京都のひとり税理士ジンノです。
たまには地元の話をしよう、ということで今日はぼくが住む町、京都のことをご紹介しましょう。
今日は何の日ふっふー
これをご存知の方はある程度の年齢である方だと思います。
このフレーズをリズムを取って口ずさむのが実はぼく好きでして、このフレーズはかつて日本テレビ系列で放送されていた「午後は〇〇おもいっきりテレビ」という番組にいちコーナーでした。
「今日は何の日ふっふー」って女性コーラスとともにコーナーが始まるんですね。
今日が何の日か、というテーマの沿って司会者のみのさんが掘り下げていくんです。
そろそろみなさんも今日は何の日か気になってきましたね?
ハイ、今日21日は京都の方にはなじみがあるであろう「弘法市」の日なんです。
弘法市とは何ぞや
説明しよう!弘法市とは
元々”縁日”とは神仏がこの世と”縁”を持つ日とされており、この日に参詣すると大きな功得があるということです。
東寺では祖師空海入寂の3月21日を期して毎月21日に御影堂で行われる御影供のことを指しています。
当初は年に1回行われていたものが、1239年以降は毎月行われるようになったそうです。
(東寺弘法市のHPより)
入寂とはお坊さんが亡くなることを意味していますので、21日が空海の月命日であることを指します。
この月命日にご供養をしに東寺に人々が集まり、物をもって参詣する習慣ができたそうです。
そこから発展して今では多数の屋台が立ち並ぶ縁日となっています。
弘法市の特徴としては、屋台ではあるんですが、業者さんが露店を出しているそんなイメージです。
現代で言うところのフリーマーケットは一般の方や手作りの品がならんでいるのですが、そうではなく業者さんが臨時でお店を出している、そんな感じです。
お寺の境内というのがいかにも京都っぽいですよね。
他にも似たような催しがありまして、大きなところですと毎月25日に北野天満宮にて行われる天神市があります。
こちらは食品も出展されているのですが、なんというか骨董市的な雰囲気です。
さらには、もっと手作り感があるのが知恩寺(京都大学の近く)の百万遍で行われる手作り市も有名です。
コチラはよりアットホームで、一般の方が手作りしたものが並びます。
陶器やお人形、カバン、洋服、などなど手仕事がお好きな方がコツコツと作られた素朴な作品がたくさんあります。
女性にはこちらがとても人気ですね。
税金のお話を少し
事業者の方が上記のような露店を出店している場合には、普段から営む事業の一環に含まれるでしょう。
一方で、普段会社にお勤めの方がお仕事の合間やお休みのときに、手作りで洋服を作り手作り市で売ったとすると、申告の必要があるか。
所得税については、お給料がある場合にはこの手作り市での品物の売却は雑所得に該当すると思われるので、利益ベースで20万円を超えていなければ申告の必要はないです。
コチラを判定するためには、売上とともに品物を作るためにかかった材料費などの把握が必要です。Excelなどで管理しておくと後々ラクに感じるでしょう。
給与以外に所得がある場合などは話が違ってきますので申告の必要があるかは慎重に確認をしておきましょう。
雑所得の利益が20万円を超えていないので安心するのはまだ早くて、所得税の場合には20万円という線引きがありますが、住民税にはこの線引きはありません。
つまりは所得税の確定申告では申告不要でも住民税では申告が必要なので、雑所得がある場合にはいずれにしても申告が必要ということになります。
手作り市で自信をつけて事業に展開する、というお話もチラホラと耳にしますが、手作り市でしっかりとファンを作り事業になったときにしっかりとおカネの管理もできると安心ですね。
まとめ
手作り市はぼくは行ったことがないんですが、家族が手作り市が好きなのでたまに同行するんですが、クリエイティブなお仕事のすごさがよく分かるというか。
おカネ(税金)とハゲの話しか普段しませんから、クリエイティブなお仕事への憧れがあるのかなと。
眺めているだけで楽しいですよね。