先日からAIや、GoogleWorkSpaceについて少し動画を見始めています。自分の事務所の方向性や効率化について思うところもあり、少し手をつけて考えてみたいと思っています。来年の予定はそれになりそうです。
事務所の効率化を考えるときに、参考になった話
税理士業界は長年、衰退産業のような扱われ方をしていることがあります。例えば、パソコンができた時や電子申告ができた時など、「税理士の仕事が減る」みたいな話はあちこちでよく聞いたようです。
最近だと特にAIの波で、税務申告は減っていく、むしろなくなるのではないかみたいな話もよくあります。
私はあまりそこに危機感をすごく感じている方ではなかったのですが、先日こちらの記事を見て、すごく響いたというか納得感が大きかったです。
山口周さんのnoteの記事ですが自分の税理士業についても思い当たるところがありとても考えさせられました。
自分の仕事を棚卸しすると、作業やタスク、ジョブといろいろ分けることができます。
そのうちで減らしていきたいのは「作業」で、それを減らすために効率化したり、AIによるサポートを受けたりということを考えてみると良いのかなと思っています。
実際、私の事務所ではアルバイトの方に来ていただいていますが、作業の効率化という意味でやり切ろうと思えば、おそらく自分1人でもやりきれると思います。
ただ、税理士じゃないとできない仕事を自分に集中させようと思うと、サポートしてくれる人がいる方が今は少し安心感があります。
個人事業主の方は特に記帳代行業務をセットで顧問のご依頼をいただいていますので、作業という意味ですごく幅広いケースもあります。
小規模なところはその作業でパンクしそうになるということは顧問契約で平準化できているので良いのですが、もう一歩か二歩は効率化を進めていきたいと考えています。
効率化したら何をしたいか?
効率化すると、同じ作業でも時間を短縮することができると考えています。
その効率化の先に何があるか、捻出できた時間で何をしたいかということを考えたときに、より税理士業に付随した形で、税理士ならではの仕事を少し考えてみたいと思っています。
私ももうすぐ登録して10年になり、独立して7年目が終わろうとしています。1つのタームとして大体5年毎くらいに考えているのですが、私の独立が7年目を終えるこのタイミングは、自分にとってどういうタイミングか。
2019年の1月に独立をして、2020年はコロナ禍でした。
その後、漫画家や同人作家の方からのご依頼が増え始めて、いまがちょうど5年目くらいのイメージです。なので独立してから7年目ではあるのですが、タームとしては5年目の終わりのような認識でいます。
そのため、次の5年についてどういったことをしていきたいかということを考える時期に、自分自身は来ているような気がしています。
もちろん漫画家や同人作家の方からのご依頼は引き続き受けるのですが、もう1段階、仕事を別のことでも考えてみたいなと思うようになりました。
飽きているというわけではないのですが、仕事を考えたときにこのまま一本勝負というわけにもいかないよなという少しの危機感があります。逃げ切るにはまだまだ先は長いとは思っているので。
相続業務はあるにせよまだまだ読めない部分もあるので、自分の仕事としてもう少し幅を広げていくために、今ある仕事を効率化して時間を作っていきたいと考えています。
来年以降のテーマとしては、こういった形で次の5年間の端緒を考えというのが、今少し考えていることです。いきなり柱になることがあればなかなかそうもいかず時間がかかります。
それがだいたい5年くらいで目が出て大きくして行ければということです。
勤めているとなかなかそういうことも考えていなかったと思います
。私が勤めていた税理士法人はやはり忙しく、相続税申告も自分1人で常に7〜8件は抱えているような状況でしたから、新たに何かをするとか、自分の将来を考えるような時間はありませんでした。
今は自分の事務所の方向性を考えていることが少し楽しいですし、むしろ考えていないとまずいと思っているので、そういったことにも手をつけていきたいと考えています。
まとめ
独立7年目を迎え、次の5年をどう過ごすかを考える時期に来ています。
AIやツールを活用した効率化は、単に作業を減らすためではなく、税理士としての本質的な仕事に集中し、新しいチャレンジをするための時間を生み出すためのものです。
これまで築いてきた漫画家・同人作家というクライアント層を大切にしながら、さらに事務所の可能性を広げていく。そんな次のステージに向けて、来年からまた動き出していきたいと思います。

