おはようございます、京都のひとり税理士ジンノです。
この1週間ほど、税理士試験の申込関係の記事が読まれているなと思っていたら、申し込みが昨日から始まっていたんですね。
ぼくにとって今年は独立初年度でもありe-tax元年とでも言いましょうか、お世話になる機会が増えています。
そういえば、税理士試験ってe-taxで確か申し込みできたよな?そんな疑問からどんな手順で税理士試験のe-tax申し込みをするのかまとめてみました。
結論から申し上げるとe-taxに慣れたい、という人以外は普通に申し込んだほうが手間は少ないというのがぼくの結論です。
ツッコミどころ満載だったので息抜きで読んでもらえれば幸いです(笑)
e-taxにも種類がある
税理士事務所にお勤めの方であればなんとなくわかっているであろうe-tax。
今年から自分で申告書を作ってチェックして送信して、というのを自分だけでやり始めたので、e-taxについては一応資料などを読み込んで準備はしていました。
そこで初めてe-taxにも種類があることを知ったのはココだけの話です(笑)こちらは「e-tax」のトップページです。
ご覧になったことがある方もいらっしゃるかなと思いますが、確定申告所等作成コーナーはe-taxの一部分なので、この画面は見たことないぞって方も意外と多いかもしれませんね。
で、このページの下のほうにe-taxでできる手続き、というのが一覧になっているページがあります。
↓拡大すると
矢印のところですが3つ種類があるのがお分かりになるかなと。
e-taxというのがソフトウェアをダウンロードして申告書などを作成するバージョンです。
e-tax(Web版)というのがいわゆるブラウザで書類を作成するバージョン、e-tax(SP版)というのがスマートフォン(SmartPhone)バージョンということです。
[memo title=”MEMO”]※スマートフォンをSP版と略しているのはe-taxでしか見たことないですね。
ぼくも全く気が付かず、随分とスペシャルなバージョンがあるんだなぐらいの認識でした(笑)
で今拡大してよく見ると一応アイコンがスマホになっているという気遣い。[/memo]
じゃあ税理士試験の申し込みはどれでやるのかというと通常のe-taxです。Web版とSP版はそれぞれできることがかなり制限されています。
ちゃんと利用可能な手続きに列挙されています。
その他から進んで
よって、e-taxで税理士試験の申し込みをしようとするならばまずはe-taxのソフトウェアをダウンロードしてイロイロと設定しなければなりません。
税理士になった後でe-taxを使いたいな、慣れておきたいなということであればもちろんチャレンジしてもイイかもしれません。
でも思っているよりソフトウェアの設定自体に結構時間がかかりますし、慣れるという意味では税理士になった後でも充分かなと個人的には思います。
それはさておき、じゃあ実際の手順はどんな感じになるのか整理してみましょう。
[list class=”li-check”]
- セミナーのお知らせ
- セミナー一覧はこちら
- 近日開催予定セミナー
- 5/25 相続実務セミナー@大阪 (定員5 残席4です!)
- 6/8 酒税セミナー@名古屋 (定員7 残席2です!)
- 7/4 相続実務&ブログセミナー@東京 (定員5 満席となりました!)
- 7/5 相続実務&ブログセミナー@東京 (定員7 残席3です!)
- セミナーに参加していただいたお客様の声
[/list]
申し込み手順の確認
税理士試験の受験案内には非常に簡素にしか説明が書いてありません。
かいつまんでみると
[list class=”li-niku”]
- e-taxのソフトウェアをダウンロードして設定
- マイナンバーカードとICカードリーダを用意(電子署名のため)
- 必要事項を入力
[/list]
まではよく分かります。
ちなみにどんな入力画面か気になる方もいらっしゃるかなと。ぼくも全然紙の願書と違うかったら面白いな、と思い一応チョットだけ期待してみてみました。
こんな感じ↓
コチラは申込書。
イヤ、紙のヤツと全く一緒なんかーい!(笑)
期待して損したわ。
ちなみに灰色の部分が入力項目ですが、名前とか住所とかはe-taxのデータ作成時に設定しておけばその通りにデフォルトで入力されます。
地味に令和にすでに対応しているというのがまた何とも言えませんが。
気を取り直して、この願書と申込書に必要事項を記入してマイナンバーカードで電子署名し、電子申告までしたとします。
ちょっと待てよ、確か顔写真と受験費用を収入印紙で貼っていたような気がするけど、どうするんやろ、受験案内を読み込みますと、ココで衝撃の事実が判明しました!
ビックリしたので皆さんもどうか心を落ち着けてください。
ややこしい書き方してますが、要は電子申告をしたら願書、申込書、送付書を印刷して!受験票及び受験資格を証する書面等とともに国税局に郵送してくださいと書いてます。
ここで?マークが一気に増えました。
電子申告で既に送信しているものを印刷してそれに印紙と写真を貼り、結局は郵送するということです。
もはや電子申告じゃなくてよくね?(笑)
だって法人税申告書で例えると申告した申告書や決算書、その他の添付書類を紙で印刷して送ってくれと言っているのとおんなじです。
顔写真があるとは言え、アップロードもできるし、受験料だって電子納付とかできるようにすればイイじゃない。
100万歩譲って紙に印刷したとしましょう。
願書や申込書を取りに行かなくてすんだわ、郵送してもらわなくてすんだわ、そう思ったあなた、甘い!(笑)
ここでもさらに衝撃の事実が!
なんと受験票は事前に取り寄せる必要がある!という文言が確かに書いてあります!
さあ面白くなってまいりました。
e-taxで受験申し込みをする場合の手順を整理しますと
[list class=”li-niku li-mainbdr main-c-before”]
- e-taxで願書と申込書を作成し、電子申告
- その書類等を印刷する
- 写真と印紙を貼付する
- 受験票を取り寄せる
- 願書と申込書、添付書類一式を申し込み国税局に送る
[/list]
もし紙で提出する場合
[list class=”li-niku”]
- 願書一式を取り寄せる(もちろん受験票も入っている)
- 必要事項を記入し、印紙と写真を貼る
- 送る
[/list]
e-taxが邪魔してない?(笑)
なんかもう願書と申込書を手書きするのがイヤな場合のみしかメリットがないような気がしてきました。
だって結局は受験票を取り寄せないといけないんですから。
中途半端に導入しているもんだからこんなことになっているんだと思いますが、添付書類さえ何とかなれば行けそうな気はします。
でも写真と印紙・受験票だけを郵送にすると、アチラさんで貼付する作業等が膨大に発生するので、貼って送ってきてということなんでしょう。
願書とかもらいに行かなくて済むならと思いましたが、受験票が邪魔してくるので結局書類は取り寄せる必要があります。
何じゃそらという感じでした。
[list class=”li-check”]
- セミナーのお知らせ
- セミナー一覧はこちら
- 近日開催予定セミナー
- 5/25 相続実務セミナー@大阪 (定員5 残席4です!)
- 6/8 酒税セミナー@名古屋 (定員7 残席2です!)
- 7/4 相続実務&ブログセミナー@東京 (定員5 満席となりました!)
- 7/5 相続実務&ブログセミナー@東京 (定員7 残席3です!)
- セミナーに参加していただいたお客様の声
[/list]
まとめ
一昔前まで、ぼくが受験しているときは直接持ち込みで申し込みできたんですがそれももうないようです。
e-taxで出来るよ!っていうから期待してみてみたんですが、なんかズレてるような(笑)
手間だけ増える可能性が大なので、物好きでなければ普通に紙で申し込みして、無駄な労力を使わず、時間を受験勉強に充てたほうがイイんじゃないかと個人的には強く思います(笑)