ひとりで仕事をしているといえばそうなります。ただ最近はアルバイトさんが来てくれているので完全にひとりというわけではないですが。資格者としてはひとりと言えます。
その状態が心配じゃないのかと聞かれることもあるのですが、少しここに書いて整理してみます。
相談先はあったほうがいい
資格者として一人で仕事をして6年が経とうとしています。勤めているときはどうだったか。
わたしは中規模の老舗会計事務所で4年8カ月、職員としてなおかつ半分ほどは所属税理士として仕事をしていました。
自分が作成した申告書を見てもらう、チェックが入る体制も確保されていましたし、反対に人が作った申告書等をチェックする業務もあります。
安心は安心です。
ただそれは所属税理士と開業税理士で大きな違いで、責任の重さでいうと開業税理士のほうがはるかに重いです。
その責任の重さに対して報酬をいただいている、と言っても過言ではないです。
所属税理士でも直接受任できる制度はありますが件数としては多くないとされていますし、所属税理士であれば基本的に組織に守られている、所長が責任を負うということがスタンダードです。
相談できる体制があるのは安心ですが開業していても同業の先生にセカンドオピニオン的に相談することは可能ですし、それを業務にしている税理士もいます。
開業していると最終的には自分が作った申告書の責任は自分で負うことになりますが、相談できる体制は作ろうと思えば作れるのでそこに寂しさはわたしは感じていません。
心配かどうかでいうと心配な面はありますが独立して開業して資格者一人でやっている限りはついて回る心配ですので、上手く手当できれば付き合っていけるレベルかなと。
ひとりのほうが気はラクだけど
ひとりのほうが気はラクです。気兼ねしなくてよい状態というのは何物にも代えがたいといえます。
ひとによってはぬるま湯につかっていると考えるかもしれませんが。
職場を変える一番の理由として人間関係があげられることがありますが、その点を考えると人間関係はお客様との関係がメインでアルバイトがいれば少しかかわる程度、という感じに今のわたしはなっています。
人間関係も自分でどうにかできればよいですができないからこそ退職や転職をするわけです。
やはりストレスになっている面がは大きいでしょう。
通勤がない生活、お客様からの評価だけを重視すればよい状態というのは心地がよいものですし、独立しているひと、税理士に限らずですが聞いてみると勤務には戻れない、とおっしゃる方が多いのも納得できます。
わたし自身も自由に仕事ができてお客様から直接ご依頼をいただけて評価していただけるこの状態を気に入っていますし通勤がないというのもメリットです。
ストレスが大きく減ったという点でものすごく気はラクなんです。
ただ一方で自分に万が一があったときにはお客様がとても困ってしまうだろうなというのも心配な面として感じているのも事実です。
自分に万が一があったとき、それがゆっくりとした病気の進行であればよいですが急なことってあるものです。
自分の年齢があがるにつれて自分とそう年齢が違わない方の訃報に触れるとよりそう感じます。
事故や急病に対して自分がお客様のためになにができるのか。
手当てしておくべきことはしておかないと後々大変ではあります。先日もふと気になって急逝した税理士さんの事務所ホームページを見てみましたがまだオープンになっていました。
まとめ
お客様のこともそうですし、自分の事業の店じまいも万が一があった時のことを考えて少し整理しておくに越したことはないです。
死後事務委任契約なども視野に入れて体制を整えておきたいです。
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