農耕と狩猟のハイブリッド。組み合わせで考えてみる。

田んぼ

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おはようございます、京都のひとり税理士ジンノです。

先日来より研修やセミナーなどに比較的顔を出して参加して学び、というのをコツコツとやっていますが、よく耳にするのが「農耕型」と「狩猟型」のビジネスの区分け。

税理士業と自分はどうしていこうと考えているのか、をお伝えします。

 

目次

税理士業は農耕型ビジネス

まずは農耕型ビジネスと狩猟型ビジネスの違いを確認してみましょう。

軸でいうと2軸で考えると良さそうです。まずは時間軸から。

 

農耕型は農地を耕しタネをまき、水をやり、ときには肥料や農薬をまき、みのりを刈り取るという農業をイメージできます。植物の種類にもよるのでしょうが、今日タネをまいて、明日刈り取れるかというとそういう作物は少ないでしょう。

 

そうなると、農耕型というのは長期スパン、ということになります。

 

一方で狩猟型はフィールドに出て獲物を探し、捕獲するという狩りをイメージできます。捕ることができればすぐにみのりが手に入ります。

 

農耕型に対して、狩猟型というのは短期スパン、ということになります。

 

もう一つの軸は、自分自身の姿勢です。

農耕型というのは長期スパンですから、自分がやることをやったら後は自然にまかせ、タネそのものの生命力にかける、という形になるでしょう。

 

そうなると農耕型は、みのるまで待つ姿勢、というのが求められます。タネの状態から大きく育って収穫できるようになるまで待つ必要があるからです。

 

では狩猟型はというと短期スパンですから、とにかくフィールドで獲物を探し回る必要があります。ワナを設置するという方法もありますがそれは一旦置いておきます(笑)

 

狩猟型は、獲物を見つけるために自分が動く姿勢、が重要になるでしょう。その場でじっとしていても獲物が目の前に躍り込んでくる可能性は極めて低いからです。

 

では税理士業はどうか?というと、税理士業は農耕型ビジネスといわれています。

狩猟型でガンガン案件を取っている大手税理士法人もあるようですが、基本は待ちの姿勢で長期スパンです。

 

腰が重たいといわれがちですが、紹介を待つ、というのが特に税理士業をみていると感じるところです。

 

税理士会以外のセミナーや研修に参加していると、税理士さんなのにこういうところにこられるんですね!みたいな話を耳にすることがあります。

税理士に限らず士業というのは基本的に待ちの姿勢のかたが多いというイメージなのでしょう。

 

農耕型と狩猟型でどちらがいいという二者択一ではなく、ぼく自身は両方やっていきたいなと考えています。

 

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農耕と狩猟のハイブリッドがいい

ぼく自身はこのブログと事務所のHPで記事というコンテンツを作って毎日アップしています。

これは自分があったことがない方、インターネットからの流入を狙ってという意図があります。

 

検索してもらってぼくのブログや事務所HPにたどり着いてもらい、お困りごとがあれば問い合わせしてもらえるような流れにつなげたいと考えています。

 

GoogleでもYahooでも検索して目に留まろうと思うと、短期スパンではなく長期スパンで考えていく必要があります。

記事=コンテンツをコツコツと作り、読み手に有益な情報を提供してこそのWebサイト、というのがいまのブログマーケティングやデジタルマーケティングの大きな流れです。

 

ぼく自身はブログを運営するコトを農耕型ビジネスという言葉で意識したことはありませんでしたが、コツコツやるもんだ、というのは始めた当初から考えていました。

 

自分自身が知りたいことを検索しても非常にたくさんのWebサイトがピックアップされているのをみて、ココに食い組むには時間と労力が必要だぞ。。。というのはブログやWebサイトを運営していると感じたことがあるのではないでしょうか。

 

ブログや事務所HPでお問い合わせをいただく流れというのは時間がかかる=農耕型といえます。

 

一方でぼくがひとと会うという営業強化をミッションとしてかかげているのは、ひとと会ってお話を伺わないとどんなことに悩みがあるのか、お困りごとがあるのかわかならいからです。

 

自分が提供できることとニーズにミスマッチがあるとそもそも仕事にはつながらないですし、お困りごとの種類は一緒でもその方それぞれの状況というのが異なります。

 

ぼく自身は外に出向いて行って、自分のブログと事務所HPをさりげなくアピールするというのと同時に、見込み客というか税金でお困りの方の悩みを伺ってその場で解決できることはお答えしたりしています。

あまりに高度な税務に関するご質問や悩みは今のところいただいていません。

 

ひとに会いに行くというのは自分の認知度をあげつつ、税金や経理に関するお困りごとをサポートできますよ、というのを会話を通じてお伝えする、狩猟型ビジネスに近いかもしれません。

 

そこからお会いした方からお問い合わせをいただければ、なおのこと良いかなと。

 

ブログ・事務所HP=農耕型、経営者やフリーランスの方がいるところに行ってみる=狩猟型、両方をいいバランスでハイブリット=組み合わせて、みのりを目指します。

まとめ

先日、実際にお会いして確定申告にお困りごとがある方とお話ししたのですが、その方からお問い合わせをいただくという嬉しい体験がありました。

まだお仕事につながるかはわかりませんが、「期待を知り、丁寧に満たし、大胆に超える」ためにコツコツと積み重ねていきます。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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