある時代でしたがまだまだ自分でwebサイトを作る税理士は少なかったように思います。
私は独立したいという気持ちがそもそもはあまりなく、5科目取れたので税理士登録した、というだけの状態でした。
将来に対して自分のキャリアを考えることはあっても独立までは視野にも選択肢にも入っていなかったのです。
そういう状況でしたらこういうとあれですが割と暇でした。時間がたくさんある状態というか。
それまでは税理士試験に多くの時間をかけていましたのでそれがなくなると時間は増えると多くの人が感じると思います。
何とはなしにブログをやってみようとなり、Wordpressの本を見ながら自前で作ったサイトがこのブログのwebサイトです。
その後、独立するときには事務所ホームページをWordpressで作成して自前で運用しています。
比較的時間をかけて運用してきましたが当初はやはり専門知識もスキルも乏しい(20代のほとんどを税理士試験に費やしましたので)状態でしたが、自分でwebサイトが作れることのうれしさはやはりありました。
WordPressで事務所ホームページを作った当初は比較的PV数も自然と上がるようなこともありましたが、最近は状況が大きく変わってきています。
検索順位はなかなか上がらず、ましてやwebサイトも世の中にたくさんありますので目立つのは難しいです。
もはや「webサイトがあるだけ」では優位性はなく、検索上位にもなりません。検索についてもGoogleではなくまずChatGPTに聞いてみる、みたいなことも増えてきているそうです。
webサイト単独ではうまくいかない時代になっています。
webサイトでの営業はそのwebサイトにどうアクセスしてもらえるようにするか、というその点に代わってきています。
webサイトにアクセスしてもらうために必要なこと
自前でwebサイトを作ったらそこにアクセスしてもらうような施策が必要になってきます。
ほったらかしだとアクセスは増えませんしどんどん下がっていく一方です。それは新しくwebサイトがたくさんできるからです。
いかにアクセスしてもらうかには3つあると私は考えています。広告料を払って掲載順位などをあげる、コンテンツマーケティングをする、もともとが有名人なので苦労しない、の3つです。
業界や世間的にとても著名な方だとそもそもアクセスを気にしなくてもよいでしょう。そういう人はとても稀有な人ですから参考にはならないので飛ばします。
広告料を払うかコンテンツマーケティングをするかの実質2択かなと考えています。
広告料を払うのは費用的な問題もさることながら、敵が大きすぎるというのも問題です。
税理士法人は特にSEO(検索対策)にお金をかなりかけており、ターゲットに対するアプローチに相当な広告料が費やされていると考えられます。
そういうところを相手にすると物量でまず勝てません。
私の場合は「コンテンツを作ること」で差別化を図りアクセスしてもらいやすい状況を作ることにしました。というかそこにしか選択肢が見出せませんでした。
そのためいまはこのブログを含めて、事務所ホームページ、YouTube動画、メルマガ、不定期ですがkindleやセミナーなども開催してきました。
コンテンツで勝負しなければいけない私にとっては発信はいわば生命線なわけです。webサイトだけ作れても私にとってはそこに価値はなく、育ててこそ、コンテンツを作ってこそと言えます。
そのため、今の時代になっても各種のコンテンツを作って発信をしていますし今後もそれを続けていくことになりそうです。
発信の内容はいろいろと変わるかもしれませんし増えたり減ったりするでしょう。それでも発信をしない選択肢は今の私にはありません。
まとめ
自分がどのように営業をしていくか。独立後はこの命題と付き合い続ける必要があります。
どこに自分の時間というリソースをかけるか、自分に合っている方法をいかに見つけるかがとても大事です。
もしwebサイトで営業をしていくのであればコンテンツで発信をするというのを選択肢に入れておくのがおすすめです。