「営業とマーケティングって、何が違うんですか」独立した人と話していると、たまにこの質問になります。
正直なところ、自分もきれいに説明できていなかった時期があります。どちらも「ご依頼をいただくための活動」とひとまとめにしていて、聞かれるたびに言葉に詰まっていました。
いまの自分の整理はシンプルで、営業は「何の武器で戦うか」、マーケティングは「どのフィールドで戦うか」。
ゲーム好きの発想ではありますが、これがいちばんしっくりきています。今日はその話を書いてみます。
マーケティングは「どのフィールドで戦うか」
RPG、ロールプレイングゲームでいうと、草原もあれば砂漠も雪山もあります。どの土俵に立つのかがフィールドで、これが自分のなかでのマーケティングです。
自分の場合は「漫画家・同人作家といったクリエイターの税務」と「相続」。この2つのフィールドで戦ってきました。
とはいえ、最初から戦略的に選んだわけではありません。
開業した頃は、来たご依頼を順番にお受けしていただけです。そのうち漫画家の方からのご依頼が続いて、コンテンツ発信を重点的にやっていきました。
「ここでなら戦えるな」と分かってきたのは、だいぶ後になってからでした。選んだというより、気づいたらそこに立っていた、という感じです。
フィールドは無数にあります。建設業でも、飲食でも、医療でも。そのどこに立つかで、必要な武器も戦い方も変わってきます。
営業は「何の武器で戦うか」
同じフィールドに立っていても、剣で戦う人もいれば、魔法で戦う人もいます。その武器の選択が、自分のなかでの営業です。
自分の一番大きな武器は、はっきりしています。コンテンツ配信です。ブログ、事務所のホームページの記事、YouTube動画。
相続については士業の先生からのご紹介という武器もありますが、主軸はやはり発信だと思っています。
独立1年目は、これが分かっていませんでした。
とりあえず交流会に足を運んで、名刺をお渡しして、うまく話せないまま帰る。これを何度も繰り返しています。あの場で強い方は本当に強いのですが、ぼく自身はどうにも噛み合いませんでした。
飛び込み営業も交流会も、立派な武器です。ただ自分には、書いて、話して、積み上げていく武器のほうが合っていた、というだけの話です。
合う武器は、人によって本当に違います。
武器とフィールドには「相性」がある
もうひとつ思っているのが、武器とフィールドには相性がある、ということです。
寒いフィールドにいる敵に、氷の魔法は効きませんし、砂漠のフィールドで炎の魔法は効果半減です。
自分の場合、「コンテンツ配信」という武器と「クリエイターの税務」というフィールドは、たまたま相性が良かったのだと思っています。
漫画家の方や同人作家の方は、困ったことがあればまずネットで調べる傾向があります。だから書いたものが届いた。それだけのことで、狙って当てたわけではありません。
同じ武器でも、フィールドが変われば効き方が変わります。逆に、いまの武器が効くフィールドを選ぶ、という順番もあると思います。
先週は「運は物量で押し切る」と書きましたが、噛み合うかどうかも、結局は試した回数の話なのかもしれません。
あなたのフィールドと武器は何ですか
フィールドも武器も、人それぞれです。ここに立つべきだとも、これを使うべきだとも、言うつもりはありません。
ただ、自分がいまどこで、何を使って戦っているのか。一度言葉にしてみるのはおすすめです。言語化して書き出してみるとどういう作戦をとるべきかというのが見えることがあります。
書き出してみると、噛み合っていないところが見えたりもします。 昨日は走る時間割を見直した話を書きましたが、時間割と同じで、戦う土俵も手に持つ武器も、結局は自分で決められるものだと思っています。
