こんにちは、京都の所属税理士takasago(@co_develop)です。
昨日、無事に創業塾を終えて、修了証書をいただきました。いくつになっても何かをやりぬくというのは嬉しいモノで、修了証書をもらえるとは思ってもみなかったので思いのほか嬉しかったです。
その創業塾の最終日に、自分の事業についてプレゼンテーションをする機会がありました。
その際のご質問で、税理士への相談が敷居が高い理由は何だろうかと改めて感じたので、アウトプットして整理してみます。
敷居の高さの原因
そもそもの始まりとして敷居が高いとはどういう状態かを復習してみましょう。
本来の意味としては
相手に対して不義理や面目のないことがあって、会いづらい、その人の家に行きにくい
というのが本来の意味だそうです。
ぼく自身も勘違いしていたのですが、高級そうでとか、レベルが高すぎて分不相応とか、そういう意味だと思っていました。
広辞苑の最新版ではこの高級そう、レベルが高そう、という主旨の意味が追加されているそうです。
今回もこの「高級そう、レベルが高そう」という意味で使っていきます。
税理士は以前は税理士法で最高限度額の報酬が規定されていましたので、そのイメージが残っている可能性もあります。
今では報酬は自由化されているので、安いところを探そうと思えばいくらでも安く済みます。
さらに言うと税理士報酬はオープンになっていないところも多く、そもそもHPもない、なんてことも。
安いところは限りなく安い価格をもちろんオープンにできるのでイイのでしょうが、そうではない場合は価格表を出したくても出せないこともあるじゃないかなと。
外から見ていると税理士報酬はブラックボックスに見える、というのは相談や依頼を考える方からすると怖いでしょう。
もう一つ重ねると、税理士の仕事や業務ってどんなことなのか、イメージが付かない方も多いでしょうし、税理士とお付き合いがある方がそもそも少ない。
結局のところ「いくらで何をしてくれるのか」がよく分からない、というのが業界に身を置いていても感じるところです。
もう一つ、敷居が高いコトの原因として、どんな人が対応するか分からない、ひょっとしたら怒られたり、エラそうな態度を取られたりするんじゃないか、という不安があるのかと。
税理士さんはコワいと思っていたなんてハナシも時々耳にしますし、専門用語が多すぎて何を言っているか分からないなんてことも。。。
今年の2月に税理士会から派遣されて、税務相談の会場で相談業務に従事した際にもこんな言葉を耳にしました。
去年は税理士さんにメッチャ怒られたっていう主旨の発言です。
自分で言うのもなんですが、ぼく自身は人当たりの良さは抜群です(笑)見た目とのギャップを最大限に活かしているワケです。
相談会場でぼく自身は結構お年寄りからモテました。アメちゃんをコッソリもらったのはいい思い出です。
アメちゃんの話は置いておいて、税理士会からの派遣で従事している相談会場で、相談者・一般納税者の方に怒るっていうのも変なハナシで。
だって分かんないから相談に来てるのに。
無料だからとか有料だから、というのは論点がズレていて、そもそも無料でも有料でも税理士しか税務相談を受けたらイカンのです。
そう思うと相談者の方に怒っちゃいかんでしょと。本当に困ったなぁというときは税務署の人がいるので対応をお願いすればいいだけの話で。
こういうことの積み重ねが税理士への相談のハードルが高い原因の一つだとぼく自身は思っています。
税理士事務所を外から眺めていても誰が税理士かなんてわかりませんし、HPがあって顔と名前が出ていても、その人が対応するかどうかは分からないわけです。
自分なりの対策
ではぼく自身はどうしていくかというと、そこはシンプルです。
事務所のHPで顔と名前と価格表をキチンと提示していきます。
また、実際にお会いした方で依頼したいなぁと考えていただける場合には、実際の業務案内と価格表を提示させていただくつもりです。
ぼく自身は「ひとり税理士」で独立して業務にあたるつもりですから、税理士が誰か分からない、税理士が対応するか分からない、という心配は無用です。
ぼくが相談業務や顧問業務を担当したりした場合には、こういう効果が見込めますよっていうのも打ち出せて行けたらなぁと。
やっぱりシンプルイズベストですね。
まとめ
創業塾での勉強は改めてのこともありましたが、ぼくにとって非常に良い機会でした。
税理士を外から見るとどんな風に見ているのか、どんなイメージがあるのか、という一端を垣間見たような気もします。
いい経験をしたので、今後に活かしていきます。