税務調査をものすごくたくさん経験しているわけではないのですが、この仕事をしている限りは避けては通れないものでもあります。
先日、税務調査に関するセミナーを受けてきました。こういう視点で見ているんだなというのが知れてとても良い時間でしたので整理しておきます。
調査官の視点を知る
税務調査をものすごく忌避、つまり嫌がる納税者のかたは多いです。
相続だと財産規模なども関係してきますし名義財産の有無が税務調査のキッカケにもなりうる面があります。法人に関する調査のお話がメインでしたが個人でも共通する部分はありそうです。
法人事業を運営している限りは数年おきにあるのが税務調査ですし、あると思って対応しておいた方がよいです。
納税者のかたの帳簿や税務申告はもとより、税理士としても隠ぺい仮装行為や脱税ほう助になることは避けなければなりません。
わたし自身は税務署での勤務経験がなくいわゆる試験組と呼ばれるタイプの、税理士試験をクリアして実務経験を満たして登録しています。
なので、どういうところを重点的に調査官が見ているのか。またどういった情報を参考にしたり、また逆にここはあまり気にしなくても良いという部分がよくわからない部分も正直あります。
たぶんこうかな、この辺を見てきそうだなというのはありますが。
もちろん調査官個人の傾向や調査対象法人の業種なども影響してくる部分はあるかと思います。
それでも大きな流れというか傾向をつかんでおくのは今後も税理士として仕事をしていくうえで必要なことと考えて参加してきました。
結果的には自分の知らないことも多く、また退職して間がそれほどない講師のかたでしたので現場の感覚としてどうか、というのが実際の調査を担当していた経験を見聞き出来てとてもよかったです。
今回は東京からわざわざ出張で大阪でセミナーをしていただいたのですが、結構早い段階で席が埋まっていたようなので早めに動いてよかったなと。
ここではセミナーの内容を詳しく書きませんが、学んだことを整理してお客様対応にフィードバックできるように見直ししておきます。
やってはいけないこと、ガードの上げ方を知る
税務調査が来る前、調査中、調査後、事例に分けてのお話でしたがやってはいけないことを聞けたのが特に印象に残りました。
税務調査になると突然横柄になる税理士もいたりするようですが、そこは押したり引いたりの交渉が必要なところもあるでしょう。
もちろんこちらが引いてばかりだといけないわけですが主張すべきは主張して、クライアントの意向も確認しつつということになるのかなと。
特に事例のところでは税理士としてどういうところに注意が必要かという部分の解説がよかったです。
やはり限界があるものですしすべての不正を見抜けるほど帳簿を隅から隅まで見られるかというとそうじゃないこともあるでしょう。
どこをどこまでチェックするか、こちらですべてを把握できないことがある以上は潔さも必要です。
そういったことも今回のセミナーではきけましたので自分のガードを上げておくためにできることをひとつずつやっていきます。
まとめ
今回は税理士会の研修ではなく同業の方が開催されている自主開催セミナーでした。
久しぶりのリアルでのセミナーで主宰の方に久しぶりにお会いしたり、オンラインではお話ししたことがあるかたもたまたま参加されていてリアルの良さも改めて感じた次第です。
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