銀行員が転職するときに有利な士業資格の考察 その①

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こんにちは、士業資格を思う存分満喫はしていない、

サラリーマン所属税理士ブロガーのtakasago(@co_develop)です。

先日来、こんなニュースを目にする機会が多いです。

[sanko href=”http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/021900010/111600056/” title=”銀行が消える日がやってくる” site=”日経ビジネスオンライン”]

とか

[sanko href=”https://style.nikkei.com/article/DGXMZO23943930X21C17A1000000″ title=”銀行大リストラで激震!転職市場はどう変わるのか?” site=”NIKKEI STYLE”]

まぁ、ぼくの属する税理士業界も昨年来、

なくなる仕事のトップ10にランクインするほど揶揄されているわけですが。

 

辞めさせられる前に、辞めるという選択を自分で出来るように、

曲がりなりにも税理士のぼくが、

銀行員が転職するならどの士業がいいか?真剣に考えてみます。

 

目次

なぜこうなった?銀行大リストラ時代突入

銀行の大リストラは

銀行が破綻するとか、証券会社が破綻するとかした時代であれば

まだ分からないでもないですが、今のこの状況とは少し事情が違います。

 

バブル崩壊以後、一般企業、上場企業においても

経営改善の名のもとにリストラが行われました。

 

それでも銀行、特にメガバンクと呼ばれる銀行については

国としても潰せない、という事情もあり何とかここまでやってこれました。

 

しかし、人口減少時代を迎え、またITの発展に伴い

フィンテック

AI

無店舗型銀行

ネットバンク

などが台頭し始めました。

 

要は端的に言うと。

人員が多すぎる。もっと効率化すれば人員がダブつくし

なによりAIは文句を言わないからどんどんIT化を進めていこう。

 

その思考に至ったがゆえに

昨年あたりからメガバンク三行(みずほ、三菱東京、三井住友)の合計で

およそ3.2万人もの人員削減が発表されました。

 

AIが人間の仕事を奪うという例としても報道されたりしていますが

メガバンクの銀行員も安泰の時代は終わったということでしょう。

 

胡坐をかいて座しているだけでは

いつクビを切られるか分からない、という状況が上場企業でも起こり始めています。

 

であれば、辞めさせられる前に、スキルを身に着けて転職を自発的にできるように

準備しておくことがとても大事です。

特にここでいうスキルとは

銀行の外でも仕事ができるスキル

のことを指します。

 

内々の組織でしか通用しないスキルでは

自分が思うような理想的な転職は難しいのが現状です。

 

だって、今いる組織から外に飛び出そうとしているんですから。

では、スキルと言われても何がいいか分からないという銀行員のあなたに

強くお勧めしたいのが士業の資格です。

 

転職するときには資格があると有利なのは間違いない

当たり前と思うなかれ。

ビジネス系の資格はそれほど山ほどあります。

でもそれが転職市場で有利に働くか、

銀行員が転職するときの強みになるか、を考える必要があります。

 

エクセル使えます、ワード使えます、パワポ使えます、

というのも、もちろん大事ですが。

 

せっかく銀行員だったんですから

銀行員としての業務経験を活かした転職の仕方が重要です。

 

ここでよく副業のハナシでもよく聞くのが掛け算です。

銀行員×〇〇

といった形のものです。

 

税理士の世界でも特化型が出てきてます。

例えば

税理士×医療分野

税理士×相続専門

税理士×クラウド会計専門

税理士×クラウド会計

税理士×仮想通貨

などなど。

 

銀行員としての強みを出そうと思うのならば

銀行員×士業が最もブランディングがしやすいと思います。

 

ここにさらにもうひとつ掛け算が加わると面白いと思います。

例えば、業界をプラスしてみると

銀行員×士業×飲食業

銀行員×士業×不動産

銀行員×士業×サービス業

などなど。

 

また転職する際には士業資格があると

かなり交渉を有利に進められたり

なにより精神的な安定がもたらされます。

 

その分、士業の資格を取ることは大変ですが

それに見合った効用は間違いなく得られます。

 

組織に残るにせよ、転職するにせよ、独立するにせよ

士業の資格が有利に働くことはあっても、不利に働くことはありません。

 

いまはまだ、組織でヌクヌクと過ごせる立場であっても

いつなにが起こるかは誰にもわかりません。

 

なので今のうちから、業務効率化を図って残業を減らし

士業の資格を取得することを強くオススメします。

 

考えられる士業の種類

ビジネス系の士業資格で戦略的に有利になりそうなものを考えてみると、

税理士

公認会計士

中小企業診断士

司法書士

行政書士

弁護士

不動産鑑定士

土地家屋調査士

をピックアップしてみました。

 

これらについては、それぞれを取得できると

銀行員×〇〇

の〇〇に入れることで強調することができます。

 

資格をとるというと

「攻め」のように感じるかもしれませんが

税理士資格を取ったぼくの感覚だと「守り」です。

 

士業の資格を取る

ある程度の安心感を得られる

心に余裕が生まれる

という精神的な面で「守り」を意識できます。

 

まとめ

今日は、士業の資格を取ることで

精神的な効用やメリットをお伝えしました。

明日以降は具体的に

どの士業の資格が銀行員の転職に最も有利なのか考えていきます。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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