税理士業に限らず他士業のかたの本やセミナーなどで営業活動について触れる機会が多いです。
自分自身も試行錯誤しながらではありますが、最近よく感じるのはタイミングによる部分もあるよな、ということ。アウトプットして整理してみます。
営業活動のスタンス
昨年の営業活動を思い返してみると完全にラッキーみたいなことはありませんでした。例えばご紹介で仕事の依頼を受けることがあるとしましょう。
その場合、どういうルートでのご紹介かにもよりますが一度だけのお付き合いで、たまたまカフェで隣り合ってということなどはなく。
いままでの積み重ねでお仕事の紹介があるものです。
現状は玄関のドアに看板を掲げているわけではなく、店舗や事務所があるわけでもないので余計に突然の訪問で即決みたいなことはありません。
それでいいのかというとそれでいいというのが私のスタンスです。
そんな急に訪問されて急にお願いされて大丈夫か、というのは正直考えるでしょう。スーパーやコンビニで気軽にお買い物をするようなサービスでもないです。
相性がいいこと、時間軸が合うことなどをお客様との契約時には考えていますのでいわゆる待っているだけでお客様がきた、みたいなことは望んでいません。
何かしらアクションしているからこそ見つけていただいてお話をして契約に至ることが望ましいと考えています。
既存のお客様からのご紹介であっても金融機関や他士業の方からのご紹介であってもそのスタンスです。
また事務所ウェブサイトを運用して更新していることも営業活動の一つです。
webからご依頼をいただく割合は私の場合は多いですが自分がwebサイトを作って運用しているからこそです。
webサイトがないのにweb経由でお客様が来るかと言われるとこないでしょう。
会計ソフト会社のサイトで紹介してもらうケースもありますが、どちらかと言えば直接の依頼ではなくて前段の紹介での仕事になります。
自分で動いておくことが営業活動のかなめです。そのうえで待つのであればそれもまたよしです。
ガンガン営業に行くのが苦手ということであってもやりようはあります。それが独立後の自由な部分です。
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チャンスが来たときに手を挙げられる
やりたい仕事が来たときに手を挙げられるようにしておくというのは意識しています。
昨年の秋にとある依頼があったのですが自分自身も忘れていたことがきっかけでした。そのときも手を挙げておいたからこそ。
自分がやりたい仕事、得意としている分野の仕事をするにあたっても手を挙げられる時間的な余白を持つようにしています。
例えば私であれば相続の仕事も自分の税理士業の柱としていますが、現状のお仕事がたくさんあるとご依頼をお断りすることにもなりかねません。
仕事の余裕や余白はある程度あったほうが自分がやりたい仕事に手を上げるチャンスは拡がります。
これもまたタイミングです。
自分が予期せぬところからのご依頼は時々ありますし、こちらが仕事がないときにご依頼があるとも限りません。
チャンスが来たときに手を挙げられるような準備は必要です。
kindle本を出しました。
タイミングによる部分は大きい
独立してすぐは仕事がない状態でした。結構長い間そんな状況でしたが徐々にお客様も増えてきています。
最初のうちは鼻息荒く営業活動を一生懸命していました。いまは一生懸命していないわけではなく肩の力が抜けたように思います。
というのもどれだけこちらがプッシュしても結局のところは相手側にその動機がなければ税理士業の依頼というのはなかなかないわけです。
そうかと思うと忘れたころにご依頼をいただくことがあって、結局はタイミングなんだろうなと。
自主開催セミナーもコツコツとやっていますが当日の参加者さんよりも、後日の動画販売のほうがお申し込みが多いケースが結構あります。
そんなときも、たまたまセミナー当日に都合が合わなかった人も結構いるんだなと感じられるようになりました。
こちらで行動してきちんと手に取れる場所に置いておくというのもタイミングを逃さないためにも必要です。
タイミングによる部分が大きいからといって何もしなくていいわけではないです。
だからこそコツコツとやっていくことが大事じゃないかなと。
まとめ
発信を続けるのもそういう理由が私の場合にはあります。
すぐに結果が出ないことのほうが多いですし営業活動はネガティブにとらえられがちですが楽しめる要素、続けられることを見つけるのがよいです。
試行錯誤しつつ打席に立ち続けることが営業活動を成就させるポイントではないでしょうか。