独立開業とマラソンには共通点がありそうに感じているので、少し書きながら整理してみます。
やらないと得られない楽しさ
独立開業して7年が経とうとしていますが、ようやくというか、いまになって楽しさを感じる瞬間が増えています。成果が徐々に出てきたからともいえるかもしれません。
時間はかかりましたが、お客様に恵まれており、相性のいいお客様に来ていただいているので人間関係でストレスは感じません。これはやってみないと得られない楽しさだと言えます。
独立後は自分が望む方向に舵を切りやすいのも楽しさです。営業の仕方ひとつとっても自分次第であり、相性もありますが、気に入った方法を突き詰めることができます。
独立前は営業など全くやっていませんでしたし、不安でした。ただ、独立していなければ発信することも営業することもなかったでしょう。
自由に自分の時間を使って仕事をして、プライベートの時間も使えるというスタイルが自分に合えば、楽しさを感じやすいと思います。
マラソンも似た面があり、やってみないと分からない楽しさがあります。いまでこそ完走ができるようになっていますが、以前はリタイアも実際のところ多かったです。
自分なりに練習を積んで目標タイムで走れたときは、やはり達成感もありますし、楽しさを感じる瞬間です。
マラソンに関しては、特に走っていない人からするとその良さはわからないでしょう。
フルマラソン以上の距離になると、楽しさよりも苦しさを感じる時間のほうが長いかもしれません。それでも達成できたことの充実感からくる楽しさは格別です。
独立開業して営業という、いわばロールプレイングゲームをしているわけですので、そこでレベルが上がるとか、思った通りに進んだりするとやはり楽しいものです。
一方で、やらないと得られない苦しさもあります。
やらないと得られない苦しさ
仕事のことで言うと、私は営業で試行錯誤が必要なタイプでした。
興味があることには比較的よく取り組んできましたが、発信での営業に注力して成果が出るまでは相当に苦しさもありました。でも、これもやらないと得られない苦しさとも言えます。
独立開業した士業だと、特に営業面での苦しさはみなが通る道かもしれません。もちろんスムーズにいくケースもあるでしょう。
私はいまでも営業でやりたいことができないケースなどもときどきあるため、悩みながらやっていて、苦しさを感じることも時折あります。
でも、独立しないと味わえないことだと思っていますし、楽しさを感じる部分もあるわけですから、イーブンかなとも思っています。
マラソンも本番でいきなり良いタイムが出せる、完走できるということもあるかもしれません。
マラソンの練習であるランニングは、一定程度までのタイムであれば、やればやるほどマラソン本番でのタイムにつながりやすいとも言われています。
誰かにやれと言われて始めた独立開業でもマラソンでもない、というのは大事なポイントかなと。
自己決定権がある状態、自分に選択肢がある状態は私は気に入っているので、独立開業もマラソンもしんどさはあるけれど、楽しさを糧に続けてこれた気がします。
プロセスを楽しもう
独立開業もマラソンも、結果が出るまでに時間がかかります。だからこそ、プロセス自体を楽しめるかどうかが続けられるかの分かれ目になると感じています。
独立開業で言えば、売上や成果だけを追いかけていると苦しくなる時期がありました。
でも、ブログを書くこと自体が面白い、お客様とのやり取りで学びがある、新しいことを試すのがワクワクする、そういったプロセスの中に楽しさを見つけられるようになってから、気持ちが楽になった気がします。
マラソンも同じで、タイムや完走という結果だけを目標にしていると、練習がただの苦行になってしまいます。
でも、走ること自体が気持ちいい、季節の変化を感じられる、少しずつ走れる距離が伸びていく。そんな日々の小さな変化を楽しめると、練習も本番も違った景色が見えてきます。
ゴールはもちろん大事ですが、そこに至るまでの道のりをどう過ごすかで、ゴールしたときの感じ方も変わってくるのかもしれません。
プロセスを楽しむ姿勢は、独立開業でもマラソンでも長く続けるための秘訣だと思っています。
まとめ
独立開業とマラソンには「やってみないと分からない楽しさ」と「やらないと得られない苦しさ」という共通点があります。
どちらも時間をかけて少しずつ成果が見えてくるものであり、その過程で試行錯誤や苦しさは避けられません。
ただ、自分で選んで始めたからこそ、達成感や充実感は格別なものになります。
そして、結果だけでなくプロセス自体を楽しめるようになると、長く続けられるし、ゴールしたときの喜びも大きくなります。
自己決定権を持ち、自分のペースで道のりを味わいながら進んでいくことが、どちらにも共通する楽しみ方なのかもしれません。
