私自身は事業主や会社のサポートを通じて応援する立場でもあり、また事業主として応援してもらう立場でもあります。
応援というのはこの人のために何かしてあげたいと思えるかどうか。応援したくなる、をもう少し掘り下げてみます。
応援したくなるは大事
応援したくなるというのはその人や事業、会社のファンになるという部分があるでしょう。
税理士として仕事をしていると関わるかたが事業で利益を出して継続できることを願いますが、それもひとつの応援です。
ファンになることと同時に応援をしてあげたくなる、ポジティブに関わりたくなるというのはビジネスをしていくうえで大事だと考えています。
愛想をつかされたり、応援したくないと思われるとビジネスとして立ち行かなくなるでしょう。
自分の考えをまげてまで迎合する必要はないですが、ビジネスをうまく進めていくためにはいかに応援してもらえるか。
頑張ることはそうなのですが、他責思考にならないようにしたいところです。
他者から評価されて初めてご依頼をいただけるものですし、信頼関係の醸成には時間が必要です。
自分のビジネスがうまく行かないのを他者のせいにしているようでは続けるのは難しいです。
勢いも必要ですが自分のビジネスに関わる周りの方へのケア、感謝も欠かせません。
他者のせいにするのではなく自分ができることで変えていけることをコツコツやるようにしています。
愛嬌がある方も応援してもらえることが多いと考えますが、いまから愛嬌を身につけるというのは難しいです。
逆に愛嬌が多くなくてもこういう人は応援してもらえないだろうな、というのが分かればそういうことをしないようにしたいところです。
応援したくなくなる、とは
応援したくなるのは愛嬌があるひと、というと漠然としすぎているので反対に「応援したくない」のはどういう状態でしょうか。
税理士業で考えると以下のような考えや行動をするかたは応援したくなくなります。
- 適切な申告内容にもかかわらず税金が高い、納めたくないと言う
- 税金を何とか抑えたいと無理な注文をしてくる
- プライベートの支出を経費に入れようとする
- 値下げを要求してくる
- 自分でやるので安くしてほしいと最初に言ってくる
- おカネがないといいつつ高額なものを買っている
- 依頼した資料を取りに伺っても準備していない
- 連絡しても全く返事がない
- 申告期限ぎりぎりになっても資料を追加してくる、だしてこない
- 電話ばかりで連絡をしてくる
- 許認可が必要な事業なのにその許認可を受けていない
こういったことが積み重なると、サポートするのが難しくなっていきますし、やれるやれないよりも、やりたくなくなります。
自分が事業主でもあるのでこういうことをお客様から見たときにやっていないか、というのは客観的に見るのは難しいですがチェックするべきことです。
人と人なので思いやりが必要なのはビジネスに限らずそうでしょう。
丁寧にまた誠実にやって、相手の期待を超えること、このことを意識して仕事をするようにしています。
まとめ
応援したくなる、応援したくなくなる、について考えてみました。
いまから愛嬌を増やしましょう!というのは難しいですから、評価してもらえるような丁寧かつ誠実な仕事をするに限ります。