社会人受験生時代の繁忙期の過ごし方

繁忙期の 受験生の過ごし方

税理士試験の受験生とお話をする機会があったり、Twitterで仕事をしながら勉強をしている方のツイートを見ているとなかなか大変そうだなと思います。

自分自身もそうでしたがどう乗り越えたかを整理してお伝えします。

 

目次

勉強時間の確保が課題

税理士試験の勉強期間はオーソドックスでいうと9月から始まって翌年8月の本試験までおよそ11か月です。

 

選択する科目の勉強量にもよりますがいわゆる初学者であれば9月からスタートして、春ごろからは応用的な内容、より本試験に近い内容を学んでいくスケジュールとなります。

 

一方で税理士業界で仕事をしている場合には12月の年末調整から年が明けての法定調書、償却資産税関係の業務。2月からは確定申告で3月には3月決算法人の決算対策があり、4月の終わりぐらいから5月末までは3月決算5月申告の法人の業務があります。

 

いわゆる業界的な繁忙期です。

もしいま税理士業界に身を置いていなくて科目を揃える途中の方の場合は、法人税法か所得税法に合格してからでも転職は遅くないと思います。

 

私自身がそうでしたが法人税法を合格してからの転職でしたので3科目目という数字以上に山を越えたと感じました。

 

簡単に言うと法人税法、所得税法の選択必須科目については税法科目の中でも勉強量が多くなおかつ難易度が高いので、そこで時間がかかる人が多いということ。

 

一般的な税理士事務所や税理士法人に転職、就職をすると上記の繁忙期の間は自分が想像しているよりも勉強時間が少なくなるからです。それも結構大幅に。

 

勉強時間が減ることが分かっていて法人税法、所得税法にトライしクリアするのはかなりハードルが高いです。

 

分かったうえで転職、就職するのであればよいですが、周りに受験生がないかたには想像がつきにくいかもしれません。

 

法人税法、所得税法がラストで残ってしまって最終的にあきらめる税理士試験の受験生というのは割といます。大学院に行く選択肢もありますが、それにしても勉強がなくなるわけではないです。

 

そう考えると昼間に仕事をして勉強時間を確保することのハードルは、一般の事業会社(残業が少なく、繁忙期が短いもしくはない)のほうが税理士事務所よりも低いことが多いと考えられます。

 

ついでに言うと上場企業の経理部などと比べると税理士事務所に無資格未経験で転職すると下手すると100万単位で年収が下がります。

 

勉強をするにしても環境が大事で、その環境というのはやはり勉強をする時間をいかに確保しやすいかに左右されます。

 

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自分のあったスタイルを見つけること

税理士事務所での繁忙期を経験しながら受験をした私自身のことをお伝えしますと以下のようなスケジュールでした。

 

平日の仕事は8:15~21:00ごろまで仕事。帰宅は22時頃が目安。

 

12月から3月は月の半分は土曜日出勤で、土曜日出勤の時は18時半ごろに帰宅という感じでした。

 

もともと仕事が終わってから勉強をするのが体力的なこと、また脳みそを使った仕事の後に脳みそを使って勉強をするのがあまり得意ではないと感じていたので朝に勉強をするようにしていました。

 

朝は5時起床で100分勉強をするようにしていて昼休みと帰宅後に少し勉強をするということでも平日に150分ぐらい勉強できます。

 

繁忙期に入ったときにはこの朝の時間だけは確保するようにしていて、帰宅が遅くなるようになっても睡眠時間はある程度確保して朝勉強するようにしていました。

 

思い切って夜の勉強を減らすということをしていたわけですが、それができたのは朝の勉強が続けられていたからです。

 

ご自身の勉強のスタイルをいかに見つけ続けられるか。

朝勉強するのが苦手なら夜やっても別にいいわけです。肝心なのは繁忙期であっても続けられそうかどうか。

 

もしそれさえもできないのであれば受験勉強がしやすい職場を探すことも視野に入れたほうが良いケースもあります。

 

実務経験2年を満たしていて勤め先との関係が良好であったり、こういったことを相談できるのであればやってみるのもひとつです。

 

職場が自分が勉強をして税理士資格を目指していることについてどう思っているか見えてくることもあるでしょう。

 

応援してもらえないぐらいならまだしも邪魔されるとういことならそれは自分が働く場所ではなかったということかもしれません。

 

繁忙期のない世界にいってみるのも一つ選択肢になるのではないでしょうか。

 

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メンタルのメンテナンス

繁忙期はとにかく勉強が進まないことについて焦ります。

 

予定していたよりも授業のスケジュールが遅くなってしまって受講がどんどんたまっていくということもあるでしょう。

 

そんな時はいったん自分のメンタル状態を整えるためにも、勉強から離れる、ということではなくどこでリカバリーできそうかを考えてみましょう。

 

確定申告が終わったら比較的時間が取れそうとか、有給休暇が取れそうであれば金曜日の午後から半休を取ってみるとか。

 

私自身は実際遅れがちになったときには金曜日の午後から有休をとれそうなときは取ってそのまま自習室にいき勉強をしていました。

 

6~7時間まとめて勉強をする時間を平日に取れれば結構リカバリーできるものです。

 

本来はこういったことが必要ではない状態、平均的に毎日勉強時間を確保できるのがよいのですがそうではない場合もあるでしょう。

 

焦ってしまう気持ちも分かります。でもここはひとつ現実をみてプランを練り直すのがよいです。

 

また一番大変なのは全く勉強しなくなることです。

 

こうなるとリカバリーどころではなくどんどんとせっかく入れた知識が抜けていきます。

 

私自身はどうしても朝起きれない時などには仕方ないと思っていましたし、どこかで取り返せる、今日は理論を少しでもやると気を取り直していました。

 

どこかで無理をする必要も出てくるかもしれませんが、ほどほどにしておかないと心身に不調をきたしてしまいます。

 

そのさじ加減というのはとても難しいですが睡眠時間をしっかりとる、食事の偏りをなくすということだけでも違ってきます。

 

逆に言うとここを触り始めると無理しすぎている可能性もあるわけです。

 

体は何ともないけど心の状態として受験に対して糸が切れてしまわないようにメンテナンスを少しだけでも意識してもらえると、勉強を続けやすくなるのではないかなと。

 



まとめ

受験勉強の進め方や繁忙期の過ごし方は人それぞれですが、繁忙期がないところに行く、ということも選択肢としつつ、現実的な問題としていかにリカバリーするか。

思いつめすぎずになおかつ無理しすぎないような計画を練り直しましょう。

この時期にいかに勉強時間をとれるかが合否に大きな影響を及ぼします。

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この記事を書いた人

ひとり税理士として独立開業した京都在住の税理士です。ひとり税理士としてチャレンジしていること、考えていることなどを発信していきます。

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