おカネをいかに使うか、それとも残すか

おカネをいかに使うか、それとも残すか

確定申告をしていると自分の事業の売上や経費と向き合うことになります。どれくらいの売上かも大事ですが経費も気にしておきたいところです。

使わなさ過ぎても使いすぎても良くないかなと考えています。

目次

2022年までの売上に対する経費の割合

2019年から2022年までの売上に対する経費の割合としては以下のようになっています。

私の場合は1月1日開業ですので事業年度は暦年そのままで分かりやすいです。

  • 2019年:71.3%
  • 2020年:35.6%
  • 2021年:29.8%
  • 2022年:31.3%

という推移になっています。

2019年は独立開業年ということでいろんなことにトライしてましたし、うまくいかなかったことも多いです。

営業活動にともなう支出が多かったのと、開業年の売上が少なかった(2022年と比べると倍以上違います)ので割合として多く見えています。

仮に2022年の売上金額で2019年の売上に対する経費の割合を計算すると31.1%ですから経費が多かったように見えているだけで売上が少なかった、とも言えるでしょう。

2020年の経費は広告関係に少しおカネを使ったのがあり、後は支払手数料関係が増えました。といっても金額でみると2020年は2019年よりかは30万円ほど少なかった状態です。

2021年が割合としては一番低くなっていますが良くも悪くも余り動きがなかった年です。

2022年は事務所を秋に借りた関係で地代家賃と物品関係の消耗品が増えました。この影響がもしなかったとしたら割合としては27.9%の見込みですのでそれほど多くはなかった計算になります。

初年度は確かに物入りで支出も多いですが売上が少なかったことを考えると割合としては悪くなく、その点で見ると売上減の分を借り入れでまかなえれば大丈夫そうだとも言えます。

使わなさすぎ、使いすぎの弊害

使わなさすぎると何が問題かというと新しいことにトライしたりが少なくなっている可能性があります。

おカネで解決することってあると思っていて、特に時間をおカネを使って効率的にすることもそうです。

節約するところは節約しつつ、使うべきところではしっかり使うのも必要かなと。

私自身は2021年はパソコンの買い替えをしてよかったですし、2022年は事務所を借りておカネを使いました。

投資という意味合いもありますのでしっかり使いたいところで使う、ということを意識しておきたいところです。

使いすぎるのもまた弊害があります。

無駄遣いとちゃんと使うの境目は意識しておきたいところで、やっぱり使いすぎてしまうとおカネは減りますので精神的なダメージがあります。

投資であればいいですが無駄遣いになってしまうともったいなさはあるでしょう。

節税という名前で売られている商品やサービスは無駄遣いになっている可能性も。

次に使いたいときに躊躇してしまうこともおカネを使いすぎて減るとありえますので、使うんだけれどちゃんとおカネを使う、効果が得られるものを考えて、ということ。

まとめ

使いたいところでちゃんと使えるためにも現状把握、毎日の経理が大事になってきます。

アクセルを踏むところ、ブレーキを踏むところ、しっかりと使い分けつつ自分にも投資していい使い方をしていきたいところです。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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